京西陣菓匠宗禅(本店:京都市上京区 店主:山本 宗禅)が運営するカフェ部門、京町家茶房 宗禅(そうぜん)が4月13日(土)にリニューアルオープンします。
京西陣菓匠宗禅有限会社のプレスリリース
上技物あられ処ならではのハートのあられや珈琲あられ、海老せんべい、イチゴミルクのわらび餅など 8層17種類の味が楽しめる西陣本店限定パフェ「ひとえふたえ」
■地元からの声援が再開のきっかけに
長きにわたり愛されてきた当カフェは、新型コロナウイルスの影響で約1年半の休業を余儀なくされましたが、『もう一度パフェが食べたい』、『復活して街を活気づけて欲しい』などの地元西陣から寄せられた熱い声援と期待に応える形で再開を決断しました。
築130年の京町家カフェ 京町家茶房 宗禅(そうぜん)
■炙って楽しむ体験型の「炙りみたらしわらび餅」
この困難を乗り越え、リニューアルを迎えるにあたり、店主 山本宗禅(50歳)は「皆様に愛されるカフェを目指します。」と力強く語ります。特に、コロナ禍で支えとなった看板商品「串わらび」を用いて、目の前で炙りながら楽しむ「炙りみたらしわらび餅」を新たに開発。やわらかいわらび餅を焼くという今までの概念を覆すこの新メニューは、弾力ととろける食感の絶妙なバランスが特徴です。
体験メニュー「炙りみたらしわらび餅」
■伝統と革新が織りなす限定スイーツ
また、休業中にも技術の向上を続けた山本は、従来のメニューも全面的に見直しました。中でも、西陣パフェ「ひとえふたえ」や春待ち焼きアイス「五山に降る雪」など、人気メニューを原点回帰の思いで再構築。これらの逸品は、昔ながらの餅やあられを用いた伝統的な味わいと、生クリームやアイスとのマリアージュを楽しめます。
春待ち焼きアイス「五山に降る雪」
■伝統工芸の素晴らしさも感じていただきたい
さらに、2024年1月1日に発生した能登半島地震により、輪島塗をはじめ日本の伝統工芸が大きなダメージを受けています。
「自分自身も長引くコロナにより倒産を覚悟したからこそ、何か自分に出来ることはないか」と店主山本は考え、新メニューで用いる器を九谷焼に変更。「少しでも伝統工芸の素晴らしさが、若い方の目に止まれば嬉しい」と語ります。
九谷焼の器
■心と歴史の糸を紡ぐカフェ
京都の古き良き時代の息吹を今に伝える京町家茶房 宗禅が、新型コロナウイルスの厳しい試練を乗り越え、地元愛に満ちた心温まる再開を遂げます。
築130年の歴史を持つこの京町家カフェでは、「体験できるカフェ」をコンセプトに、代表銘菓である「紅白亀甲餅」焼き体験付きの善哉やしょう油餅セット、看板商品である「串わらび」を使った「炙りみたらしわらび餅」が新メニューとして登場。
さらにヴィーガン対応のスイーツの取り揃えもあり、地元の方だけでなく、海外からの観光客も楽しめます。
伝統と革新が織りなす限定スイーツと、京町家ならではのぬくもりを感じさせる空間で、訪れるすべての人々に、この場所でしか体験できない特別な時間を提供していきます。
店名:京町家茶房 宗禅
住所:〒602-8493 京都府京都市上京区寺之内通浄福寺東角中猪熊町310-2
電話:0120-040-009/075-417-6670
E-mail : office@souzen.co.jp
URL:https://souzen.co.jp/c/cafe
《茶房メニュー一覧はこちら》
URL:https://souzen.co.jp/c/cafe/menu
【京町家茶房 宗禅、店主 山本宗禅について】
店主 山本 宗禅
昭和48年8月18日生。かきもち・せんべい「長寿堂恵佳」の4代目として23歳でこの道を継ぐも2億4千万円という多額の借金を背負うことに。
そんな中24歳でたこ焼きをせんべいにした「たこべえ」がヒット。大阪の代表的なお土産品となる。経営に紆余曲折がありながらも「本物の技・味を追求し、より良き文化を後世に継承したい」と考え、京都に京西陣菓匠 宗禅を26歳で創業。
日本で唯一の上技物師として京のあられ・おせんべいを焼き続けるとともに、味はもちろんのこと見た目も美しい最高峰のあられ「上技物(じょうわざもの)あられ」を創る、現在日本で唯一の職人。そのあられは皇室やドバイ王室をはじめ、世界五つ星ホテルにて使用されている。
32歳でカフェの経営も始め、日本で初めてわらび餅の冷凍に成功、餅だけでなく饅頭の成形技術も日本一となり、京都御所の特別拝観において日本で初となるカフェの御用命を賜る。
また、大手メーカーのオリジナルスイーツや、PB商品などのプロデュースも手がけ幅広く携わっている。山本が発起人となった、新型コロナウイルスからの救済支援プロジェクト、「菓子製造メーカー救援プロジェクト」の参加企業は21ブランドを超え、販売セット数は1万1,000セットを超え、6,600万円分のフードロス削減に貢献したことで話題となった。
コロナ禍では売上昨年対比99%減と倒産危機まで落ち込み、そこから売上をコロナ前の3倍以上に増やし見事に復活させた。
コロナ禍でもがき苦しんだからこそ、その実体験が誰かの役に立てばとの想いにより、現在noteにて、『コロナ禍の軌跡 泣き虫社長の大奮闘記』と名づけ投稿をスタートさせている。