Lactobacillus plantarum PIC-NBN22の研究成果を発表

株式会社ピックルスコーポレーションのプレスリリース

~Lactobacillus plantarum PIC-NBN22とフラクトオリゴ糖含有食品における
体脂肪および腸内フローラに及ぼす影響を確認~

株式会社ピックルスコーポレーション(本社:埼玉県所沢市、代表取締役社長:宮本 雅弘)は、Lactobacillus plantarum PIC-NBN22(以下、Pne-12)とフラクトオリゴ糖(以下、FOS)含有食品における体脂肪および腸内フローラに及ぼす影響について、2019年3月24日(日)~27日(水)、東京都世田谷区で開催された日本農芸化学会2019年度大会において発表いたしました。

体脂肪低減作用効果グラフ

■背景と目的
近年、腸内細菌が生産する代謝産物が宿主の健康や疾病に関連があることが明らかとなり、腸内細菌叢の改善が生活習慣病の予防・改善に有効であることが示唆されています。中でも、健康の維持・増進をもたらす腸内フローラのバランスを改善することにより宿主に有益な効果をもたらす生きた微生物はプロバイオティクスと呼ばれ、注目されています。また、有用細菌の増殖を促進、あるいは、有害菌を抑制することによって宿主の健康に有利に働く非消化性食成分としてプレバイオティクスがあります。そこで、本研究では、高い胃酸耐性能をもつとして漬物から単離されたPne-12とプレバイオティクスとして多くの研究がなされているFOSの混合粉末摂取による体脂肪低減作用効果と、整腸作用効果の検証を目的としてヒト試験を実施しました。

■研究の内容
体脂肪低減作用効果:BMI 23以上30未満の30歳以上65歳未満の男女60名を対象として、Pne-12とFOSの混合粉末、または、プラセボ食を12週間摂取してもらい、体脂肪面積・体組成・腹囲を測定しました。
整腸作用効果:排便回数が3~5回/週の20歳以上65歳未満の男女30名を対象として、Pne-12とFOSの混合粉末の摂取と、プラセボ食の摂取を各々2週間してもらい、腸内フローラ・排便回数・排便量・便性状を測定しました。

■結果
体脂肪低減作用効果:肥満症の方を除き、Pne-12 + FOS摂取で体重・BMI・全体脂肪面積の減少。また、摂取前と比較して、体重・BMI・内臓脂肪面積・皮下脂肪面積・全体脂肪面積の減少が確認されました。
整腸作用効果:排便回数が3~5回/週の方に対して、Pne-12 + FOS摂取で糞便内Bifidobacterium属の増加傾向、また、摂取前と比較して、排便回数の増加が確認されました。

<体脂肪低減作用効果グラフ>

<整腸作用効果グラフ>

■まとめ
Pne-12 + FOSの同時摂取により、Bifidobacterium属の増加等の腸内細菌叢の改善により、体重・BMI・体脂肪面積が減少する可能性が示唆されました。

■お問い合わせ先
株式会社ピックルスコーポレーション 広報・IR室
TEL:04-2998-7771

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