韓国・寶城(宝城:ポソン:Boseong)郡とコミュニティメディアが対馬と韓国間における、茶の交流を開始。「全国地紅茶サミットin対馬」で共同出展。

唐の時代に伝わったとされる茶の木が自生する、韓国南部の山々に囲まれた宝城。韓国を代表する茶の名産地が、長崎県の対馬で交流開始。

株式会社コミュニティメディアのプレスリリース

令和5年11月2日(日)、3日(祝月)の2日間、長崎県対馬市で「全国地紅茶サミットin対馬」が開催されます。第22回を迎える本サミットは、生産者が直接淹れた和紅茶を試飲して、茶葉を購入できるだけでなく、全国各地の地紅茶ファン同士が集い交流をする場でもあります。

本サミットの実行委員会でもある当社メンバーは、開催テーマである「地紅茶通信使」を韓国・宝城郡との連携で形にすべく約1年間かけて準備を進めてきました。日本遺産構成文化財でもある金石城跡は、朝鮮通信使をもてなす迎賓館として使われていた対馬藩主宗家の居城ですが、他にも対馬島内には朝鮮通信使を感じることができる歴史的遺産が多く残っています。近年は、2023年2月に比田勝ー釜山航路が再開し、2024年4月からは厳原ー釜山航路も再開し、日常的に韓国からの観光客や学術交流なども再び、盛んに行われるようになってきています。

国連教育科学文化機関(UNESCO)のユネスコ世界記憶遺産に登録された「朝鮮通信使に関する記録-17世紀~19世紀の日韓の平和構築と文化交流の歴史」において雨森芳洲が説いたいた、「互いに欺かず、争わず、真実をもって交わる」という精神を、地紅茶サミットにおいても茶の交流で活かそうと、サミット史上初となる海外からの出展者として、宝城郡庁そして生産者のみなさまの招致を実現することができました。今回対馬へ来ていただく、寶香茶園様は紅茶はもちろん、手詰みの茶葉で緑茶や発酵茶、そして銭茶も生産されています。無農薬栽培の茶葉で淹れた香り高く美味しいお茶を、サミットでは生産者のみなまから直接テイスティングカップへ注いでいただき、試飲することができます。

<韓国・宝城郡庁を訪問した時の様子>

鎖国が命じられた江戸時代、長崎とオランダ、薩摩と琉球、松前と蝦夷、対馬と朝鮮の4ヵ所で交易の扉が開かれていたことは知られていますが、この時期の江戸時代約200年間は、国境を接する国同士が戦争をしないという世界的にも珍しい平和の象徴として、今も対馬や韓国の人々を中心に各地で語り継がれています。


また、令和5年10月11日(金)には宝城郡を訪問し、コミュニティメディアと宝城郡は今後、対馬市や長崎県各地においてお茶の交流を継続的に実施していく連携をしていくことで合意しました。唐の時代、中国大陸から日本にも伝わった団茶は、韓国の伝統茶として宝城にも銭茶という形で、現代まで受け継がれています。現在は、韓国最大の生産量を誇る茶葉の生産地になっていますが、歴史と伝統をとても大切にしており、日本のお茶のルーツにも繋がる場所です。

<宝城郡とコミュニティメディア、茶の交流で連携>

<第22回 全国地紅茶サミット in 対馬 概要>

【入場料】無料(各ブースの試飲にはチケットが必要です)

【主催】全国地紅茶サミットIN対馬実行委員会事務局

■公式Webサイト

https://jikocha-tsushima.com/

■開催日

・11月2日(土)13:00~16:00 (1日目)

・11月3日(日)10:00~15:00 (2日目)

■会場

長崎県対馬市上対馬エリア 東横イン比田勝イベントスペース内(上対馬町西泊1217-5)

■入場料

無料(各ブースの試飲にはチケットが必要です)

・2日間有効プレミアム飲み比べチケット(オリジナル記念テイスティングカップ付)税込2,500円

・当日有効チケット(オリジナル紙カップ付)税込600円

■主催

 全国地紅茶サミット 対馬実行委員会

■後援

 対馬市、長崎県対馬振興局、一般社団法人観光物産協会、対馬市商工会、対馬農業協同組合、東横INN対馬比田勝、九州郵船株式会社、対馬空港ターミナルビル開発株式会社、合資会社対馬新聞社、株式会社十八親和銀行、株式会社コミュニティメディア(対馬市CATV・エフエム対馬)、JETRO長崎、一般社団法人対馬市国際交流協会、全日本空輸株式会社・ANAあきんど株式会社、公益財団法人長崎県国際交流

■公式SNS

・X(旧Twitter) https://x.com/tsushimajikocha

・Instagram https://www.instagram.com/jikocha.tsushima/

■全国地紅茶サミットとは

 「全国地紅茶サミット」とは、1年に1回(例年秋頃)、日本国内の地紅茶(国内栽培国内製造の紅茶)生産地で開催され、全国の地紅茶生産者 数十団体と、全国の紅茶愛好家 数百~数千人が一同に集う、地紅茶だけを集めたものでは国内最大の祭典です。

 生産者が地紅茶を持ちより、ブースを構える。来場者が地紅茶を試飲し、生産者と話し、気に入った地紅茶を購入する。そこでは生産者とファンの繋がりが生まれ、保たれ、また講演会や懇親会で知識や情報の交換や交流が行われ、日本の地紅茶文化の継承・発展に貢献しています。

■長崎県の離島、対馬とは

 対馬は3世紀末に書かれた「魏志倭人伝」で対馬国と記され、朝鮮半島と日本列島を結んできた島です。江戸時代には対馬藩が朝鮮との外交・通商を行うため、韓国の釜山に草梁倭館という日本人、当時の対馬藩士の居留地がありました。オランダが長崎出島を外交・通商の場所として活用していた様に、日本は同様の役割の場所を海外に有しており、対馬が大陸との外交に置いて重要な役割を担ってきたことがわかります。朝鮮半島と最も近いという地理的条件を活かし、石器文化・青銅器文化・お茶文化・宗教などの文化を大陸から日本へ伝える窓口として、海外と最先端の交流をしてきたのが対馬です。また、天台宗の宗祖で「 伝教大師」として知られる最澄(767~822年)が上陸したことを記念する顕彰碑が対馬の阿連地区にあります。最澄は、遣唐使船で唐(現在の中国)に渡って天台宗を学び、翌年帰国した際、対馬に着きお茶を対馬へ持ち込んだとされています。


■プレミアムチケット オリジナル記念テイスティングカップとは

 プレミアムチケットをご購入いただいた方に配布される、オリジナル記念テイスティングカップをお持ちの方は、サミット期間中2日間いつでも各出店ブースで無料で試飲ができます。

 来場者のみなさまに石文化の島、対馬を感じていただくため、テイスティングカップには厳原の山で採れる対州長石を使いました。このカップも使っていただくことで、茶葉との出会いから、生産者の方々の想いも知っていただき、直接茶葉を購入してお家に帰られてからも茶を淹れるところまでを体験していただきたいと考えています。

 このテイスティングカップは、長崎県にある陶磁器の町、波佐見で焼き上げられました。波佐見・中尾山には世界最大級の登窯跡がありますが、古くから培われたこの地域の技術で今回のカップ形状を作りあげることができました。複数種類の和紅茶をテイスティングできるよう試作を重ねた結果、カップの色は美しく白く、スタッキングが可能なデザインとなりました。

【当プレスリリースに関するお問い合わせ】

 株式会社コミュニティメディア 米田 伊織
 mail: info@communitymedia.co.jp
 TEL:095-829-5525

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