福岡県の水産加工会社が九州産業大学造形短期大学部と開発したアルミホイルを使わない包み焼き「たんパケ」を9月6日に発売

〜電子レンジだけでこだわりの料理が完成! 包装の組み立てと調理は障がい者が担当〜

株式会社ビーエイトシーのプレスリリース

学びから仕事や住まいまで一貫した障がい者支援を行う株式会社ビーエイトシー(本社:福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目17-25、代表取締役:島野廣紀 しまの•ひろのり、以下「同社」)のグループ会社である株式会社B.Continueが運営する那珂川キッチン(本社:福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目17-25、代表取締役:島野廣紀 しまの•ひろのり)と株式会社福岡丸福水産(本社:福岡県福岡市東区箱崎ふ頭6-10-7、代表取締役:島野廣紀 しまの•ひろのり、以下「福岡丸福水産」)は、九州産業大学造形短期大学部(福岡県福岡市東区松香台2-3-1、学長:小田部黄太 こたべ•こうた、以下「同大学」)との産学連携プロジェクトで開発した、アルミホイルを使わない包み焼きパッケージの商品「たんパケ」を、9月6日から企業や自衛隊向けに発売を開始します。

包み焼き商品は手軽に「出来立て」を味わえるためこれまでにも一定の需要があったものの、安全確認のため出荷前に金属探知機を通す必要があることからアルミホイルを使用した包み焼きの商品化は難しく、同社では製造を中断していました。そんな中、同大学との産学連携プロジェクトによって、アルミホイルの代替素材を用いた形状保持や調理上の安全性などを実現した包み焼き商品が完成しました。調理皿の素材や形状の検討を繰り返し、完成した構造は特許出願中です。「こだわり食材で作る絶品料理」をコンセプトにメニュー開発を行い、電子レンジで温めるだけで誰でも簡単にこだわり食材による一品が完成します。

今回の新商品は消費者へ安全なものが届くだけでなく、商品製造は那珂川キッチンで働く障がいのある方が担当するため、就労支援の拡大にも繋がっています。

◆開発の背景「金属探知機を通せる包み焼きを作りたい」

今回の包み焼き商品「たんパケ」のパッケージは、同大学と福岡丸福水産との産学連携プロジェクトで開発しました。食品を出荷する際は事前に金属探知機を通すことが義務付けられているため、「アルミホイルを使わない」ことが必要でした。プロジェクトでは、形状保持や安全性をクリアするために試作を繰り返しパッケージを完成しました。発売後の商品製造は那珂川キッチンで働く障がいのある方が担当するため、調理皿の構造は、必要な機能を備えながらも組み立てやすいよう「一枚もの」になっており、この構造は現在特許出願中です。

この新包装材によって、今までは商品化に結びつかなかった

メニューの商品開発が可能になりました。また、包装や調理において新しい工程ができたことで業務が生まれ、障がいのある方の活躍の場創出に繋がっています。今回のような商品開発に今後も意欲的に取り組み、就労支援の幅をこれからも拡げていきます。

◆商品の詳細

「こだわり食材で作る絶品料理」をコンセプトにメニュー開発を行い、電子レンジで温めるだけで簡単・時短 でこだわりの一品が完成します。包み焼きならではの「開けた瞬間」の香りや見た目も追求しました。冷凍品のため保管もしやすく、時間がない日にも「手軽に、おいしく」を実現します。

◯鮭の包み焼き 

秋鮭60g+シーフード25g 400円(税抜) 

秋鮭80g+シーフード25g 470円(税抜)

同商品は北海道宗谷岬周辺で9月に漁獲される銀毛鮭を使用しています。 

味付けはシンプルに、塩水に漬け込み下味をつけた鮭に、 シーフードとバターを添えて包んでいます。 脂ののった秋鮭の素材の旨みが感じられる商品です。

◆産学連携の仕組み

 九州産業大学・九州産業大学造形短期大学部は、2021年8月に遠賀信用金庫との包括連携協定を締結しています。同社は遠賀信用金庫と取引があり、日々の課題や状況を共有する中で、課題解決の一つの方法として、遠賀信用金庫から産学連携の提案を受けました。産学連携の取り組みは、ただ自社内の課題を解決するだけでなく、それが地域の人材育成にも繋がる点に魅力を感じ、商品開発の依頼をする運びとなりました。

◆プロジェクトの目的 新商品の開発が、就労支援や人材育成に繋がる  

包み焼き商品は一定の需要があるため製造を検討していたものの、アルミホイルのように簡単に形状保持できる代替方法が見つからず商品化には至りませんでした。このプロジェクトによって新商品が発売できれば、今後のメニュー開発のバリエーションが増え、売上増加が見込めます。また福岡丸福水産は、グループ内の就労継続支援A型事業所と連携して運営しています。今回開発される商品の製造は、福岡丸福水産で働く障がいのある方が担当します。新商品を発売できれば工場内で新たな業務が生まれ、売上が上がればさらなる雇用に繋がります。

同大学としては、新商品の開発に参加することで、学生は机上の課題とは趣旨の異なる実践的な経験によって在学中の学びの幅を広げることができます。

このように、今回の商品開発は、「企業の課題解決・就労支援の拡大」「学生の学びの場創出」に加え、「消費者へ便利でおいしいものを届ける」というプロジェクトです。 

就労継続支援A型とは

障がいがあり一般企業への就労が難しい方に、雇用契約を結んだ上で、就労の機会や知識及び能力 向上のための訓練など必要な支援を提供する事業所のことです。同社は「簡単に、おいしい」食品で消費者の生活をサポー トするだけでなく、障がいがあっても働く意欲のある人への就労支援の場として、二軸での社会貢献を目指します。

◆今回のプロジェクトを紹介する動画

プロジェクトの詳細や、同社と担当教員・学生たちのデザイン検討の様子などを紹介する動画を制作しました。下のリンクからぜひご覧ください。

※同社の担当者や同大学の担当教員の思いについては、下記のプレスリリースに添付のニュースレターをご覧ください。

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000081142.html

◆信用金庫概要

・金庫名:遠賀信用金庫

・理事長:岡部 憲昭

・本部所在地:福岡県遠賀郡岡垣町東山田2-3-3

・電話番号:093-281-1501(代表)

・事業内容:信用金庫法に基づく金融業務(金融期間コード:1920)

・HP:https://www.shinkin.co.jp/onga/index.html

◆大学概要

・大学名:九州産業大学造形短期大学部

・所在地:福岡県福岡市東区松香台2丁目3番1号

・HP:https://www.zokei.kyusan-u.ac.jp/
・九州産業大学 産学共創・研究推進本部Tel:092-673-5501
・九州産業大学 産学共創・研究推進本部Mail:sangaku@ml.kyusan-u.ac.jp

・九州産業大学 産学連携HP:https://www.kyusan-u.ac.jp/research/

◆会社概要

・社名:株式会社ビーエイトシー

・代表取締役:島野 廣紀

・所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目17番25号 博多クリエイトビル5階

・電話番号:092-710-5626

・設立:2023年10月17日

・社員数:58名

・事業内容:障がい者雇用促進事業、日食システム事業

・グループ企業:株式会社B.Continue、一般社団法人社会福祉支援協会、一般社団法人スキルアップセンター、株式会社B.Advance、株式会社アステックス九州、株式会社福岡丸福水産

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