国産SAFの原料となる廃食用油の供給エリアを拡大、12月より「ほっともっと」「MKレストラン」で開始

~CO2排出削減で、気候変動対策へ貢献~

株式会社プレナスのプレスリリース

 株式会社プレナス(以下プレナス)は、持ち帰り弁当の「ほっともっと」と定食レストランの「やよい軒」、しゃぶしゃぶと本格飲茶の「MK レストラン」を 2024 年 10 月末現在、国内に 2,810 店舗展開しております。また、当社は、関東1都6県の「やよい軒」から出る廃食用油を国産の持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel(以下、SAF))製造の原料として供給することで資源の有効活用を通じて気候変動対策への貢献を目指しております。

 このたび、2024年12月より廃食用油の供給を、「ほっともっと」の一部店舗、「MKレストラン」の全店舗に拡大することといたしましたので、お知らせいたします。

 プレナスグループは、食に携わる企業として人びとに信頼される企業であり続けるために、私たちが目指すべき方向性を示した「5つのビジョン」に基づいてさまざまな取り組みを行っています。そのすべてがプレナスグループの「おいしさの追求」を支えています。また、「5つのビジョン」の中に「もっと、環境に貢献する企業になろう」があります。お客さまに安全で美味しい食を届け続けるためには、事業活動における未来を見据えた持続可能(サステナブル)な取り組みが不可欠です。これからも廃食用油を国産SAFに再利用する取り組みに参加することで、トレーサビリティを明確にしながらCO2排出削減を目指し、さらなる気候変動対策へ貢献してまいります。

■概要

 ・対象店舗

 ・供給量

  年間約360トン

 ・本取り組みによるCO2削減量

  年間約910トンの見込み

■国産SAFサプライチェーンについて

 当社と日揮ホールディングス株式会社(以下日揮HD)、株式会社レボインターナショナル(以下レボインターナショナル)、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(以下SAFFAIRE SKY ENERGY)の4社は国内SAFの供給に貢献していきます。

<SAFとは>

 SAFは、石油などの化石燃料以外を原料とする持続可能な航空燃料であり、その製造にあたっては様々な原料、製造技術が存在します。原料が100%廃食用油の場合、従来の航空燃料と比べて原料収集からSAFの製造、燃焼までのライフサイクル全体でCO2排出量を約80%削減することが可能といわれています。

 今日、航空業界ではSAFの利用拡大が「空の脱炭素」に向けた最優先課題との認識が定着する一方で、今後見込まれる旺盛なSAF需要に対し、供給面の整備が急務とされています。SAFの原料である廃食用油について、日揮HD、レボインターナショナル、コスモ石油株式会社(以下「コスモ石油」)の3社は、2022年11月、SAFFAIRE SKY ENERGYを設立、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年産約3万キロリットルのSAF大規模製造を目指し、2024年度下期~2025年度初頭にコスモ石油堺製油所構内に建設するプラントの稼働計画を公表いたしました。本事業は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より採択※を受けた助成事業です。

※NEDOホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html

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