好きな梅干しは、甘くないしょっぱい梅干しが上位。梅しごとをする派の楽しみや、しない派の悩みの実態が明らかに。
株式会社うめひかりのプレスリリース
塩と紫蘇だけで梅干しの製造をおこなう株式会社うめひかり(本社:和歌山県みなべ町、代表:山本将志郎)は、当社SNS・LINEオープンチャットにて1117人を対象に、「梅しごと」に関する調査を実施しました。
▪️サマリー
<梅好きが選ぶ、好きな梅干しは、しっかりしょっぱい梅が上位>
<梅しごとをする派1028名に聞いた、梅事情>
・「梅しごと」で作るものは、「梅干し」がトップ、梅加工品も人気
・梅しごとで、楽しいポイントは、「できあがりを待つ時間」、それぞれの干し方に楽しみも
・使う梅の品種は、「南高梅」が8割超え圧倒的人気、入手は「スーパー・青果店」「オンライン」からが上位
<梅しごとをしない派89名に聞いた、できない理由とは>
▪️調査概要
・調査期間 :2024年3月〜4月
・サンプル数:1117人
・調査方法 :当社X、Instagram、YouTube、LINEオープンチャットにて回答を募集
<梅好きが選ぶ、好きな梅干しは、しっかりしょっぱい梅が上位>
まず、全員に好きな梅干しを聞いたところ、「紫蘇漬けの梅干し(67.7%)」「白干し梅(塩だけのしょっぱい梅干し)」(52.1%)「カリカリ梅」(23.1%)と続きました。
梅好きの方は、はちみつ梅など、甘くて食べやすい調味梅干しよりも、しっかりすっぱくてしょっぱい昔ながらの梅干しの方がお好きなようです。
「紫蘇漬けの梅干し」は特にご飯に合うため、梅ボーイズの梅干しの中でも一番人気です。「白干し梅」は梅の味がしっかり感じられる上に、シンプルな分アレンジがきき料理に使いやすいことなどから、根強い人気があるのも納得です。
<梅しごとをする派1028名に聞いた、梅事情>
▪️「梅しごと」で作るものは、「梅干し」がトップ、梅加工品も人気
梅しごとで何を作るかを聞いたところ、「梅干し」(89.2%)がトップで、以降は「梅シロップ」(68.4%)、「梅酒」(50.7%)、「梅ジャム」(26.1%)と人気の梅加工品が続きました。さらに、「梅味噌」(17.8%)とお味噌と一緒につける人も一定数いることが明らかになりました。梅酒や梅シロップと比べて梅干しは天日干しのために場所を取る上に手間も多いため89.2%もの方が漬けるという結果は意外で、梅好きのみなさんの、梅しごとへの熱の高さが伺えます。
▪️梅しごとを始めたきっかけは、「梅が好き」がトップ、初めて行った年齢は30代以上が多い
梅しごとを始めたきっかけは、「梅干し、梅が好きだから」が59.7%と半数以上を占め、「家族や友人・知人がやっていたから」が34.9%、「生の梅が手に入ったから」が24.1%と続きます。「自分好みに漬けられる」というのは、梅好きにとって梅しごとにおける最大のメリットかもしれません。
また、梅しごとを初めて行った年齢を聞いたところ、「30〜39歳」(26.2%)、「40〜49歳」(24.5%)と、30代以上が多いことが分かりました。次いで、「19〜29歳」(20.6%)、「50〜59歳」(19.6%)と続きます。
ご家庭を持ったり、日々の生活に余裕ができてから始める方が多いのではないでしょうか。
▪️梅しごとで、楽しいポイントは、「できあがりを待つ時間」、それぞれの干し方に楽しみも
梅しごとで楽しいポイントを聞いたところ、「できあがりを待つ時間」が80.5%と上位になりました。その次に、梅干しの「天日干し」(50.6%)、「塩漬け」(47.2%)と続きます。このアンケートでは梅干しを漬ける方が一番多いので、やはりみなさん梅干しを漬ける過程がお好きなようです。
これらの作業はどれも、仕込んだあとは日毎に観察して変化を楽しむことができるという魅力があります。
「梅のヘタ取り」は30.6%と、意外と多い結果となりました。人によっては面倒がられてしまう地道な作業ですが、「無心になれるのがいい」「黙々とできるのがいい」という方も多いようです。
