あだちSDGsパートナーのユーエスフーズがコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)と取り組むエシカルコーヒー ”Amor sin Palabras”~言葉のいらない愛~

コロンビア南部カウカ県でスペシャルティコーヒーを作る25名のユニークな生産者が主役。障がいをもつ人々にとって、自身のペースで仕事ができ、誰かのえがおに繋がるコーヒー生産は「生きがい」となる。

ユーエスフーズ株式会社のプレスリリース

ユーエスフーズ株式会社(東京都足立区 代表取締役:杉本幸広)とコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)は、ユーエスフーズが推進するSDGsプロジェクト、「えがおforザプラネット」の第2弾として、様々な障がいを持つ25の生産者によるスペシャルティコーヒーの販売を実施している。賛同企業である全国の自家焙煎店がプロジェクト参加店舗として掲載されるため、一般消費者も消費活動を通して貢献することが可能なシステムになっている。

えがおプロジェクト第2弾「コロンビア Amor sin Palabras」

 2024年2月スタートのプロジェクト第2弾の舞台はコロンビア。そして主役は何らかの障がいを持つ現地のコーヒー生産者の方々。その準備をするべく、2022年11月にコロンビアカウカ県の県委員会オフィスにて実情を伺う機会を設けた。とある車いすの生産者は、もともと建築関連の仕事をしており、当時はそれを生きがいだと感じていた。不運にも交通事故によって下半身不随になってしまい、そこから人生は激変。国から仕事をあてがわれるも、残念ながら周囲の人たちとは完全に異なる扱いを受けての仕事で、とても悔しい思いをしたそうだ。

「役立たずにはなりたくない」

険しい表情で発したその言葉が衝撃的だった。下半身不随という状況もさることながら、それによって生まれた疎外感、屈辱や過去の自分との比較など、多くの感情を抱えて生きていることを実感した。

その後縁あって細々と小さなコーヒー農園をはじめ、毎日自分のペースで手入れをし、今ではそれが彼の生きがいになっているそうだ。隣にいた奥様も、コーヒーの仕事をしている旦那さんは生まれ変わったようで、いつもえがおで幸せだ、とえがおで教えてくれた。彼らがえがおでコーヒーを作り続けられるよう、プロジェクトでの収益が彼らの困難を克服する新たな設備やシステムの開発につながるよう、現在も現地のコーヒー関係者と議論を重ねている。

生産地担当からのメッセージ(石光商事 コロンビア担当 花岡風香さん)

 ポパヤンで今回の生産者の方々と初めて出会ったとき、彼らにこちらの思いがちゃんと伝わるだろうか、受け入れてくれるのだろうか、偽善者と拒絶されないだろうか、と不安ばかりで心が重たくなっていたことを思い出します。しかし実際に会ってみると、自分が彼らのことを必要以上に「特別視」していたことに気づかされました。彼らは他の生産者と同じく、当たり前に日々コーヒーを作っており、大変な仕事も家族で支えあい、自分の仕事にプライドをもってよりよい生活のため努力しています。そこに違いはないのです。それでもこのコーヒーでは、あえて彼らを主役にしています。彼らにスポットライトを当てることで、これまで気づかなかった視点に気づく人が出てくるかもしれません。日本やコロンビアにいる同じような状況の人や、その家族の明日が少しだけ明るくなるかもしれません。そして、彼らがこの先もおいしいコーヒーを作り続けるための一助にしたい、という私たちの思いがあります。

商品名のAMOR SIN PALABRASは「言葉のいらない愛」を意味します。私が産地でお会いした生産者はみんな少しシャイで言葉少なな印象でしたが、愛する家族と愛情を込めて作ったコーヒーは、自ずとカップにも表れています。皆さんもこのコーヒーを通じてその愛の輪につながってくれることを願っております。

  • コロンビア Amor sin Palabras 概要

販売期間:2024年2月14日~2024年7月31日

販売会社:ユーエスフーズ株式会社

輸入会社:石光商事株式会社:https://www.ishimitsu.co.jp/

コーヒー生豆詳細ページ  :https://usfoods.co.jp/shopping/view.php?id=1284

プロジェクト詳細ページ  :https://www.egao-fortheplanet.com/div/journal/2024/02/13/150/

焙煎豆販売店舗(随時追加):https://www.egao-fortheplanet.com/search/project_detail.php?id=10

※個人向けの生豆販売は行っておりません。

  • えがおforザプラネットとは

 コーヒー生豆卸のユーエスフーズが、「コーヒーがつなぐ素敵な出会いを、次の世代に」をスローガンに、その事業を通して一人でも多くのえがおを生み出すことを目的とした活動のこと。消費者参加型のプロジェクトであることが一番の特徴であり、消費活動を通して一般消費者でも参加することが可能となっている。まだまだスタート段階であり登録店舗は多くないが、私たちの自宅近くで熱心に取り組むコーヒー専門店を見つけて応援することができる。プロジェクト参加店舗には各国生産者団体の代表の署名入りの感謝状も贈られる。

プロジェクト参加店舗を探す → https://www.egao-fortheplanet.com/search/project.php

2022年に実施したブラジル、サントアントニオドアンパロ市における幼稚園の改修プロジェクトには74社が参画し、幼稚園に通うと子供たちによる世界で一つだけの麻袋をきっかけにえがお溢れる国際交流を果たしている。協力者として参画した日本国内の自家焙煎店のえがおの写真は、プロジェクト記念パネルの形になり、現地の幼稚園に掲げられる準備が着々と進んでいる。

  • 当社概要

ユーエスフーズ株式会社

 所在地:〒120-0005 東京都足立区綾瀬6丁目8-25

 代表者:代表取締役 杉本 幸広

 事業内容:コーヒー生豆卸、喫茶関連商品卸、等

 WEBサイト:

https://usfoods.co.jp/

https://www.egao-fortheplanet.com/

当社は日本国内の自家焙煎コーヒー店様を取引先の中心とし、コーヒーの原料であるコーヒー生豆を主とした卸販売を行っております。

世界各国のコーヒー生産地の生豆の販売を行うとともに、生産地の実情や課題を日本国内の自家焙煎店様と共有する取り組みや、未来の消費者が美味しいコーヒーを飲み続けられるためにすべきことを考え、『生産者から消費者までのサステイナブルな笑顔を作ること』をミッションに事業活動を行っております。

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