【仕事で失敗したときの気持ちの切り替え方ランキング】男女510人アンケート調査

仕事で失敗したときの気持ちの切り替え方に関する意識調査

株式会社エミリスのプレスリリース

株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、お仕事をしている男女510人を対象に「仕事で失敗したときの気持ちの切り替え方に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

仕事で失敗することは、誰にでもあります。しかし「誰でも失敗する」とわかっていても、なかなか悔しい気持ちや申し訳ない気持ちから切り変えられない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、お仕事をしている男女510人に「仕事で失敗したときの気持ちの切り替え方」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、下村労働衛生コンサルタント事務所( https://kenkouzukan.com/ )代表で医師の下村洋一氏よりご考察いただいております。

※データの引用・転載時のお願い

 本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:お仕事をしている方

調査期間:2024年10月10日~24日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:510人(女性296人/男性214人)

回答者の年代:10代 0.6%/20代 20.8%/30代 32.9%/40代 28.2%/50代以上 17.5%

【調査結果サマリー】

・仕事で失敗してから気持ちを切り替えるまでの時間は「1日~3日」

・仕事で失敗したときの気持ちを切り替える方法1位は「話を聞いてもらう」

・気持ちを切り替えるのが難しい仕事の失敗は「周りに迷惑をかけた」

・仕事で失敗したとき周囲には「そっとしておいてほしい」

仕事で失敗してから気持ちを切り替えるまでの時間は「1日~3日」

お仕事をしている510人に「仕事で失敗してから気持ちを切り替えるまでにかかる時間」を聞きました。その結果、最も多かったのは「1~3日(42.1%)」でした。

「1週間程度かかる」と答えた人も多く、失敗してすぐに当日中に気持ちを切り替えられる人は比較的少ないとわかりました。

ただし早く気持ちの切り替えができるかどうかは、失敗の程度にもよります。「軽いミスだと翌日、重いミスだと3日程度」という回答もあり、すぐにリカバリーしたり解決したりできるようなミスなら、落ち込む時間は少なくなる人も多いです。

仕事で失敗したときの気持ちを切り替える方法1位は「話を聞いてもらう」

仕事で失敗したときの気持ちを切り替える方法の1位は「話を聞いてもらう(24.3%)」、2位は「反省する(16.7%)」でした。

気持ちを吐き出して気分を切り替えている人が多いとわかります。同僚や家族と話をすることが、反省点や改善点の把握につながることもあるでしょう。

また「寝る」「食事する」「趣味を楽しむ」など、仕事から離れて気分転換している人も多くなりました。

<1位 話を聞いてもらう>

・近しい人や同僚に話して、気持ちを落ち着かせる。人に話したほうがスッキリする(20代 女性)

・同じような失敗した仲間達と、会社に対する愚痴を言い合う(30代 男性)

・家族でも友人でも同僚でもいいので、とにかく人に話して聞いてもらう。聞いてくれる相手がいないときは、独り言を言って気持ちや考えを整理します(40代 男性)

「失敗して辛い気持ち」や「後悔している気持ち」を吐き出し、スッキリして気持ちを切り替えている人が多いとわかります。気持ちが落ち着くだけではなく、相談するうちに頭の中が整理されたり、アドバイスをもらえたりする例もありました。

また直接誰かに相談するのではなく、「SNSで辛さを吐き出す」「AIに愚痴を言う」といった、気持ちの吐き出し方も寄せられています。辛い気持ちを抱え込んでいると爆発することも考えられますから、適切なかたちで吐き出していくことは大切です。

ただしSNSに投稿したり、職場外の人に相談したりするときには、情報漏洩にならないよう注意が必要となります。

<2位 反省する>

・失敗したことは反省したのちにすぐに忘れ、目の前のことだけを考える(20代 男性)

・帰宅後に失敗した原因を考えて、次に同じことをしないようにメモに書いて終わる(30代 女性)

