株式会社IMOM、神戸大学大学院経営学研究科博士課程 薗田竜弥氏と共同研究を開始〜社会関係資本の醸成を通じたリーダーシップ開発を目指して〜

株式会社IMOM(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:松田雄基)は、神戸大学大学院経営学研究科博士課程 薗田竜弥氏との共同研究を開始しました。

株式会社IMOMのプレスリリース

(写真左から)神戸大学大学院経営学研究科博士課程 薗田竜弥氏 株式会社IMOM 取締役 若山純

就労継続支援B型とスペシャルティコーヒーショップを主に展開している株式会社IMOM(本社:愛知県名古屋市、代表取締役CEO:松田雄基)は、神戸大学大学院経営学研究科博士課程 薗田竜弥氏との共同研究を開始しました。
本研究は「いかにしてリーダーは周囲との関係性構築を手掛かりに成長を遂げているのか」を探求するものです。この共同研究を通じて、株式会社IMOMは不確実性の高い現代社会における経営組織を支えるケーススタディーの提供を目指します。

■研究の概要

インタビュー中の神戸大学大学院経営学研究科博士課程 薗田竜弥氏

現代のリーダーシップ開発論では、主に個人の成長を目指した人的資本の醸成に重点が置かれている一方で、社会関係資本―個人間のつながりや社会的ネットワーク、そこから生じる信頼や規範―とも深い関わりがあり、かつその研究は十分に蓄積されていないことが指摘されています。本研究は、IMOMの各店舗を横断的に調査し、組織内に実践的な介入を行うことでリーダー個人の成長が社会関係資本の醸成とどのような関係を有しているのかを明らかにすることを目的としています。主に事前インタビューと事後のアクションリサーチを用いて、以下のような流れで現場での実際の変化を調査します。

現状調査: IMOMの現状と社会関係資本の醸成状況を調査し、各店舗の店長がどのように社会関係資本を構築・活用しているかを分析します。

アクションリサーチ: IMOMにメンタリング・マネジメント・プログラムを導入することで、拠点長が関与するリーダーシップ行動の変化を介入・観察します。

■共同研究を通じたIMOMの目標

インタビューを受けるIMOM COFFEE ROASTERS 拠点長の川越

株式会社IMOMは経営戦略上、組織基盤の構築をセンターピンとして運営しており、eNPS(従業員ネットプロモータースコア)が継続的に改善しています。

2022年2月に実施した第1回従業員エンゲージメントサーベイから、2024年11月の第6回従業員エンゲージメントサーベイまでの推移

この実績に加えて、IMOMは学術的な知見を創出する立場となることで、組織基盤をさらに強固にすることを目指しています。本研究を主導する神戸大学経営学研究科の薗田氏と株式会社IMOMの取締役である若山氏は、名古屋大学経済学部時代の同級生です。この縁がきっかけとなり、企業と学術機関の協働による新たな価値創造が実現しました。IMOMは本研究の結果を基に実効性の高い社内リーダーシップ開発プログラムを構築することで飲食事業における経営組織の新しいモデルを確立するとともに、社内の組織体制および飲食コンサルティングサービスをさらなる強化に努めてまいります。

IMOM COFFEE カフェ開業サポート

IMOM COFFEE 事業改善コンサルティング

神戸大学大学院経営学研究科博士課程 薗田竜弥氏

■薗田竜弥氏のプロフィール

神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程、名城大学薬学部非常勤講師、甲南女子大学人間科学部非常勤講師。名古屋大学経済学部を卒業後、神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程にて修士号(経営学)を取得。経営学と教育工学を専攻し、特に組織に属する人々のリーダーシップの発達および開発に関する研究、教育活動に従事。

■ 株式会社IMOMについて

株式会社IMOMは、「誰もが生きやすい、寛容な社会をつくる」ことを理念に掲げ、就労継続支援B型事業、スペシャルティコーヒーショップの運営、飲食コンサルティング事業(主にカフェ開業支援)の展開を行っております。

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