10周年を記念しダラット大学に奨学金を寄付、秋にはUCCカフェメルカード等で優勝ロット販売予定
UCCジャパン株式会社のプレスリリース
UCCグループが、コーヒー生産者の意欲向上と品質向上を目的に2001年から世界各地で取り組む「UCC品質コンテスト」のベトナムでの開催が今年で10周年を迎えました。
UCCグループは、一人でも多くの人においしいコーヒーを届けたいという創業精神のもと、コーヒーの栽培から原料調達、研究開発、製造加工、流通、販売に至るまで、コーヒーに関わるバリューチェーン全体をグローバルに事業展開しています。また、2022年4月には、「UCCサステナビリティ指針」を制定し、「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」というビジョンのもと、指針に基づき、サステナブルな社会の実現に貢献するため、さまざまな取り組みを実施しています。
そのうちの一つの取り組みとして、UCCは2001年から「UCC品質コンテスト※」を開始し、農事技術支援や各産地での環境保全活動などを行い、コーヒーの品質向上・生産者の生計向上につながるよう、生産国との協働に努めてきました。
さらに2021年からは、これまでの味・香りなどの品質評価だけでなく、新たにトレーサビリティ、人権、環境への配慮など、サステナブルに関する評価項目を設定し、SDGs視点を強化しています。
ベトナムでは、ラムドン省ダラットにて栽培されたウォッシュド精製のアラビカコーヒーを対象に、2015年に初めて開催して以来、毎年実施しており、今年で記念すべき10回目を迎える事ができました。今回は、36軒の農家からエントリーがあり、1次審査、2次審査を通過した上位10ロットが4月24日の決勝に進出しました。、チャンティフエさんが優勝、賞金として20,000,000VND（約123,000円）を贈呈しました。
UCCグループは、1次審査を通過した17ロット、およそ15トンの生豆買い付け。尚、優勝したチャンティフエさんのコーヒーは、UCC直営店であるカフェメルカードにてこの秋に販売する予定です。
ベトナム品質コンテストは、ダラット大学のご厚意により会場をご提供頂き、い第10回を記念して、学生に民族舞踊やベトナムコーヒー産業の今後について語りあうパネルディスカッションなど、内容で実施しました。
ダラット大学には農業部があり、ベトナムのコーヒー生産の発展に貢献しています。そこで、ベトナムコーヒー産業の将来を担う人材教育に役立てて頂く事を願い、UCCから大学へ学費 1年分の奨学金として15,000,000VNDを寄付しました。後日、大学側が 1 名の学生を選出することとなっています。
※「UCC品質コンテスト」について、詳細は以下のウェブページをご覧ください。
https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/action/vietnam/
●主催者コメント：UCC上島珈琲株式会社 農事調査室 室長 中平尚己
この10年間、年々出品されるコーヒーのレベルが上がってきており、今年の決勝ロットは全てスペシャリティコーヒーの基準を満たすなど、生産者の品質改善に対する意識が根付いてきていることが感じられました。価格面でも、10年前の倍近くの落札価格となり、高品質なコーヒーが適正な価格で取引され、それがさらに良いコーヒーに繋がるという好循環が生まれていると感じます。また、今回、最近話題のファインロブスタの品評もエキシビションで行い、大変盛り上がりました。
未来のコーヒー産業を担う人材を育てるダラット大学との関係強化、現地生産者との良好な関係構築が出来たものと思います。優勝ロットは秋にUCC直営のカフェメルカード等で販売する予定です。生産地との共創により、益々進化を続けるUCC品質コンテストの取り組みにこれからもご期待ください。
（中央）優勝したTRẦN THỊ HUỆ（チャン・ティ・フエ）さん、（その右）UCC農事調査室長/中平尚己
の様子
第10回を記念して学生による民族舞踊やベトナムコーヒー産業の今後について語りあうパネルディスカッションが開催された
関連URL ▼UCCのサステナビリティ：
https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/
