特定非営利活動法人日本細胞農業協会のプレスリリース
~細胞農業会議の概要~
細胞農業(Cellular agriculture)とは、本来は動物や植物から収穫される産物を、特定の細胞を培養することにより生産する方法のことです。細胞農業の例として、いわゆる培養肉などの細胞性食品 (cell-based food) や、:微生物でミルク、オイルなどを生産する精密発酵 (precision fermentation) があります。この技術は、今後の人口増加に伴うタンパク質不足等の食料問題を補完する持続可能な食の生産体系として、また食の多様性を深める未来食として注目されています。
このような中、日本細胞農業協会では、細胞農業会議を年に一回、毎年8月末に開催しています。本会議は、研究者・スタートアップ・専門家などから最新の成果報告をしていただくとともに、ネットワーキングの機会を提供する国内最大級の学術集会となります。1日で最先端の情報・動向をキャッチアップできる機会として毎年好評をいただいており、2021年(オンライン開催)、2022・2023年(ハイブリッド開催)共に各々のべ300名超の参加者を達成しました。
今年2024年の第6回細胞農業会議は、これまでにいわゆる培養肉研究を支えてきた、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST) 未来社会創造事業「持続可能な社会の実現」領域本格研究 「三次元組織工学による次世代食肉生産技術の創出」プロジェクトと共催にて開催します。細胞農業会議においては、同プロジェクトの最終年度成果報告会を行うとともに、細胞農業全体を俯瞰する多様なコンテンツをご用意しております。
参考:JST 「三次元組織工学による次世代食肉生産技術の創出」プロジェクトHP
https://www.jst.go.jp/mirai/jp/program/sustainable/JPMJMI20C1.html
本会議では以下の先生 / 企業の方が登壇予定です(今後変更可能性があります)。
登壇予定
アカデミア
・東京大学大学院 竹内昌治教授
・東京女子医科大学 清水達也教授
・大阪大学大学院 松崎典弥教授
・弘前大学 日比野愛子教授
・北里大学池田大介准教授
国内スタートアップ
・インテグリカルチャー社 CEO 羽生 雄毅様
・ダイバースファーム CEO 大野次郎様
・オルガノイドファーム 代表取締役 山木多恵子様
ルールメイキング
・細胞農業研究機構
その他
・学生/研究者からのポスター発表
・海外からの登壇
・微生物を用いた食素材生産
・植物を用いた細胞農業に関わるトピックを予定。
~ポスター発表者募集~
多彩な講演が催される本会議の中で、皆様方の研究成果を発表いただく機会として、昼の1時間休憩の際にポスター発表を設けさせていただきました。細胞農業全般に関わる研究の成果をテーマとする個人・共同研究を発表していただければ幸いです。僭越ながら、応募枠は50名程度となりますので、定員を上回るご応募を頂いた場合には要旨内容によって発表可否を判断させて頂きますことをご容赦下さい。
参加を希望される方は6月12日までに以下のGoogleフォームにてお申し込みください。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScf6c0ktEalk-HfLF01Zpi28aSzNFHrGIPXU_w7URRTOQRh4Q/viewform?usp=sf_link
~協賛企業募集~
以上のような細胞農業会議の開催に伴い、今回ご協賛していただける企業様を募集いたします。協賛者様に対しては、イベント内でのプロモーション、現地・オンラインチケットなどの特典をご提供させていただく予定です。詳細については以下の協賛趣意書をご参照ください。
協賛趣意書:
https://drive.google.com/file/d/1qxaagaOl2yySI7JvCs–Uck3gIXXp0A-/view?usp=sharing
今回の学術集会は、細胞農業の社会への有益性や実現性を認識していただく重要な機会となります。細胞から食品へ実用化しつつある細胞農業の今後を見据え、研究者や企業、そして一般の皆様の参加をお待ちしております。
本会議への参加・視聴方法につきましては、後日参加登録ページを当協会サイト上などで公開いたします。
ぜひ更新を楽しみにお待ちください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
NPO法人日本細胞農業協会
培養食料研究会
運営統括
日本細胞農業協会 理事
岡田健成
【連絡先】
NPO法人日本細胞農業協会
E-mail: office@cellagri.org
培養食料研究会