オイシックス・ラ・大地とシダックス 両社協業し学童保育へ昼食提供スタート 全国の受託施設約500箇所で、2024年夏休みよりサービス開始

~ニーズがあるものの全国の学童保育で約2割(※)しか導入に至っていない昼食提供を導入~

オイシックス・ラ・大地株式会社のプレスリリース

 食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下「当社」)と事業を通じて社会課題解決を実現する総合サービス企業 シダックスグループで、自治体サービス(観光施設や図書館の運営、学校給食、学童保育等の業務)のアウトソーシングを担うシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田 智治、以下、SDH)は、2024年7月22日(月)より、夏休み期間の両社協業による放課後児童クラブ(以下、学童保育)向け昼食提供サービスを開始します。SDHが全国で受託する学童保育約500箇所で、当社が運営するOisixが監修したお弁当の提供を行い、このサービスにより保護者の昼食準備にかかわる負担の軽減を実現できればと考えています。
 今後もグループ会社間で事業成長のため連携を深め、食領域の課題解決に尽力してまいります。
(※2023年5月1日、こども家庭庁「放課後児童クラブにおける食事の提供について」実態把握できている施設の割合より)

■両社の協業により、お弁当の製造からお届けまでのサービスを提供

 2社の協業によるサービス提供については、2004年より学童保育の受託事業に取り組んでいるSDHと、当社の食品宅配を通しての商品開発で得た知見を活用して実現しました。シダックスの社会課題解決の理念のもと、 SDHは学童保育運営において、待機児童の解消のための施設運営、コロナ禍に全国の自治体から緊急の要請があった際には延長保育にも対応することなどに取り組んできました。学童保育では、小学校が長期休暇となる期間の子どもたちへの昼食の提供は課題の一つです。多くの学童保育では、保護者がお弁当を用意したり、近隣の弁当店からの弁当配送などで対応している状況があります。このサービスが、保護者の負担減や学童保育スタッフのお弁当購入時の手間を減らす、品質管理などの解決策となることを目指しています。

 両社が連携することで、お弁当の製造から運営施設のお届けまでをワンストップでサービスが実現。保護者の負担を最小限にして、Oisixの監修により品質の管理された安心安全なお弁当を子どもたちに届けるサービスを構築しました。

■本格導入にあたりテスト運営を実施

▲テスト運営時の様子▲テスト運営時の様子

 当サービス導入にあたり、2024年1月に2日間、計10カ所(埼玉県、神奈川県)、3月に4日間、計13カ所(北海道、秋田県、茨城県、埼玉県、神奈川県)の学童保育でテスト運営を実施しました。スタッフや子どもたちの意見を取り入れ、学童保育専用のお弁当メニューを開発し、夏休み期間の本格導入に至りました。お弁当に関しては、子どもたちから「美味しかった」「こんなお弁当があると嬉しい」といった反応からメニュー選定を進め開発しました。

■サービス概要について

期間:2024年7月22日(月)~8月31日(土)、施設数:全国468箇所

内容:おかず8メニュー+白ご飯(日替わり)、価格:1食あたり580円(税込)

注文方法:アプリから登録いただき、注文、決済となります

▲2024年1月、全国学童保育連絡協議会による「学童保育(放課後児童クラブ)の実施状況調査結果について」より▲2024年1月、全国学童保育連絡協議会による「学童保育(放課後児童クラブ)の実施状況調査結果について」より

■昼食を提供している学童保育は、実態を把握できているうち全体の約2割(※)

 学童保育は近年、利用者が増加傾向にあり、2023年5月1日現在で過去最多の140万4,030人になったことが、全国学童保育連絡協議会による学童保育の実施状況調査結果から明らかになりました。小学校が長期休みとなる期間には、児童の受け入れを終日実施していますが、保護者及び施設運営側では子どもたちの”昼食”が課題となっています。2023年5月のこども家庭庁の調査によると、昼食の提供は学童保育全体の22.8%しか導入されていないことがわかっており(※)、自治体により宅配弁当を活用するなどの取り組みが進んでいますが、施設ごとの注文の取りまとめなどの作業負担が大きいほか、最低注文数を下回ると用意できないなどの課題もあるといわれています。

(※2023年5月1日、こども家庭庁「放課後児童クラブにおける食事の提供について」実態把握できている施設の割合より)

(参考)学童保育での昼食についてのアンケート調査

調査時期:2024年7月5日(金)~2024年7月10日(水)(インターネット調査)

調査属性:現在小学生のお子さんを持つ、日本全国の20代~50代の男女で、お子さんが学童保育に通う予定の方(101名)

※本調査内容をご利用の場合は、出典元として「オイシックス・ラ・大地 アンケート調査(2024年)」と必ずご記載いただきますよう、お願いいたします。

  • 学童保育で昼食の提供を利用したい保護者の方は全体の約9割でした

  • 学童保育で昼食準備をする際に、悩みのない方は少なく、”調理時間の捻出”や”傷みにくいおかず選び・工夫”などについて、約半数の方が悩んでいる結果でした

■関東近郊の学童保育でのご取材が可能です

ご取材可能期間:2024年7月23日(火)〜7月26日(金)

施設名:茅ヶ崎市汐見台児童クラブ(神奈川県茅ヶ崎市汐見台3-11)

取材対象者:施設担当者、当施設に通う子どもたち

      オイシックス・ラ・大地社本事業担当者、シダックス大新東ヒューマンサービス社担当者

※ご希望の2日前までのお申し込みをお願いいたします。(申込先:両社広報担当まで)

シダックス株式会社

シダックス株式会社は、全国の企業、学校、保育園・幼稚園、病院、高齢者施設等において約1,800カ所の食事提供業務を担う「フードサービス」、国内初の事業化となる企業・官公庁所有の役員車・公用車等約4,000台を担う「車両運行サービス」、自治体の公共サービス(学校給食、学童保育、観光施設、図書館、複合施設)や企業が抱える各種サービス等約2,600カ所以上の運営を担う「社会サービス」の3つを基幹事業とし、事業を通じて社会課題を解決していく総合サービス企業です。

https://www.shidax.co.jp

オイシックス・ラ・大地株式会社

 オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社に、事業所、学校、病院などの給食事業を展開する「シダックス」、買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」、米国でプラントベース食材のミールキットを展開する「Purple Carrot」などがあり、食の社会課題を解決するサービスを広げています。また、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。

https://www.oisixradaichi.co.jp/

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