「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」にオフィシャルスポンサーとして協賛科学的なアロマ分析やインスタントコーヒーレシピコンテストを実施

若手焙煎士の発掘・育成を目指す焙煎大会で、焙煎士コミュニティ貢献を目指す

味の素AGF株式会社のプレスリリース

 味の素AGF株式会社(代表取締役社長:島本 憲仁 以下、味の素AGF)は、「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」(ファーストクラックコーヒーチャレンジ 以下、1CCC)にオフィシャルスポンサーとして協賛し、予選でのガスクロマトグラフィー※1によるアロマ分析やインスタントコーヒーレシピコンテストの実施等を通じて大会をサポートしました。

「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE 2024競技会」決勝大会の様子

 1CCCは2022年よりGiesen Japan(以下、ギーセン・ジャパン)が開催する、若手焙煎士の発見・育成を目指す焙煎大会です。”美味しいコーヒーを作ること“で技術を競うコーヒーの大会・競技会が多い中、1CCCは、”お題の焙煎豆に近い味のコーヒー豆を焙煎すること“で技術を競う点が特徴です。

 味の素AGFは、強みであるコーヒーのアロマ分析などの技術力を生かして1CCCをサポートしたいという想いから、2022年よりオフィシャルスポンサーとして協賛し、2023年には予選においてガスクロマトグラフィーによるアロマ分析を開始しました。

アロマ分析に使用するガスクロマトグラフ質量分析装置

 また、コーヒー業界が抱える2050年問題※2に向けて、アレンジのしやすさや簡便性、レギュラーコーヒーの約半分の生豆使用量で提供できることなど、インスタントコーヒーが持つ多様な価値を改めて訴求していきたいという考えから、今年は大会コンテンツとしてインスタントコーヒーのレシピコンテストを提案しました。なお、決勝出場者6名から選ばれたレシピコンテスト優勝者 黒田 由和さんの「インスタントコーヒーを使ったノンアルコール コーヒージントニック」は、決勝大会当日に会場で再現され、来場者にふるまわれました。

              

              

コンテスト優勝者のレシピ再現の様子

 その他、今大会では2024年9月13日(金)に行われた決勝大会のジャッジメンバーとして、味の素AGF社員でQグレーダー※3およびJ.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター1級の資格を持つ浜名 芳輝が参加しました。さらに優勝賞品の1つとして、味の素AGFが取り組んでいる「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」より「徳之島コーヒー収穫祭への招待」が贈られました。

 1CCCを機に、味の素AGFはコーヒーコミュニティの一員として、コーヒー業界をより盛り上げていきたいと思っています。

※1 気体および液体の分析手法であるガスクロマトグラフィーを行う装置。コーヒー以外にも様々な食品・飲料などの分析に活用している。

※2 地球温暖化による気候変動の進行により、アラビカ種のコーヒー豆の栽培地が現在の50%にまで減少すると予想されている問題

※3 SCA/CQI Licensed Q Grader:コーヒー豆の品質を客観的に評価を行うための資格

「CROWD ROASTER」1CCC特集 味の素AGF 笹島、浜名、高橋の取材記事 

https://crowdroaster.com/ja/story/525

ギーセン・ジャパンとは

ギーセンジャパンはオランダに本社を構えるコーヒー焙煎機のメーカー「Giesen Coffee Roasters」の日本総代理店です。

「ロースターと共に成長する」ことを掲げ、マシンの販売だけではなく、経験豊富な焙煎士によるトレーニングや、本国のテクニカル講習を受けた技術者による迅速な修理サポートを提供しています。

■1ST CRACK COFFEE CHALLENGEとは

2022年に始まったギーセン・ジャパン主催の、若手焙煎士の育成を目指す大会。焙煎とプレゼンテーションのスキルにより勝者が決まります。味の素AGFは初回である2022年からオフィシャルスポンサーとして大会をサポートしています。

【1ST CRACK COFFEE CHALLENGE 2024競技会概要】

公式サイト:https://giesen.co.jp/pages/1ccc-2024

開催期間:

1.アロマ分析:2024年7月上旬 味の素AGFの技術サポートによる分析

2.予選:2024年7月26日(金) ジャッジによるカッピング審査

3.決勝:2024年9月13日(金) 決勝進出者によるプレゼンテーション

評価方法:

・予選:味の素AGFの技術サポートによる「ガスクロマトグラフィー分析」等の分析評価技術を導入し、科学的な数値に基づいた評価を行ったのち、ジャッジによるカップ評価を行う。

<機械での評価方法>※4

1.コーヒー豆からアロマ成分を抽出する。

2.ガスクロマトグラフ質量分析装置でアロマ成分の分離と同定を行う。

3.成分ごとにピーク面積を算出し、競技用サンプル豆とどの程度の乖離があるのかを評価。

※4ギーセン・ジャパン「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」予選評価方法 https://giesen.co.jp/pages/1ccc-2024

・決勝:「ロースターとして持続的なコーヒーの為にできること」をテーマにプレゼンテーションを実施

決勝プレゼンテーションの様子:

https://youtube.com/playlist?list=PLqO-6larSYfhQ3bR6DfHR7TIVd5vYec4g&si=ml6IAjxL2Ccz7W5l

2024年チャンピオン:立野 慶太さん

■徳之島コーヒー収穫祭とは

 徳之島コーヒー生産者会が育てているコーヒーの木から、コーヒーチェリー(コーヒーの実)を収穫する体験イベントです。味の素AGFは2017年から、伊仙町役場・徳之島コーヒー生産者会・丸紅株式会社の4者で台風被害や土壌改善、精選機設備不足などの課題を解決しながら、徳之島産コーヒーの生産を支援し、島の次世代に引き継ぐための「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」に取り組んでいます。

味の素AGF徳之島コーヒー生産支援プロジェクト:

https://agf.ajinomoto.co.jp/sustainability/tokunoshima/

2024年2月には、島内在中の方など招いて「コーヒーチェリー収穫祭」を開催しました。

【参考】2024年2月29日付プレスリリース

「コーヒーチェリー収穫祭」を実施 さらに、コーヒーの木に取り付ける看板作り体験も実施

https://agf.ajinomoto.co.jp/company/news/2024-02-29-1122.html

YouTube:

https://www.youtube.com/watch?v=vcYd-5zXhEU

コーヒーチェリーを収穫している様子

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