【開催報告】「シアル上海2024」は世界とつながり フードビジネスに刺激を与え、大盛況のうちに閉幕

フランス見本市協会のプレスリリース

2024年5月30日於上海 – 中国で開催されたシアル上海は、上海新国際博覧中心で開催され、世界の食品・飲料業界において国際化された見本市として成功裏に幕を閉じました。コメクスポジウムグループ、中国商工会議所、Comexposium-SIAL Exhibition Co., Ltd.社が主催したこの見本市では、シアル(SIAL)ブランドの60周年も盛大に祝いました。

SIAL SHANGHAI 2024

中国の力強い経済発展は、世界の投資家たちを魅了し続けています。今年、シアル上海は新たな高みに到達し、世界中からユニークな素晴らしい食品・飲料製品が集結しました。75の国と地域から5,000社以上の出展者が参加、350,000点以上の製品が展示されました。中国、フランス、スペイン、ポーランド、ベルギー、デンマーク、イタリア、トルコ、英国、チェコ共和国、米国、カナダ、ブラジル、アルゼンチンなどの国々からパビリオンが出展し、世界の食品・飲料製品が早いスピードで流通する重要なプラットフォームとしての役目を果たしました。

さらに、110カ国から175,739人の業界関係者が集結した今年のシアル上海は、その24年の歴史の中で、歴史的マイルストーンを達成し、世界の食品・飲料の取引に関する10,240件以上の商談セッションが行われました。

■各国の要人が上海に集結
今年のシアル上海の開会式には、ブラジル、トルコ、アルゼンチン、スペイン、アメリカ、フランス、イギリス、ウルグアイ、日本、韓国、タイ、ベトナム、ルーマニア、アイルランド、インドネシア、ニュージーランド、オーストリア、フィンランド、デンマーク、チリ、フィリピンなど、各国地域から大使、総領事、代表らが出席し、国際的な幅広いサポートを得られました。彼ら各国要人の参加は、当見本市の国際性と専門性を高めただけでなく、グローバルな食品・飲料取引を大きく促進してくれました。

シアル・ネットワーク(SIAL Network)のマネージング・ディレクターであるニコラ・トラントゾーは開会式で、「14億人の消費者を抱える中国は、食品企業にとって極めて重要な戦略的市場です。中国の好景気と中産階級の人々の増加により、同国では多様で高品質な食品への需要が高まっており、またグローバルな食品業界の交流と協力を促進することの重要性も非常に高まっているのです。」と強調しました。

■グローバルブランドと中国ブランドを紹介
シアル上海では、スペインの生ハム、タイ産のフルーツ、オーストラリアの和牛、エジプトのフリーズドライフルーツ、イスラエルのザクロ酒など、グローバルな商品が数多く展示されました。中国の輸入食品消費量は急速に伸びており、最先端の食品生産技術と革新的な製品を強調し、食品産業における健全で持続可能な発展を促進しました。

中仏国交樹立60周年を記念し、フランスパビリオンは数々のブランドを携えて、シアル上海に戻ってきました。食肉パビリオンでは、米国、ブラジル、アルゼンチンの高品質な牛肉、羊肉、豚肉、鶏肉が紹介され、また総合輸入食品とスナック菓子のパビリオンでは、世界的な製品の多様性と中国ブランドの革新性が反映されつつ、さまざまな世界の特産品が展示されていました。

■質の高い発展を目指す協業
今年の見本市には、中国の32の省、市、地域の政府関連部門と貿易協会がパビリオンを出展し、また代表団としても来場しました。「地元の特産品」というテーマで、中国のそれぞれにユニークな地域特産品にスポットを当て、地元ブランドの世界における存在感をアピールしました。
シアル上海は、専門的な貿易マッチングのためのプラットフォームを、皆様に提供するだけでなく、グローバルなリソースを集め中国の農業発展に、新たなエネルギーを注入しました。

山東省農業農村部門の主任農学者Guo Peng氏は、「昨年は山東省の数多くの企業が、シアル上海見本市の恩恵を受けました。今年は参加企業の数が大幅に増え、生産と販売ルートを強化し、高品質の山東省産品をより広い市場に届けることを目指しています。」と述べています。

■効率性を重視したビジネスマッチングと展示
当見本市の「マッチ・ミー(Match Me)」サービスは、出展者とバイヤー間の1対1の密な交流を促進し、取引の成功率を高め、双方の時間とリソースを節約することができました。USDBC(U.S. Dry Bean Council、米国乾燥豆協議会)の国際ビジネススペシャリストであるサミュエル・ペック(Samuel Peck)氏は、シアルが、出展者とバイヤーが取引の機会を探る専門プラットフォームを作ったことを賞賛しています。

■インダストリーフォーラムとコンペティション
シアル・グローバル・フードインダストリー・サミット(SIAL Global Food Industry Summit) は、「ローカルとグローバルのサスティナビリティをつなぐ」というテーマに焦点を当て、100名を超える専門家や業界のリーダーによる10に及ぶテーマ別フォーラムが開催されました。ニューリテール、サプライチェーン、食肉、輸入食品、フードテクノロジー、中華料理、食品・飲料への投資、飲料、食品流通業者などをテーマに、市場拡大や業界発展のための分析データや戦略を皆様に提供しました。

■盛り上がりを見せた国際コンクール
シアル・イノベーションは、企業のイノベーションと新製品のリリースを賞賛するもので、初日にトップ10と金賞、銀賞、銅賞の受賞者が発表されました。金賞には、内蒙古甘旗卡食品有限公司(Ganqika Food Co., Ltd.)の「ミルク醤油」、銀賞にはインドネシアUd Cahaya Kencana社の「オーブン焼きパスタチップス」、銅賞には南京四一食品有限公司の「BeBiノルウェー北極氷河天然湧水(BeBi Norwegian Polar Glacier Natural Spring Water)」が選ばれました。

シアル上海2024では、ラ・キュイジーヌ、中華料理レストラン、ベストステーキ・アワード、スナッキング・アワード、シック&ティー・コンテスト、CUPバリスタ・チャレンジ、シーフード・フェスタ、コーヒー&ティー・マーケットなど、魅力的で専門的なイベントやコンペティションが3日間にわたって開催されました。

■シアル深センの展望:アジア太平洋地域の市場へ入り込む
シアル上海の大成功を受け、次のシアル深センは2024年9月2日(月)~4日(水)に中国・深センで開催されます。深センでの見本市は、60の国と地域から1,500社以上の出展者と10万人近いプロのバイヤーを世界中から迎える予定です。当イベントは、世界の食品・飲料業界における重要なイベントとなるべく、世界各国からの参加者をさらに増やし、アジア太平洋の食品・飲料市場におけるリーダーシップ性を強化していきます。

シアル深セン2024は、2024年9月2日(月)~4日(水)に中国・深センSZCEC(Shenzhen Convention & Exhibition Center)にて開催予定です。業界関係者・バイヤーの皆様のご来場をお待ちしております。

(配信:フランス見本市協会)

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。