オリーブオイル健康ラボのプレスリリース
池谷敏郎医師
■血管事故は朝に起こりやすい!?冬は「モーニングサージ」で死亡者が増加
脳出血・脳梗塞・心筋梗塞といった血管事故は、冷え込みが厳しい冬にピークを迎えます。その理由の一つとして、気温の低さが挙げられます。寒さが刺激となって、血管がキュッと縮み、血管内が狭くなります。特に、寒い朝は、「モーニングサージ」と言われる血圧の急上昇が起こりやすく、脳心血管系の疾患リスクを高めることがわかっています。「モーニングサージ」をきっかけとして発症する血管事故は、朝起きてからの数時間に多く、「魔の時間帯」とも言われています。
今回、当ラボのメンバーである池谷敏郎医師(医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学客員講師)が、エクストラバージンオリーブオイルを使用した寒い季節にオススメの血管事故対策レシピを紹介いたします。
■寒い季節・寒い朝には、「エクストラバージンオリーブオイル」入りのホットドリンクを!池谷敏郎医師が解説!
(1) 実年齢より28歳若い血管年齢を保つ秘密は、「エクストラバージンオリーブオイル入りのホットマトジュース」
寒い季節の血管事故を防ぐには、身体を冷やさないことが大切。そこで自信をもってオススメするのが、「エクストラバージンオリーブオイル入りのホットマトジュース」です。オリーブオイルのオレイン酸はHDL(善玉)コレステロールを低下させずに、LDL(悪玉)コレステロールを下げる効果がありますし、30種類以上も発見されているポリフェノールは抗酸化に働いて、動脈硬化につながる体内の炎症を抑えます。また、トマトはリコピンの抗酸化作用とGABAのストレス緩和作用で血圧上昇の抑制に役立ちます。しかも、脂溶性のリコピンは、エクストラバージンオリーブオイルと一緒に摂ることで吸収率がUPして、成分を余すことなく摂ることができるのです。エクストラバージンオリーブオイルとトマトは血管をいたわる最強ペアと言えます。
(2) トイレでのいきみにもご用心!便通改善で、血圧の急上昇を回避
寒い朝の盲点となるのが、「トイレでのいきみ」です。冬の朝、冷えたトイレでズボンを下ろし、さらにいきんだりすれば、血圧は急上昇します。エクストラバージンオリーブオイルのオレイン酸は腸の蠕動運動を促し、便を柔らかくするので、便通改善につながりますし、トマトジュースには食物繊維が含まれています。
(3) ポリフェノールが特に豊富なのが「エクストラバージンオリーブオイル」
エクストラバージンオリーブオイルは、抗酸化物質であるポリフェノール類が除去されないので、通常のオリーブオイルよりも豊富に溶け込んでいます。オリーブオイルを使うなら、エクストラバージンオリーブオイルを選びましょう。
■寒い季節・寒い朝にオススメのエクストラバージンオリーブオイルを使用したレシピ
【エクストラバージンオリーブオイル入りのホットマトジュース】
★トマトに含まれるリコピンの抗酸化作用とGABAのストレス緩和作用で血圧上昇を抑制。
★脂溶性のリコピンは、エクストラバージンオリーブオイルと一緒に摂ることで吸収率がUP!
★エクストラバージンオリーブオイルに含まれるポリフェノールは、抗酸化に働いて、動脈硬化につながる体内の炎症を抑えます。
<作り方>
(1) トマトジュースにエクストラバージンオリーブオイルをひと回しかけて、温める。(500Wで1分30秒)
(2) (1)に粉チーズを混ぜる。
※お好みでパセリを添える。
<ワンポイント>豆を入れてスープにも!
朝はタンパク質が不足気味なので、蒸し豆などタンパク質を入れてスープにするのもオススメ。大豆タンパクには悪玉コレステロールを減らす働きもあります。
※エクストラバージンオリーブオイル入りのホットマトジュースに、「蒸し大豆」をお好みで加える。
【ホットマト甘酒】
★オリーブオイルのオレイン酸は腸の蠕動運動を促し、便を柔らかくして便通改善につながります。
★発酵食品である甘酒の麹が腸内環境を改善して、効果がより高まります
<作り方>
(1) 甘酒1に対して、トマトジュース2の割合にして、レンジで温める。(500Wで1分30秒)
(2) (1)にレモン汁とエクストラバージンオリーブオイルを適量混ぜる。
コラムはこちらから http://www.oliveoil-lab.jp/column/index6.html
<監修>
池谷敏郎 医師
医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学 客員講師
総合内科専門医、循環器専門医。1988年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、池谷医院理事長兼院長に就任。心臓、血管、血液のエキスパート。著書に、「血管がぐんぐん若返る!!豆乳オリーブオイル」など多数。