AOSデータ社、データコマースDataMart.jpに食品安全オープンデータを公開 ~Data to AI®仕事術で食品安全分野の生産性向上~

10/25開催 AI-MIS™×AI/DXフォーラム 〜生産管理部門のDXをベストオブブリードで実現〜

AOSデータ株式会社のプレスリリース

■食品安全データの高まり

食品安全分野におけるオープンデータは、消費者の健康を守り、信頼できる食品供給を維持するために不可欠な役割を果たしています。特に、グローバルな食品供給チェーンの複雑化や消費者の健康意識の高まりとともに、透明性のある情報提供が強く求められています。食品安全分野でオープンデータが重要視される主な背景について説明します。

1. 消費者の健康意識の高まり

現代社会では、消費者の健康意識が高まり、安全で健康的な食品を求める声が強まっています。食中毒や食品添加物、残留農薬の問題が報道されると、消費者は食品に対する不安を抱きます。オープンデータを通じて、食品の安全性に関する正確な情報を公開することで、消費者の不安を軽減し、安全な選択を支援することが求められています。また、消費者はオープンデータを通じて、購入する食品がどのような基準を満たしているか、自分自身で確認できるようになっています。

2. 食品偽装やリコール問題の増加

近年、食品偽装や品質問題に関連したリコール事件が国内外で発生しており、これらの問題が消費者の信頼を損なうケースが増えています。特に食品の偽装表示やアレルギー情報の誤表示などが大きな問題となっており、正確な情報公開が求められています。オープンデータの公開は、食品企業の透明性を高め、消費者が信頼できる情報を得る手段となります。これにより、企業は信頼を回復し、消費者の安心感を高めることができます。

3. グローバルな食品供給チェーンの複雑化

グローバル化が進むにつれて、食品供給チェーンはますます複雑になっています。国境を越えた取引が増加する中で、食品の安全性を確保するための情報の共有が必要不可欠です。輸入食品や輸出食品の品質を確保するために、各国間でのデータ共有や、食品の検査結果、リコール情報の迅速な公開が求められています。オープンデータの活用により、食品がどの国から輸入され、どのような検査を受けているのか、透明な情報が提供されることで、国際的な信頼が築かれます。

4. 規制強化と法的要件

世界各国で食品安全に関する規制が強化されており、企業や機関はこれに対応するため、より高度な監視システムと情報公開の必要性が生じています。特にEU、アメリカ、日本などでは、食品表示や品質管理に関する法的要件が厳格化されています。これに伴い、食品企業は透明性のあるデータ公開を行うことで、規制遵守を証明し、罰則やリコールリスクを回避することができます。また、規制機関は、オープンデータを利用して、市場の監視を強化し、違反が発生した際には迅速に対処できる体制を整えています。

5. 技術の進歩によるデータの容易な活用

ビッグデータ、IoT、AIなどの技術の進歩により、食品安全に関するデータの収集、分析、公開が飛躍的に容易になりました。食品のトレーサビリティや生産過程におけるデータは、デジタル化されており、消費者や規制機関、企業が容易にアクセスできるようになっています。これにより、食品安全に関する情報がリアルタイムで更新され、迅速な対応が可能となっています。さらに、AIを活用したリスク評価や異常検知が進んでおり、これらの結果がオープンデータとして公開されることで、より高い精度での監視が可能となっています。

6. 市民参加とオープンガバナンスの推進

オープンデータは、市民参加型のガバナンスを促進する重要なツールでもあります。消費者団体やNPOは、食品安全に関するデータを活用して、自ら検証を行い、政策提言や改善要望を行うことができます。食品安全に関するオープンデータは、政府や企業だけでなく、市民社会全体の監視役割を高めることにつながり、より公正で透明性の高いシステムを構築するための基盤となります。

食品安全分野におけるオープンデータの重要性は、消費者保護の強化、企業の透明性向上、国際的な規制対応、技術革新、市民参加といった多様な要因によって高まっています。これらの背景により、食品安全分野でのデータの公開と共有は今後さらに進展し、安全で信頼性の高い食品供給システムの実現に貢献していくと考えられます。

■食品安全データとは

食品安全分野におけるオープンデータは、消費者の健康を守り、食品業界の透明性を高めるために非常に重要です。特に、グローバル化が進む現代において、食品の生産や流通に関する情報は複雑化しており、正確かつタイムリーなデータの共有が求められています。ここでは、食品安全に関連する分野について、それぞれ具体的なオープンデータの内容を紹介し、食品安全の向上にどのように役立っているかを説明します。

1. 食品添加物データ:

– 許可された添加物のリスト

– 添加物の最大使用量や使用基準

– 添加物のリスク評価や安全性データ

– 添加物の国際基準との比較データ

– 食品ごとの添加物使用状況

2. 残留農薬データ:

– 食品別の残留農薬基準

– 残留農薬検査結果

– 基準超過の事例と対応策

– 国別農薬使用状況の比較

– 輸入食品における残留農薬の管理データ

3. 食中毒データ:

– 発生件数と地域別データ

– 原因となった食品や病原体の情報

– 年齢層別の発症率データ

– 季節ごとの発生傾向

– 予防措置の実施状況と効果

4. リコール情報データ:

– リコール対象商品一覧

– リコール理由と詳細説明

– 消費者向けリコール通知情報

– リコール履歴と対応措置

– リコール対象企業と製品の分類データ

5. アレルゲンデータ:

– 食品に含まれるアレルゲンのリスト

– アレルゲン別のリスク評価データ

– アレルギー反応を引き起こした事例

– アレルゲン表示の遵守状況

– 消費者向けアレルゲン警告情報

6. 輸入食品データ:

– 輸入食品の検査結果

– 輸入食品の原産国と供給量データ

– 輸入食品の違反事例

– 輸入食品のリスク評価結果

– 輸入食品に対する検疫データ

7. 食品ラベル・表示データ:

– 栄養成分表示の内容

– 産地や製造日、賞味期限の表示状況

– 誤表示や虚偽表示の発見事例

– 健康表示や栄養表示の基準データ

– 誤表示の是正対応と措置状況

8. 微生物検査データ:

– 食品ごとの微生物検査結果(サルモネラ菌、大腸菌など)

– 基準を超えた微生物の発見事例

– 微生物による汚染源データ

– 検査時期別の結果推移

– 微生物汚染予防措置の実施状況

9. 栄養成分データ:

– 各食品に含まれる主要な栄養成分のリスト

– カロリー、脂肪、炭水化物、タンパク質の含有量データ

– 食品別ビタミンやミネラルの含有量

– 健康リスクに関連する成分(飽和脂肪酸、トランス脂肪酸など)のデータ

– 栄養成分の国際基準との比較

10. 消費者の苦情・フィードバックデータ:

– 消費者から寄せられた食品に関する苦情件数

– 苦情内容別の分類データ(品質、表示、アレルゲンなど)

– 苦情の解決状況

– 消費者満足度調査結果

– 苦情対応に関連する企業の対応評価

11. 食品規制違反データ:

– 違反食品のリストと違反内容

– 違反が発生した企業と製品の詳細

– 違反に対する行政措置や罰則

– 違反食品の流通経路データ

– 違反後の是正措置の実施状況

12. 食品トレーサビリティデータ:

– 食品の生産地や加工地の情報

– 製造日やロット番号の追跡データ

– 流通経路と販売店のデータ

– 畜産や農産物の生産者データ

– 食品の消費期限管理データ

13. 産地・供給チェーンデータ:

– 農作物や畜産物の産地情報

– 供給チェーンに関わる生産者や供給者のリスト

– 産地ごとの品質検査結果

– 各地域での収穫量や供給量のデータ

– 天候や自然災害の影響を受けた供給データ

14. 包装・保存方法データ:

– 食品ごとの最適な包装方法データ

– 食品の保存温度や条件

– 包装材の安全性評価データ

– 保存方法に関する法的要件と規制データ

– 保存期間に関する実験データ

15. 食品廃棄物データ:

– 廃棄された食品の量とその内訳

– 食品廃棄物のリサイクル状況

– 廃棄物削減に向けた取り組みの効果

– 廃棄食品の主な原因(期限切れ、品質劣化など)

– 廃棄物処理施設のデータと処理能力

16. 水質や環境汚染に関するデータ:

– 水源地や農場の水質検査データ

– 食品生産における水の使用量データ

– 農業や畜産による環境汚染リスクデータ

– 環境保全措置の実施状況

– 水質汚染が食品安全に与える影響分析データ

これらのデータは、食品の安全性を確保し、消費者や業界関係者がより透明な情報を得られるようにするために、重要な役割を果たしています。

■データの共有・活用から、資産として売買されるDXの推進へ

AOSデータは、『Data to AI® 』というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。具体的には、紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム「aipapyrus.com」、企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム「idx.jp」、損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター「data119.jp」、データを活用するためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス) 「aidata.jp」など、データのライフサイクル全体を一気通貫で管理するための各種ソリューションを、ワンストップで運営および提供しています。

「DataMart.jp」は、データ化、データ共有と保存、データ活用のデータライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データが資産として売買されるDXを推進いたします。

■AI学習用データコマース「DataMart.jp」を支える各賞受賞実績の技術

「DataMart.jp」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を15年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューション 「IDX」を支えるソリューションとして開発されました。

■食品安全データプロバイダーの募集

近年、食品業界は消費者の健康意識の高まりや規制の強化、そしてグローバルなサプライチェーンの複雑化により、急速な変化を遂げています。この中で、食品安全に関するデータの需要がますます高まっており、データに基づいた意思決定やリスク管理が、業界の信頼性と持続可能な成長を支える鍵となっています。DataMart.jpでは、この変化に対応し、新たなデータエコシステムの構築を目指しており、質の高い食品安全データを提供していただけるデータプロバイダーを募集しています。食品安全分野のデータを活用し、業界の未来を共に築くパートナーとしての提携をぜひご検討ください。

AOSデータ社では、以下のフォーラムを開催いたしますので、ご都合がよろしければ、是非、ご参加ください。

■「AI-MIS™ 経営情報フォーラム×AI/DXフォーラム October」概要

(1)日時 2024年10月25日(金)14:00~16:50(受付開始 13:45)

(2)会場 日経ホール&カンファレンスルーム https//www.nikkei-hall.com/access/ 

東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6F *当日は、オンラインとハイブリッドで開催予定です。

詳細、お申し込みはこちらから → https://www.idx.jp/mis/forum4/

【AOSデータ株式会社について】

名 称:AOSデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁

設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F

資本金:1億円(資本準備金15億2500万円) 

URL:https://www.aosdata.co.jp/

 AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業8000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、15年連続販売本数1位を獲得しています。

 また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。

 防衛省の若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。

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