「梅の追熟」(16.6%)については、視覚的な変化に加えて、追熟が進むと甘い香りがしてくるという嗅覚的な変化も楽しむことができます。
▪️使う梅の品種は、「南高梅」が8割超え圧倒的人気、入手は「スーパー・青果店」「オンライン」からが上位
梅しごとで使う品種を聞いたところ、「南高梅」が80.9%と人気で、以降は、「白加賀梅」(12%)、「十郎梅」(4.4%)と続きます。「スーパーで買うと品種が書いておらずよく分からない」という声もありました。
南高梅は数ある品種の中でも最高級とされ、果実は大きいのに種は小さく、果肉が柔らかいのが特徴です。「梅といえば南高梅」という方も多いのではないでしょうか。
また、生梅の入手方法は、「スーパーや青果店などの店頭で買う」が59.4%、僅差で「オンラインで買う」が51.6%となりました。梅の産地ではない地域にお住まいの方でも確実に生梅を購入するために、オンラインで購入することが増えてきているのかもしれません。「知人等から譲り受ける」が16.5%、「自宅の梅の木から収穫する」が11.4%と、身近なところで梅が入手しやすい環境にある方も意外と多いことが分かりました。
<梅しごとをしない派89名に聞いた、できない理由とは>
梅しごとをしない人にその理由を聞いたところ、「時間がない」(39.1%)」、「梅を入手するタイミングを逃してしまう」(32.2%)、「保管場所がない」(28.7%)が続き、この他にも
「レシピや必要な材料・容器がよくわからない」「失敗しないか不安」「困ったときに相談できる人がいなくて不安」という、「梅しごと」に対する不安もできない要因になっていることが明らかになりました。
<梅ボーイズが教える「できない派」へのアドバイス>
梅しごとは一年に一度しかタイミングがない上に、カビのリスクもあることから、取っ付きづらいイメージを持っている方も多いのかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば場所を取らず簡単にできるものもあるので、「やってみたいけど不安」という方は、まずは基礎を固めてから挑戦。その後に、自分なりのアレンジを楽しむのがおすすめです。
「保管場所がない」という方には、まずは少量から始めてみることをおすすめします。小さなガラス容器に梅の実を数粒とお砂糖と焼酎を入れて、机の上に置いて毎日眺めるのも楽しいです。また、しっかり塩分濃度を保った梅干し(目安として15%以上)であれば常温で長期保存ができるので、冷蔵庫の場所を取ることもありません。アルコール分を高く保てば、梅酒も同様です。
「梅干しを漬けても干す場所がない」という意見もありました。都会の住環境では、天日干しできる場所がなかなか確保できないことも多いかもしれません。そんな方は、窓際など風通しのいい場所に干物を作る際のネットなどを吊るして、そこで梅干しを干すのがおすすめです。日が当たりづらくなかなか乾かない場合は、少し日数を長めに干せば大丈夫です。
<梅ボーイズのYouTubeチャンネルでは、梅しごとに役立つコンテンツを配信>
梅ボーイズのYouTubeチャンネルでは、「梅しごとに役立つ」動画を配信しています。子供の頃から梅と親しんできた梅農家として自信をもっておすすめするレシピや、材料・道具の選び方、よくある質問にお答えするコーナーなど、梅しごとへの不安を解消いただける内容になっています。
https://youtube.com/playlist?list=PLIEl8LbGyDw1LzJ1lawIoFMvjUrV8tugv&si=3BsxGxVrMzuupmkf
例えば、梅酒であれば、梅の品種・熟し度合い・使うお酒の種類・お砂糖の種類・梅とお酒とお砂糖の比率など、色々と試してみるとお気に入りの味が見つかるかもしれません。梅ボーイズのおすすめは、ウォッカで漬けた梅酒です。
「梅しごとってよく分からない」という方も、「ベテランだけどアレンジしてみたい」という方も、観れば梅しごとへの理解が深まります。
<「梅しごと」には、自然落下した”超完熟梅”がおすすめ!>
