ノンアルコール飲料意識調査2024【グリーンズフリージャーナル】

1年以内にノンアルコール飲料を飲んだことがある人が4割以上。8割の人が昔に比べておいしくなったと実感。

キリンビール株式会社のプレスリリース

グリーンズフリージャーナルについて

キリンビール株式会社(東京都中野区/社長 堀口英樹)は1907年に創業し、「お客様本位」、「品質本位」を基本姿勢とし、常にお客様に新しい価値を提供するさまざまなチャレンジを行ってきました。

お客様にご支持いただける価値・商品としては「キリン一番搾り生ビール」「キリン一番搾り 糖質ゼロ」などを提供しております。社会課題の解決・改善の取り組みとしては「適正飲酒やスロードリンクの推奨」を掲げ、「キリン グリーンズフリー(以下、グリーンズフリー)」や「キリン カラダFREE」などの商品を取り扱っています。

特に「グリーンズフリー」は健康志向の高まりから成長が見込まれるノンアルコール・ビールテイスト飲料市場でも、「爽やかなおいしさで気分が上がる」という独自の価値で高く評価いただいています。今回、この「おいしさ」の価値をさらにお客様に提供するため、2024年7月製造品からリニューアルを開始しました。

このたび、さらなるノンアルコール飲料の市場活性化を狙い、グリーンズフリーPR事務局を設立し、「グリーンズフリージャーナル」を配信しています。本紙では、ノンアルコール飲料に関する知識や、今、世間ではノンアルコール・ビールテイスト飲料がどのように受け入れられているかを独自調査し、皆さまにお届けしています。

本号では、ノンアルコール飲料に関する意識調査レポートをお届けしています。


※本調査はキリン グリーンズフリーだけではなく、ノンアルコール・ビールテイスト飲料全般に関する調査です

ノンアルコール飲料意識調査2024サマリー

1年以内にノンアルコール飲料を飲んだことがある人が4割以上。

8割の人が昔に比べておいしくなったと実感しており、

ビールの代替品から気分転換を支えるポジティブな飲み物に変化

 

近年、ノンアルコール飲料の市場規模は右肩上がりに推移しています。ノンアルコール飲料が社会に浸透してきている中、ノンアルコール飲料を楽しむことがどの程度許容されているのか、またノンアルコール飲料の拡大要因としてのノンアルコール飲料の魅力を明らかにするために全国の20-59歳男女を対象に「ノンアルコール飲料意識調査2024」を実施しました。

 

調査の結果、これまでの車を運転する際のビール代替品のイメージとは異なり、夜の飲み会に限らずランチシーンにも市民権を得はじめていることがみてとれます。また、お酒の代わりにやむを得ず飲むイメージを超えて“爽快感を楽しむ・気分を上げる”イメージへと変化してきていることがわかりました。味の評価については、8割の人が「昔に比べて美味しくなった」と実感しており、様々なシーンで気分転換としてノンアルコール飲料を楽しめる大きな要因となっていると考えられます。

 

ノンアルコール飲料は、2009年に世界ではじめてアルコール分0.00%の「キリン フリー」が発売されました。当初は飲酒運転の厳罰化を受けた社会貢献の意味合いも兼ねて上市されましたが、以降15年が経過し、飲酒運転の抑止以上に社会に浸透し、免罪符的な飲み物から生活者の気分転換を支えるポジティブな飲みものに変化してきていることが今回の調査から明らかになっています。本調査では今後の飲用頻度・量が増えるという人が半数を超えており、さらなる成長が期待される結果となっています。

 ■調査概要

・調査対象     全国の20-59歳男女 960名(学生除く)

・調査時期          2024年8月13日~14日

・調査方法          インターネット調査

・調査主体          キリンビール株式会社

 ※数値は、小数点第1位までの掲載。小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合があります。

【1】ノンアルコール飲料の魅力(飲用理由・イメージ・飲用シーン)

