株式会社東京バルのプレスリリース
現在東京バルは、国内のみならず、海外ニーズを踏まえた商品開発および販路拡大に取り組んでおります。今回の助成金につきましては、アメリカにおける販路拡大をサポートいただく事業者の費用に充当する予定です。
東京バルは、食に関する社会課題に取り組みながら、お子様から大人まで幅広い方々に長きに愛される、栄養と美味しさの両立を実現した食アイテムをNew idea、New flavorにてお届けしています。
「日本の素材の魅力を世界へ発信する」をモットーに、カーボンニュートラルを実現するべく、プラントベースの食品開発を行ってきた東京バルの拠点は、2023 年に茨城県に設立した「新素材加工開発LAB 」にあります。ビーガンやハラール、オリエントなど食生活や宗教など「食の多様性」への対応を視野に、国内フードロスの削減、国内自給率向上、環境負荷の低減への貢献に重きを置きながら、美味しさに対するプライドを基に、お野菜の皮や葉など栄養価の高い部分をふんだんに用いて、独自のノウハウで植物由来のうま味を最大限引き出しながら、新しい形の食スタイルを全世界に発信しています。
このたび東京バルが採択された「令和6年度いばらきグローバルビジネス推進事業(輸出拡大チャレンジ事業)」は、茨城県が事務局を務めるいばらきグローバルビジネス推進協議会が、3年以内に5,000万円以上の年間輸出額を図れる企業の創出拡大を目指し、輸出拡大に取り組む事業者を支援する事業です。
東京バルは、当社の海外販路の拡大戦略をご評価いただき、このたび本事業に採択いただく運びとなりました。
東京バルは、当助成金をアメリカにおける販路拡大を図る費用に充当し、支援コーディネーターとしてSan-J International, Inc.(本社:米国バージニア州、代表取締役:佐藤 隆、以下「San-J」)と協業し、米国ローカルの小売・飲食店における販路開拓を図ってまいります。San-Jは、アメリカの高級小売シェアにおいて全米1位を誇る、溜まり醤油の製造販売を担う企業です。
本協業の本格化に伴い、東京バルは、2024年6月23日(日)~26日(水)にニューヨーク(米国)にて開催される「2024 Summer Fancy Food Show」※3に出展するSan-Jのブースにて当社商品を展示させていただきます。
本展示会では、「食材を余すことなく使用し、栄養と美味しさの両立を実現するアップサイクル※4&プラントベース食品※5」を基本コンセプトとした「KAWAÌINE」シリーズを筆頭に、東京バルが開発・販売を手掛ける全ラインナップをご紹介いたします。
なお東京バルは、農林水産省による加工食品クラスター事業の採択を受けSan-Jが主となり設立した「一般社団法人発酵を核としたローカル食品輸出拡大コンソーシアム」においても同社と取り組みを展開しております。味噌や麹、醤油など「発酵」をキーワードにした商品のブランディングや輸出拡大を目的に、福島県や茨城県、福井県、宮城県など地方の製造事業者が集う同コンソーシアムにおいて、東京バルは、輸出事業に知見を持つSan-Jより、「KAWAIINE」などが持つストーリー性と日本産品である点などに共感いただくとともに、当社の海外販路における将来性にご期待いただいております。
東京バルは、現在アメリカ国内における約1万8千店舗に配荷するSan-Jの協力を得ながら、東京バルが手掛ける商品の認知および販路の拡大を図ってまいります。
東京バルは、従来より海外展開を視野に、「”日本の食品“輸出EXPO」(会期:2024年6月19日(水)~21日(金)、場所:東京ビッグサイト)※6などに出展してまいりました。このたびの採択を機に、今後さらなる積極的な展開を図ってまいります。
東京バルは、引き続き、食を通じてゆたかな社会の創造に貢献し、アップサイクル素材や植物由来の食材をより多くのお客様に美味しくお届けできるように努めます。
【私たちについて】現在3歳になる長女はダウン症をもって産まれ、離乳食の際は食が細くなってしまうことが課題でした。少量の食事からでも沢山栄養が摂れるように・・・という想いから、お野菜の皮や葉っぱなど最も栄養価の高い部分をできる限り使いながら娘に与えていました。
最も栄養価の高いお野菜の葉っぱや皮など使いにくい部分は捨てられてしまいがち。そんなお野菜の良いとこどりをしながら食べやすく、美味しく、新しい形でお届けする商品を作ろう!とスタートしたアップサイクルブランドです。東京バル Co-Founder 筒井玲子
設立:2019年
本社所在地:茨城県つくば市研究学園5-15-7
Upcycled Food Association(米)加盟
Instagram:
グローバル https://www.instagram.com/kawaiine_food
日本 https://www.instagram.com/kawaiine_jp
※1: (食に関する)温暖化ガス排出
IPCC「土地関係特別報告書」の概要(2020年度 環境省)によれば、世界全体の農業・林業及びその他土地利用による温暖化ガス(GHG)の排出量(2007~2016年)は、人為起源による総排出量の約23%に相当したとのことです(二酸化炭素(CO2)排出量は約13%、メタン(CH4)は約44%、一酸化二窒素(N2O)は約82%)。グローバルフードシステムにおける、食料生産・製造の前後に行われる活動に関連する排出量を合算すると、人為起源の正味の温暖化ガスの総排出量の21~37%を占めると推定されています。(注釈:車や飛行機を含めた輸送業は全体の約13%) WRIが2016年に発表した報告書によると、「食物の環境への影響については牛肉が特に顕著であり、タンパク質1グラム当たり豆に比べて20倍の土地が必要で、20倍の温暖化ガスを排出する。そして、牛肉の価格は豆の3倍」とのことです。2021年の世界人口は78億7500万人となっていますが、2050年には90億人に到達し、FAOの予測では、食肉の摂取量は世界全体で3割近く増加すると見込まれているため、このままでは更に温暖化ガス排出量が増加してしまいます。
出典: 食に関する社会問題一覧 | UP FOOD PROJECT
※2: 令和6年度いばらきグローバルビジネス推進事業
URL: https://www.pref.ibaraki.jp/eigyo/global/kaigai/2024yushutsukakudaich.html
※3:2024 Summer Fancy Food Show
https://www.specialtyfood.com/fancy-food-shows/summer
※4:アップサイクル
廃棄予定であったものに手を加え、価値をつけて新しい商品にアップデートさせる手法です。別名「クリエイティブ・リユース(創造的再利用)」とも呼ばれ、素材や形などの従来の特徴を生かし、より良いものへと作り変えます。現在、食品のみならず、衣類や化粧品、日用品などでも事例は増えてきています。
※5:プラントベース食品
畜産物や水産物を含まない、植物由来の原材料を用いた食品
※6:”日本の食品“輸出EXPO 東京バル出展に関する詳細について