「梅しごと」には、”超完熟梅”がおすすめです。“超完熟梅”は、自然落下するまで木から栄養をもらって熟した生梅です。皮は柔らかく香りは甘くフルーティーで、生で食べることもできます。完熟した梅の香りは凄まじく、箱を開けた瞬間、部屋いっぱいに梅の甘い香りが広がります。味は酸味の中に梅本来の甘みを感じることができます。
実は、お店で販売する一般的な生梅は収穫からお客様の手元に届くまでの数日間、日持ちさせる必要があるため、まだ熟していない時期に木からもいで収穫した「青梅」や、青梅の状態で収穫したあとに追熟させた梅が販売されています。青梅も常温で追熟させると黄色く柔らかくなりますが、自然落下するまで熟した「超完熟梅」とは大きく異なります。
熟して熟して、実の重さに耐えきれずポロっと樹から落ちたときが、梅が最も薫り高い「完熟度100%」の状態ですが、とても柔らかく繊細な「超完熟梅」は収穫から2日程度しか日持ちせず、痛みやすいためお店に流通することは珍しく、通常は出回りません。熟しきって木から自然にポトっと落ちた、この最高の状態の梅で梅しごとを楽しんでいただきたいため、梅ボーイズでは朝早くから収穫した超完熟南高梅をその日のうちに発送します。
市販の梅はヘタが付いていたりアク抜きが必要だったりしますが、超完熟南高梅はヘタがなくアク抜きも必要ないので、届いてすぐ漬けられます。木からもいだばかりの青梅は梅酒や梅シロップにすればスッキリした味わいになりますが、逆に熟しきって木から自然にポトっと落ちた超完熟梅は甘く芳醇な薫りが楽しめます。皮が柔らかいので、特に梅干しにおすすめです。
毎年梅しごとをするようなベテランの方も、意外と超完熟の梅は手にしたことがないのではないでしょうか。超完熟の梅が手に入る機会があれば、ぜひ試してみてください。
梅ボーイズ公式サイトからもご注文いただけます(https://umenokuni.com/pages/kanjukuume)
※調査結果について、複数回答の質問は上位のみ掲載しております
・梅ボーイズについて
「日本の伝統食・梅を後世に残したい」という想いを持ったメンバーが集まった梅ボーイズ。
梅の味を生かすため、「梅・塩・紫蘇」だけで漬けた無添加の梅干しにこだわり、全国の小売店・オンラインショップで販売しています。
昔からの伝統を大切にしながら、幅広い世代に魅力を伝えるためSNSでの梅レシピの発信やYouTubeでの動画配信を行っています。
さらに、梅しごとの楽しさ、可愛さ、新しい発見、不安などをみんなでシェアできるLINEオープンチャットを開設しています。困ったときに梅しごとのベテランの方に相談することも可能です。
●X :https://twitter.com/_UMEBOYS_1904
●梅ボーイズ公式Instagram:https://www.instagram.com/umeboys_umehikari/
●代表・山本Instagram :https://www.instagram.com/umeboys/
●Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCdX7AUUjxHUs0QEZd41D05A
■代表 山本将志郎
1993年、和歌山県みなべ町で明治37年創業の梅農家に生まれる。
北海道大学薬学部卒。在学中に梅産地の高齢化の現状を知り、若者が「面白い・やりがいがある」と思える農業を創り、梅干しを次世代につなぐと決意。令和元年に梅本来の味を生かして、塩と紫蘇だけで漬ける梅干し屋を開業。全国から新規就農者を募り、”梅ボーイズ” として10名の梅農家を誕生させた。3年目から農園長になれる仕組み作りなど、梅農家継承に向けて日々チャレンジし続けている。
■株式会社うめひかり
事業内容 :梅干しの製造・販売
代表 :山本将志郎
本社 :〒645-0022 和歌山県日高郡みなべ町晩稲505-1
公式サイト:https://umenokuni.com/
電話 :080-1173-2685(代表)
メール :umehikari.pr@gmail.com