・失敗を失敗と認め、今後どのように行動するかを考える(50代以上 男性)

「なぜ失敗したのか」「失敗しないためには、自分はどうしたらよかったのか」をしっかり考えることで、気持ちを切り替えている人も多いとわかりました。

ただ自分を責めているだけでは暗い気持ちのままです。そのため「次に失敗しないための方法も考える」という回答が多くありました。反省して失敗から学び、「二度と同じ失敗はしない」という思えれば、気持ちが落ち着いて少し前向きになれるとわかります。

<3位 寝る>

・寝たら忘れるタイプなので、とりあえず寝ます(20代 女性)

・起きていると失敗について考え続けてしまうので、早めに寝る(30代 女性)

・とにかく眠ります。テレビとかスマホとかは見ないで、場合によってはお風呂にも入らず食事もせず寝ます。朝早く目が覚めて支度をしているうちに、「失敗しても人生は続くのだから、なんとかやっていかなければ」という気持ちになります(40代 女性)

起きていると失敗のことを思い出して考え込んでしまうこともあります。そのため「考えないように寝る」という人も多くなりました。アンケートからは、「寝て頭がフレッシュな状態に戻れば、前向きな考えになれることもある」とわかりました。

反対に睡眠不足だと気分が不安定になりやすいため、失敗のダメージからなかなか抜け出せない可能性が高まります。

<4位 ポジティブに捉える>

・ミスを引きずってもいいことはないから、「次はミスが起こらないようにするための経験だ」と考えるようにする(20代 女性)

・最悪な事態にはならなかった、と気持ちを切り替える(40代 女性)

・「人間誰でも失敗はある」と自分に言い聞かせるようにしています(40代 男性)

「今回は失敗したけれど、次に生かせる」と前向きに考えようとする人も多数。

起きてしまったことは変えられませんが、捉え方や今後への生かし方は変えることができます。例えば失敗を「うまくいかない方法をひとつ知れた」と捉えている人もいました。

<同率4位 食事する>

・家系ラーメンを腹一杯食べます(20代 男性)

・好きなお菓子やケーキを買って帰り、自分を満たす(20代 女性)

・お気に入りの店で高級とんかつを食べる(40代 女性)

食べ過ぎはよくありませんが、食事もいい気分転換になります。お気に入りのお店やメニューがあり、仕事で失敗して落ち込んだときに外食で立ち寄っている人も多くいました。

「友達と食事をする」というコメントもあり、食事の場が「気の合う人と話す場」になることで切り変えられている人もいるとわかります。

<6位 仕事に没頭する>

・他の仕事を多くこなして、気を紛らわせる(20代 女性)

・次の仕事を無心にやって、成功させることに集中する(30代 女性)

・ひたすら仕事を続ける(50代以上 男性)

仕事での失敗を取り戻そうと、業務に打ち込む人も増えてきました。業務に没頭することで、失敗について考えなくなる効果もあります。落ち込んでいようがいまいが仕事はあるので、現実的な選択とも言えるでしょう。

失敗した仕事に取り組む人もいれば、種類の違う仕事で気分転換する人もいます。

<7位 趣味を楽しむ>

・趣味をいっぱいして、気分を切り替えてます。私の趣味はイラストを描くことなので、思いっきり気分によって絵を描きまくっています(20代 女性)

・家に帰って推しを見る(30代 女性)

・仕事を忘れて趣味などに没頭する。私はギターを弾くときや靴磨きをするときは、他のことをすべて忘れて没頭できるので、気持ちを切り替えられます(50代以上 男性)

「音楽」「イラスト」「映画」など、趣味に没頭している間は仕事のことを忘れられます。趣味にばかり没頭しているわけにはいかないのでまた仕事に戻ってくるのですが、戻ってきたときには気分が切り替わっている人が多いとわかります。

