店舗から排出する揚げ物油が飛行機の燃料に。「やきとり家すみれ」などを展開するダイニングイノベーションが 国内資源循環による国産 SAF 製造に向け、廃食用油の供給に協力する基本合意書を締結

株式会社ダイニングイノベーションのプレスリリース

また、ダイニングイノベーションは、SAFで航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」に参画し、グループ会社が展開する飲食店で発生する廃食用油を、SAF製造の原料として提供し、再利用する取り組みを開始します。まずは「Italian Kitchen VANSAN」「やきとり家すみれ」「じねんじょ庵」の直営店から実施し、今後順次、対象店舗を拡大していく予定です。

・「Italian Kitchen VANSAN」

”家族で気軽に行ける本格イタリアン”がコンセプト。88店舗展開。

・「やきとり家すみれ」

大山どりの本格的な焼き鳥が気軽に楽しめる。70店舗展開。

・「じねんじょ庵」

「楽しい蕎麦屋」をコンセプトに、自然薯をメインにしたヘルシーな料理が楽しめる。

 7店舗展開。

ダイニングイノベーションは、2013年の創業以来「日本の食文化を通して世界中の人々の生活をより豊かなものにする」をミッションに、日本の国⺠食に「今までにない新しい価値」を加えたブランドを生み出し、焼肉ライクやItalian Kitchen VANSANなど、様々なブランドを国内外に展開しています。(グループ446店舗(国内14ブランド280店舗/ 海外6ブランド166店舗 ※FC店舗含む2024年10月15日付))

今回の取り組みは、まさに食に「今までにない新しい価値」を加える取り組みであり、業界の垣根を超えて脱炭素社会の実現という大きな課題解決に協力できることに、大きな意義を感じています。

<SAFについて>

SAFとは、Sustainable Aviation Fuelの頭文字をとったもので、日本語では持続可能な航空燃料と訳されます。原料となるバイオマスや廃食用油、都市ごみなどの生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルで、従来の航空燃料に比べて温室効果ガスの排出量を約80%削減することが可能です。また、既存のインフラをそのまま活用できる特徴があります。航空機は自動車などと違い電気や水素などの燃料では代替しにくいため、SAFの利用によるCO2排出削減が世界で求められています。

大阪府堺市で建設中のSAF製造工場の様子大阪府堺市で建設中のSAF製造工場の様子

<国産初のSAF大規模生産事業の概要>

日揮HD、レボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で国内での廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年11月1日付で新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。なお、本事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より採択※を受けた助成事業です。

※NEDOホームページ:

https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html

<Fry to Fly Projectについて>

「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。プロジェクトは日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加しています。

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