「第6回ジェラートマエストロコンテスト」優勝は羽間辰彦さん!!(石川県野々市市・マルガージェラート)

イタリア仕込みの技を駆使し頂点へ!一般投票最優秀賞とW受賞!!

日本ジェラート協会のプレスリリース

日本ジェラート協会では、「第6回ジェラートマエストロコンテスト」ファイナルステージを千葉県千葉市のイオンモール幕張新都心で5月19日に開催、全国のジェラートマエストロの中から予選を勝ち上がった10名が腕を競った結果、石川県野々市市の「マルガージェラート」羽間辰彦さんが見事優勝いたしました。

「第6回ジェラートマエストロコンテスト」は、同協会が認定するジェラートマエストロの中から予選を通過した10名を選出し、マエストロの技術・センス・ジェラートに対する思いを競い、2024年度ナンバー1のマエストロを決める大会で、今回は「驚愕のナッツジェラート」をテーマに、「味、素材の活かし方、オリジナル性、プレゼンテーション、ビジュアル」の5項目を、5段階で評価いたしました。

また今回は、20名の一般審査員を募集、全商品の試食・投票をしていただきました。一般審査で第1位に選ばれたマエストロには「一般投票最優秀賞」を贈呈、投票結果は9人目の審査員として合計点に加算、一般のお客様の投票結果がチャンピオン誕生に大きな意味を持つ形としました。

審査の結果、優勝には羽間辰彦さん(石川県野々市市・マルガージェラート)、第2位は黒木大智さん(兵庫県神戸市・ジェラテリア・モンクション」、第3位には岩内 拓さん(東京都中央区・マリオジェラテリア」を選出。また一般投票で最も支持を集めた一般投票最優秀賞は優勝の羽間辰彦さんがW受賞、高い将来性で今後を期待する審査員特別賞には六郷祐太朗さん(静岡県伊東市・伊豆高原ジェラート工房R65」が選ばれました。

優勝した羽間辰彦さんは、全国に名を馳せる有名ジェラティエーレ・柴野大造さん率いる「マルガージェラート」でジェラート職人として活躍。前回大会の「第5回ジェラートマエストロコンテスト」でも2位入賞したほか、本場イタリアのジェラート協会からは“ジェラート騎士”に任命される実力派。

優勝商品の「3種のナッツとリコッタ~柑橘とバニラ~」は、ベースとなるジェラートにリコッタチーズとはちみつを使用し、背景に柑橘、バニラの香りを仕込み、自家製の八朔ピールとチョコチップ、フランボワーズのソースで、味わいが変化する心躍るジェラート。

羽間さんは「前回大会は2位でとても悔しい思いをしましたが、そのことが今回の優勝に繋がりました。また、一般審査員の方にも評価していただき、それも大変嬉しく思います。今年の正月に起きた能登半島震災では、各地で大きな被災を受け、当社の能登店も最近ようやく営業を再開しました。被災地の身近にいるものとして、少しでも被災者の力になれるようこれからも頑張りたいです」と優勝の喜びをコメントしました。

2位は黒木大智さんの、「コンスタンティノープル~三大陸のナッツとバクラヴァ~」で、マカダミアナッツに淡路島レモンとダマスクローズウォーターを合わせた爽やかなジェラートに、数種類のピスタチオとウユニ塩湖の塩、ピーカンナッツに神戸産蜂蜜を合わせて、三大陸のナッツでトルコの伝統菓子、バクラヴァをイメージしました。

3位は岩内 拓さんの「ピスタチオの水ようかん」が入賞。ピスタチオと白餡を合わせ、コクがありながらも、水ようかんのなめらかさと瑞々しさをジェラートで表現。柑橘のような香りを持つティムトペッパーで爽やかさをプラスしました。

審査員特別賞には六郷祐太朗さんを選出。商品は「ピエモンテ産ヘーゼルナッツとオレンジソース」で、ピエモンテ産のパワフルな香ばしさのヘーゼルナッツにプラリネを施すことでエレガントなボディに仕上げ、柑橘の皮をしのばせて清涼感をもたせました。オレンジソースは外皮だけでなく、アルベド(皮の白部)の苦味とポリフェノールを十分に活かしたソースで、一口で力強いナッツの余韻と、オレンジの清涼感が楽しめるジェラートとなっています。

 審査員には鈴木俊之(日本ジェラート協会会長)、石井克明(日本アイスクリーム協会専務理事)、平田早苗(ポットラックインターナショナル代表)、志村美和(旭東化学産業リューション本部副本部長)、シズリーナ荒井(アイスクリーム研究家)、柴野大造(日本ジェラート協会副会長)、森國晶子(日本ジェラート協会理事)、根岸清(日本ジェラート協会認定グランドマエストロ)の各氏があたり、厳正な審査を行ないました。

コンテストの最後に同協会鈴木会長は「今回のコンテストは、日本全国からマエストロが参加し、お客様にこだわりのある最高のジェラートをご提供できたと自負しております。日本ジェラート協会は小さな協会ではありますが、会員の中にはコンテストで世界一になった会員もいれば、イタリアのコンテストでは数多くの会員が入賞するなど、世界に近い協会でもあります。ファイナリストの皆さんは、これから地元に戻ったときに、今回のコンテストを糧に、より多くの人達に笑顔とおいしさを提供していただくことをお願いします。そしてそれこそがジェラート業界のさらなる発展につながると確信しています。」と総評を行い、コンテストを終了しました。

●「ジェラートマエストロコンテストについて」

ジェラートマエストロコンテストは日本ジェラート協会が認定するジェラートマエストロが、決められたテーマに沿ってジェラートを製造し、その技量・知識・こだわりを競うもので、今回が5回目の開催となります。このコンテストで優勝することは、今年度のジェラート日本一を意味するものであり、このコンテストを通じ、入賞者各々が、その後大きく活躍の場を大きく増やしております。

       

第1回大会優勝 森國晶子さん(福井県福井市・ジェラートトリノ)

第2回大会優勝 柴野大造さん(石川県野々市市・マルガージェラート)

第3回大会優勝 布瀬智子さん(栃木県宇都宮市・ジェラートマスモ)

第4回大会優勝 大澤英里子さん(宮城県大崎市・なるこりん)

第5回大会優勝 本多エリカさん(鹿児島県鹿児島市・スイートスイーツ)

                       

●日本ジェラート協会について

日本ジェラート協会は、日本のジェラート業界唯一の業界団体で、2011年よりジェラートマエストロ制度を導入し、衛生・製造・販売についての正しい知識を得るための講習や試験等を行うほか、ジェラート業界の発展や店舗及び地域発展等、ジェラート業界全体の地位向上を図ることを目的に活動しています。

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