「家事を思い切りやる」という人もいたので、趣味がない人は集中して家事をやってみるのもおすすめです。

気持ちを切り替えるのが難しい仕事の失敗は「周りに迷惑をかけた」

「気持ちを切り替えるのが難しい仕事の失敗」を聞いたところ、ダントツは「周りに迷惑をかけた(33.3%)」でした。2位「失敗が重なった(16.9%)」、3位「叱られた(16.5%)」、4位「大きな失敗をした(16.1%)」5位「クレームにつながった(3.1%」が続きます。

自分の失敗が周囲に影響を与えたときに、切り替えが難しくなってしまう人が多いとわかります。例えば周囲に影響しない小さな失敗を早めに見つけたら、自分で修正して終わりです。しかし周囲に影響すると「申し訳ない」「評価が下がるかも」という気持ちが出てきます。失敗が多くなったり大きかったりすると、周囲への影響も大きくなるでしょう。

<1位 周りに迷惑をかけた>

・忙しい時にミスをしてしまって、自分だけでは対処できなくて、周りの人の手を煩わせてしまって迷惑をかけたとき(20代 女性)

・ひとつの失敗が複数の部署に波及してしまい、多くの社員に迷惑をかけてしまったとき(30代 男性)

・ミスによって誰かに迷惑がかかったり、怪我をさせてしまったりしたとき(40代 男性)

自分が失敗したせいで、上司や同僚がカバーに走り回っている様子を見ると、落ち込みが深くなってしまうという人が多数。「ミスは誰にでもあるのでお互い様」と思えればいいのですが、周囲への申し訳なさからなかなか切り替えられない人も多いようです。

「複数の部署に迷惑をかけた」「お客様に迷惑をかけた」など、迷惑をかけた相手が多かったり重要度の高い相手だったりすると、さらに落ち込みは深くなると考えられます。

また製造現場などでは、ミスによって同僚に怪我をさせてしまうこともあり、罪悪感が消えずに落ち込む人もいます。

<2位 失敗が重なった>

・ひとつのミスを引きずったせいで、次々にミスを引き起こしてしまったとき(20代 女性)

・立て続けにミスをすると、「だめだな」と負のループに落ちます(30代 女性)

・仕事のミスが重なり、ミスについて同僚など周囲に何か囁かれていると感じてしまったとき(40代 男性)

同じ失敗を繰り返したり、複数のミスが同時に発覚したりすると、気持ちを切り替えにくくなる人も多いとわかります。ひとつの失敗なら切り替えてリカバリーできても、失敗が重なると修正箇所が増え、焦りが生じて悪循環に陥ってしまうからです。

失敗が重なると「周囲からの信用を失うのでは」「陰口を叩かれているのでは」などと心配してしまう人もいました。

<3位 叱られた>

・失敗して反省している最中に、さらに上乗せで上司に怒られるとき(20代 女性)

・失敗について上司から強い言葉をかけられると、言葉が頭から離れなくなるので切り替えるのが難しいです(30代 女性)

・取引先に叱責されたとき(40代 男性)

きつい言葉で叱られ、叱責の言葉が頭に残って切り替えられなくなる人も。「必要以上に叱責されたとき」「人前で叱られたとき」と答えた人もいて、叱り方によってさらに落ち込んでしまうこともあるとわかりました。

また「仕事ができる人から注意されると、切り替えが難しくなる」という声もありました。叱責や注意によって無力感や劣等感を抱くことで、切り替えが難しくなると考えられます。

<4位 大きな失敗をした>

・失敗により生じた問題が解決しないまま、長引いてしまったとき(30代 女性)

・失敗による損失が大きかったとき(40代 男性)

・具体的な手立てを打ちようがない場合(50代以上 男性)

大きな失敗の例としては、「リカバリーに時間がかかる失敗」「取り返しのつかない失敗」「金銭的な損失が生じる失敗」などが挙げられています。

挽回できそうな失敗なら、「挽回して信用と自信を取り戻そう」と思えますが、自分では対処できない大きすぎる失敗だと途方に暮れてしまう人も多いでしょう。解決策が見いだせないため、気持ちも切り替えられないと考えられます。

