~日本米を世界へ届けるD2Cプラットフォームと合同会社型DAO*による農業事業承継~
DOT COME Inc.のプレスリリース
2024年6月4日、「持続可能なお米社会へ。」をインパクト目標に掲げるスタートアップdot COME(ドットコメ) Inc.(本社:San Francisco、代表:丸山壮、以下.COMEとする。)を米国デラウェア州にて登記いたしました。
従来軽視されてきた在外邦人向けを中心に日本米のD2Cサービスを段階的に拡大し、米国を起点にヨーロッパ、アジア等への進出を目指します。
また、日本における通称“DAO法”改正(2024年4月1日)に合わせて、2024年3月より50人規模で試験運用していたRICE DAOを本格的に始動し、後継者に悩む農業事業の承継と新規就農支援、海外マーケティングの拡充を行なっていきます。
食料供給を支え、地域経済の担い手として大きな役割を果たして来た日本の農業は、高齢化の進展と新規就農の停滞によりその存続が危ぶまれています。.COMEは海外チャネル/AI/ブロックチェーン/ファイナンスを経営資源として、日本米の輸出やD2Cの浸透・AIやトレーサビリティシステムの提供などによる「生産環境の改善」と合同会社型DAOによる「農業事業承継」、お米本位の経済圏と消費者一体型の営農による「地域経済活性化」の3点をインパクト指標として「持続可能なお米社会」の実現を目指します。
※DAO:Decentralized autonomous organizationの略称。特定の所有者や管理者が存在せず、参加者同士の投票で意思決定し、事業やプロジェクトを推進するブロックチェーン上で管理・運営される民主的な組織。
活動紹介
本日より、当社ECサイトにて日本米の販売を日本・米国向けに開始いたします。(7月分は限定10名)
販売収益はRICE DAOへ還元され、農業事業承継を主とする活動に供されます。(詳細)
今後はD2Cプラットフォームへの成長を目標に、お米・お米関連製品輸出拡大に共に挑戦してくださる生産者・お米関連業者の方を募集いたします。
FDA登録等輸出関連手続きや市場調査、下記のようなマーケティングイベント実施までオールインワンでお引き受けいたします。コーポレートサイトやSNS各種でのお声掛けをお待ちしております。
本日より、Discordコミュニティサーバ「RICE DAO」を一般開放いたします。
3月よりベータ版を提供していたRICE DAOをDiscordに移した、.COMEやRICE DAOの各種活動について意見交換や企画ができるスペースになります。(現在Discord コアメンバー20名、ベータ版53名)
今後の合同会社型DAOの設立に向けて、DAOらしい活発で透明性の高いガバナンスの実現を目指しており、皆様の参加を心よりお待ちしております。現在は東大農学部の木南章先生やお米ライターのたにりりさん等にアドバイスをいただきながら、東大卒お米農家米利休さんや日本料理店おこんさん、都内のお米屋さんをはじめ多くの方にご協力いただいており、これからより沢山の方に参加いただけることを楽しみにしております。
◆イベント「Have a rice day」開催
11月の新嘗祭に合わせて開催を予定している、日米欧・シンガポールなど世界中で日本のお米の素晴らしさを発信する「Have a rice day」のプレイベントとして、8月に日米5箇所でイベント開催を予定しています。
▷San Francisco : 8月6日18時(PDT) @665 Third St. Suite 536 San Francisco, CA 94107
内容:Food/Agri techピッチイベント、米菓・おにぎり品評会
▷東京 : 8月7日(JST)(仮)
内容:農業系学生ピッチイベント、お米食べ比べ
▷香川、兵庫、San Diego:(企画中)
内容:お米×伝統工芸品等
東大生3名、京大法科大学院生1名の計4名でお米や農業に関する情報を分かりやすくお伝えするインターネットラジオ「東大生の米談義」を毎週土曜日16時に配信しています。
またnote「東大生の米談義」ではPodcastの台本やお米の最新情報について発信しています。
RICE DAOメンバーによるお米の魅力発信メディアを運用中。
リール動画ではお米の健康・美容効果、全国の農家さん紹介等を発信し、ストーリーズでは毎日の活動を更新しております。
今後の展望としましては、合同会社型 DAOの設立・事業承継と越境ECの物流整備に努め、またキュレーションメディア、自社Dappの開発を進めます。8月中は日本に滞在し、9月以降はシンガポールやヨーロッパにてお米関連業者の方をご訪問させていただく予定です。これから沢山の方と農業の未来についてお話できますのを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
代表者紹介
一言:実家への帰省や趣味のお城巡りの中で地方の衰退を実感するとともに心悲しさを覚え、地方創生への関心を強くしました。RICE DAOを通じて日本の農業への関心が高まり、”消費者一体型の営農”で地方へ活力が戻ると信じています。
略歴:奈良県奈良市出身、東京大学経済学部4年生。
統合報告書作成受託、VC研修を経てバイアウトファンドアソシエイト1年目。「ファイナンスによる地方創生」への関心からサーチファンド/ETAの勉強のためサンフランシスコへ留学。
昨年よりお米資格を2つ取得し全国6地方の農家さんを訪問、お米食味コンクール審査員を務めた他、Rulemakers DAOにてDAO法案提言に参画した。