●1年以内にノンアルコール飲料を飲んだことがある人が4割以上。ビールの代替品から気分転換を支えるポジティブな飲み物に

1年以内にノンアルコール飲料を飲んだことがある人 4割以上

直近でノンアルコール飲料を飲んだ時期を尋ねた結果、1年以内にノンアルコール飲料を飲んだことがある人は全体(960名)の45.7%(439名)となり、4割を超える人が1年以内に飲用経験があると答えています。一方、5割以上の人は「1年より前に飲んだ」、または「飲んだことがない」という結果になります。

ノンアルコール飲料の1つであるノンアルコール・ビールテイスト飲料に絞ってみると、1年以内にノンアルコール・ビールテイスト飲料を飲んだことがある人は37.0%となっています。

ノンアルコール飲料の飲用理由の1位 「リフレッシュ・気分転換したいから」

ノンアルコール飲料を飲む理由を選択肢から選んでもらった結果、最も多い回答は「リフレッシュ・気分転換したいから」(33.9%)になりました。これは「クルマを運転する必要があるから」「お酒によって翌日の予定に支障が出ることを避けるため」といった消極的な理由を上回る結果になっています。

5位は「味が美味しいから」(26.4%)、7位、8位は「ノンアルが好きだから」(21.6%)、「爽快感が味わえるから」(21.2%)となっており、ノンアルコール飲料の美味しさや情緒的にもポジティブな面が飲用理由になっています。

お酒の代わりに飲むイメージを超えたノンアルコール飲料

1年以内のノンアルコール飲料を飲んだ人のノンアルコール飲料のイメージを選択肢から選んでもらった結果、「食事を楽しむために飲むもの」(40.9%)が最も高く、続いて「気分転換をサポートしてくれるもの」(39.6%)となっています。飲用理由だけでなく、イメージでも「お酒の代わりにやむを得ず飲むもの」を上回る結果となりました。

ノンアルコール飲料は、お酒の代わりではなく、食事を楽しんだり、気分転換をしたりするための飲み物としてのイメージが定着してきている様子がうかがえます。

●飲むシーンとしてもリフレッシュ・気分転換に親和性あり

ノンアルコール飲料の飲用シーン「お風呂上りやシャワー」の後が1位

ノンアルコール飲料を飲むシーンを尋ねた結果では、1位が「お風呂上りやシャワーの後」(40.5%)となりました。ノンアルコール飲料の飲用理由やイメージが「リフレッシュ・気分転換」であったように、ノンアルコール飲料を飲むタイミングもお風呂やシャワーでさっぱりした後の気分転換したいときに飲まれている傾向がうかがえます。

2位は「自宅での平日夜の食事」(38.0%)、3位には「自宅での休日の夜の食事」(31.0%)となっており、外出先から車を運転する必要があるためではなく、実際には自宅での夜の食事を楽しむために飲まれていることが多いようです。

【2】昔に比べたノンアルコール・ビールテイスト飲料の美味しさと今後の飲用意向

●昔に比べて美味しくなったノンアルコール飲料を実感し、飲用量が増えると思う人が増加

最近のノンアルコール・ビールテイスト飲料は「美味しくなった」 8割以上

直近1年以内にノンアルコール・ビールテイスト飲料を飲んだことがあり、かつ5年以上前にもノンアルコール・ビールテイスト飲料を飲んだことがある人(230名)に、昔飲んだノンアルコール・ビールテイスト飲料と比べた最近のノンアルコール・ビールテイスト飲料の味を尋ねました。その結果、「とても美味しくなった」(41.7%)と「やや美味しくなった」(39.6%)と答えた人を合わせた「美味しくなった」計では8割を超える結果になりました。

今後のノンアルコール・ビールテイスト飲料の飲用頻度・量が増えると思う人 半数以上。その理由の1位「味が美味しくなったから」

「今後、ノンアルコール・ビールテイスト飲料を飲む頻度・量がどのように変化するか」を尋ねた質問では、1年以内にノンアルコールを飲んだことがある人の55.2%が「増えると思う」(「とても増える」と「やや増える」の合計)と回答しています。

