国産ナチュラルチーズの競争力強化を目的に、国策として研究が進められてきた麹菌熟成チーズが日本獣医生命科学大学を中心とした機関により世界で初めて誕生。麹チーズの普及を目的にした公式HPがオープンしました
株式会社HBのプレスリリース
【誕生の背景】輸入品に負けない日本のオリジナルチーズを。
日本国内には 300 以上のチーズ工房が存在しますが、日本では生乳価格が高いため国産チーズは輸入チーズに比べコスト面で不利な状況にあり、日本国内のチーズ総消費量の約 87%は輸入品で賄われています(2019 年度データ)。さらに、日EU経済連携協定やTPP11 など国際環境の変化によって国産チーズの価格競争力低下、ひいては日本の酪農生産基盤への影響が懸念されていました。
そうした背景から農林水産省では国産乳製品等競争力強化対策事業が開始され、全国から参画研究機関を集った「日本オリジナルチーズ開発コンソーシアム」を結成。日本獣医生命科学大学がプロジェクトの中心となり、日本の国菌である 「麹菌」をチーズの表面に熟成させる独自の製法を確立し、2020年に世界初&日本発の麹菌熟成チーズが誕生しました。
【味の特徴】ごはんをはじめとした「和食」に合うおいしさ。
味は「強いうま味」が特徴。日本の伝統的な発酵食品である味噌や醤油を思わせる独特の風味を有し、他のチーズにはない「和食に合う味」です。さらに、麹と相性の良い新潟県産大吟醸酒の「酒粕」を配合しているため、ワインだけでなく日本酒との相性も抜群。 配合している「酒粕」については味やテクスチャーの向上目的にくわえ、日本酒の製造工程で大量に生まれ多くが廃棄されてしまう「酒粕」を有効活用するというSDGs(持続可能な開発目標)の観点も有しています。
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麹菌で発酵熟成させた世界初のチーズ
強いうま味が特徴で、 和食との相性が抜群!
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味噌や醤油を思わせる独特の風味
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チーズの熟成に適した麹菌を選抜
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新潟県産大吟醸酒の「酒粕」を配合
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ワインだけでなく日本酒との相性も抜群
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製造技術は特許出願中
塩分相当量は 100g あたり 0.93g で減塩レシピにも
※塩分相当量…カマンベールチーズ (2.0g) ブルーチーズ (3.8g) 出典:日本食品標準成分表(八訂)増補 2023 年
【原材料について】「国菌」麹を使用したメイド・イン・ジャパン チーズ
麹とは、蒸したお米などの穀物に麹菌(コウジカビ)を繁殖させて発酵したもの。日本人は古来より麹菌の優れた性質に着目し、伝統的発酵食品である日本酒・本格焼酎・みりん・味噌 ・醤油・酢・甘酒などの製造に利用してきました。2006年には日本醸造学会が麹菌を「われわれの先達が古来から大切に育み、使ってきた貴重な財産」であるとして「国菌」に認定しています。
「麹チーズ」の開発においては、約2,000株の麹菌から特徴が異なる種類をピックアップし、それぞれをチーズに生やして匂いや生え方を比較。最適な株を選択し、さらに精製を行っています。日本の研究機関で開発され、日本の国菌である「麹菌」と国内の生乳から作られた「麹チーズ」は、日本生まれ日本育ち、正真正銘のメイド・イン・ジャパンチーズです。
■公式ホームページ https://koji-cheese.com
HPから購入可能!レシピ情報も充実
2024年3月に開設した公式ホームページでは、「麹チーズ」開発について日本獣医生命科学大学の佐藤薫教授がお話しする動画や、八王子の鮨割烹「Shokudo 笑丸」のオーナーが考案した「麹チーズ」レシピ等を紹介しております。ホームページ内から「麹チーズ」のご購入も可能です。
公式X:@kojicheese
公式インスタグラム:@kojicheese
●商品概要
麹チーズ蔵 (KURA) 1,620 円(税込)
原材料:生乳(宮城県産)、酒粕、食塩
栄養成分表示 (100gあたり):エネルギー 310kcal、タンパク質18.0g、脂質25.5g、炭水化物2.1g、カルシウム269mg、食塩相当量0.93g ■製造者:一般財団法人 蔵王酪農センター
■報道関係者からのお問い合わせ先
株式会社 HB / 担当者:村田
メール:tm@hb-pen.jp
■メッセージ:素晴らしい研究によって誕生した 「麹チーズ」ですが、残念ながら世間での認知度は低い状況にあります。そこで当社では、「麹チーズ」の魅力を多くの人に知っていただき、国産ナチュラルチーズの競争力強化に少しでも貢献することを目的に、開発者の許可を受け、「麹チーズ」の公式ホームページを開設、運営。SNSを通じた「麹チーズ」 の魅力発信も行っております。
■PDF版プレスリリースは下記よりダウンロードしてください