<5位 クレームにつながった>

・接客業でお客様からクレームを入れられたとき(20代 女性)

・介護士として働いています。ご家族や利用者から名指しでクレームが入ったときは、気持ちの切り替えが難しかったです(30代 女性)

・客先から毎日のようにクレームの連絡があるとき(50代以上 男性)

クレームが入ると「自分がお客様に嫌な思いをさせてしまった」と、はっきりわかります。場合によっては顧客が減ったり、担当を変えられたりして、職場での自分の評価が下がることにもつながります。そのため自分の失敗が原因でクレームが入ると、気持ちの切り替えが難しくなってしまう人も多くなりました。

一方クレームの内容に納得がいかないときに、切り替えが難しくなる人も。理不尽なクレームを入れられて、納得できずモヤモヤしてしまうからだと考えられます。

仕事で失敗したとき周囲には「そっとしておいてほしい」

「仕事で失敗したとき周囲にどうしてほしいか」を聞いたところ、圧倒的1位は「そっとしておいてほしい(34.9%)」でした。

気分の切り替え方法としては「話を聞いてもらう」が多かったのに、「そっとしておいてほしい」のは矛盾しています。つまり「自分が話したくなるタイミングまでは、そっとしておいてほしい」「話を聞いてほしいだけで、アドバイスは必要ない」などと思っている人が多いと考えられます。「励ましてほしい」という声も目立ち、失敗について話すにしても、叱ったり責めたりするのではなく前向きな対応を望む人が多いとわかります。

またアドバイスについては「具体的なアドバイスがほしい」という声が多く、状況打開に役立つ助言を求める人が多いとわかりました。

まとめ

仕事で失敗して気持ちを切り替えたいときには、誰かに話を聞いてもらう人が多くなりました。気持ちを吐き出す相手がいない場合には、「誰もいないところで叫ぶ」「気持ちを紙に書き出す」といった方法もあります。

「仕事の失敗は仕事でしか取り返せない」と考える人もいますが、仕事で失敗を取り返すうえでも気分転換は大切です。

ただ「ポジティブシンキング」など、気持ちの持ち方は簡単に変えられないことも多いです。まずは「寝る」「食事する」「趣味を楽しむ」など、簡単にできそうな方法から試し、自分に合う方法を探してみてはいかがでしょうか。

■下村洋一氏の考察

仕事の失敗による、上司・お客様からの叱責・後始末は、大きなストレスになります。まずは、くよくよせず、しっかり睡眠と食事を取り、生活習慣をしっかり整えましょう。その上で、誠意を持って対応し、周囲の理解が得られれば、体調もおのずと改善するはずです。 

成功の影に、多くの失敗が隠れていることはよく知られたことです。上手なクレーム対応は、大きなビジネスチャンスと考えるべきです。ポジティブ思考は、メンタルヘルスケアでは特に重要です。

歴史に残る、幾つかの大事故に、体調不良や病気が隠れていたと言われています。失敗が続く方は、睡眠不足・食生活の乱れ・長時間労働・病気を疑ってみてください。仕事の失敗は成功に向けての糧や病気発見の糸口になることもあります

▽監修者紹介

下村 洋一

医師・日本医師会認定産業医・労働衛生コンサルタント・社会保険労務士。

京王電鉄グループ専属産業医・京王百貨店診療所所長を経て、2005年日本で初めて嘱託産業医業務に特化した事務所を都内に開設。顧問先多数 

https://kenkouzukan.com/

※データの引用・転載時のお願い

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。

■株式会社エミリスについて

株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。

■会社概要

社名 : 株式会社 エミリス

所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号

代表取締役 : 馬場 栄和

創業 : 2020年10月

資本金 : 100万円

事業内容: 飲食業

URL : https://emiris.net/

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