その理由の1位が「味が美味しくなっているから」(26.8%)となり、昔のノンアルコール・ビールテイスト飲料に比べて美味しくなっていることがストレートに評価されているようです。つづく2位には「健康を意識したいから」(19.1%)とノンアルコール・ビールテイスト飲料の健康面が要因として挙がっています。3位以降は「色んな銘柄を選べるようになった」(15.1%)、「ノンアルコール飲料を飲むことが当たり前になってきている」(15.1%)となり、ノンアルコール飲料が世の中に浸透してきていることが要因となっています。

【3】シーン別ノンアルコール飲料の浸透度

夜の飲み会に限らずランチシーンにも市民権を得はじめたノンアルコール飲料

「仲間内の夜の飲み会」のノンアルコール飲料 OK派5割。「飲食店でのランチ」のノンアルコール飲料OK派 3割

ノンアルコール飲料にアルコールは含まれていませんが、仕事の場面や日中にノンアルコール飲料を飲むことに抵抗感を感じる人が多いかもしれません。

本調査ではその実態を明らかにするために、ノンアルコール飲料を飲むことに対する抵抗感の有無をシーン別に尋ねました。その結果、ノンアルコール飲料を飲むことに「抵抗感がない」(「全くない」と「あまりない」の合計)と答えたOK派と「抵抗感がある」(「とてもある」と「ややある」の合計)と答えたNG派のシーンによって分布が見て取れる結果になっています。

最もOK派が多かったのは、「仲間内の夜の飲み会」であり、OK派が55.3%と5割を超えていますが、NG派も23.8%と2割程度がノンアルコール飲料を飲むことに抵抗があるようです。

最もOK派が少なかったのは「仕事の会議中」の23.9%。「オフィスの自席」(24.6%)よりもOK派が少ない結果となっており、周りに人がいる真剣な会議中にはノンアルコール飲料に対する抵抗感を感じるようです。

就業時間中でも、休憩時間となる飲食店でのランチシーンでは「1人のランチ」でOK派が30.1%、NG派が52.1%、「同僚とのランチ」ではOK派が29.3%、NG派が53.2%となり、飲食店でのランチは3割程度がOK派、5割強がNG派という結果になっています。

 オフィス内でのノンアルコール飲料は、多くの人に抵抗がありそうですが、飲食店でのランチは少しずつ市民権を得てきているといえそうです。

【コラム】変わるアルコール文化とノンアルコール飲料

西沢邦浩(健康医療ジャーナリスト/元日経ヘルス編集長)

 

令和元年の国民健康・栄養調査を見ると、若い人たちのアルコール離れが明らかです。20年を隔てた1999年と2019年で比較した場合、1999年の20代の男性で飲酒習慣を持っている人たちは30%を超えていたのに対し、2019年では12.7%と3分の1近くまで落ち込んでいるのです。30代男性でも、ほぼ50%あった飲酒習慣が、2019年には24.4%とちょうど半減しています。若い人たちがノンアル習慣に向き始めているのは、不可逆的な傾向だと感じています。

実際にミレニアル世代が好むお酒は、アルコール濃度が低いお酒が多いという調査結果もあり、昔のように酔ってバカ騒ぎする若者を目にする機会は減っているように思えます。楽しく美味しく、スマートにお酒を飲めれば良いというふうにアルコールを楽しむ文化が変わって来ているのではないでしょうか。

個人的にもノンアルコール・ビールテイスト飲料を飲む機会が増えました。ノンアルコール飲料を飲める場所が増え、最近はアルコールがない喫茶店がノンアルコール・ビールテイスト飲料を置くようになっています。妻と一緒にそのような喫茶店に入った際、「ノンアルなのに3本も空けたの?!」と驚かれたことがありますが、「炭酸って飲むと幸福感を感じる効果があるんだよ」なんて言い訳しています。

■お問合せ先

グリーンズフリーPR 事務局

プロジェクト担当

Email:kirin_greensfreejournal@sion-group.com

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