~農業界の構造課題を解決する成果連動型モデルと、現場知見のデジタル技術による事業拡大が高く評価~
株式会社果実堂テクノロジーのプレスリリース


1. 受賞の概要
株式会社果実堂テクノロジー(本社:熊本県、代表取締役:高瀬貴文)の新サービスが、サービス産業生産性協議会が主催する「第5回 日本サービス大賞」において優秀賞を受賞。応募総数768件のうち、受賞した企業は33件でした。https://service-award.jp/result_detail05/spring10.html#ttllink
日本サービス大賞は、革新的で質の高いサービスを表彰するものであり、果実堂テクノロジーの革新的ビジネスモデルと、生産現場で実際に培ったノウハウと技術を体系化し、日本の農業の持続性と発展性に貢献している点が特に評価されました。

取組みの概要動画:https://youtu.be/3B0U_x4BuDg
2. 受賞サービスの特徴と評価ポイント
受賞対象となったアグリカルチャーソリューション事業は、全国の農業法人に対し「休める農業、稼げる農業の普及」という目標を具体的に実現するため、以下のような特徴を持っています。
①【最大の魅力】生産者に初期リスクを負わせない長期的な収益モデル
従来の農業コンサルティングモデルと一線を画し、生産者である農業法人に初期投資や費用のリスクを負わせません。
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技術は無償で提供: 日本一のベビーリーフ生産量を誇る果実堂グループの高度な栽培技術と、現場主導の豊富な改善ノウハウを、契約した農業法人に無償で提供しています。
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長期的な利益連動: 技術指導による増産分を果実堂テクノロジーが販売し、利益を長期的に共有します。これにより、数年で契約が終了する一般的なコンサルティングとは異なり、野菜の流通を通じて長期間にわたり安定した利益を得られる持続可能なビジネスモデルを確立しました。
②【ノウハウの汎用性】ベビーリーフだけじゃない!多岐にわたる品目において収益向上を実現
果実堂テクノロジーの技術はベビーリーフに限定されず、幅広い品目に応用が可能です。
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科学的なアプローチ: 果実堂テクノロジー独自の水分管理技術である「触診」や、土壌分析に基づいた科学的なアプローチを通じ、属人化しがちな栽培技術を標準化し、収益性向上を実現します。
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多品目での収益性向上:長年の「業務カイゼン」で培い、体系化したノウハウは、小松菜、ほうれん草、水菜などの葉物野菜に加え、ナス、大葉、イチゴ、ラディッシュなど、すでに多品目での収益性向上実績を上げています。
③【付加価値の創出】野菜のブランド価値向上と販路・販売支援
単に収量を増やすだけに留まらず、「売れる仕組み」を構築することで、野菜のブランド価値を最大化します。
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流通のプロによる販売支援: 果実堂テクノロジーの営業担当者が青果バイヤーと連携し、市場で「売れるパッケージ」や「消費者にとって本当に食べやすい・買いやすい規格」を共同で開発します。収量アップに加え、適正価格での安定した販売支援を受けられる点が、従来の農業コンサルティングと決定的に異なります。
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付加価値の高い栽培技術支援: 創業以来の有機栽培経験に基づき、有機栽培や特別栽培といった高付加価値な栽培技術の導入を支援します。
このモデルは、果実堂テクノロジーの長年の業務カイゼンノウハウを活用して農業界の構造的な課題解決に貢献し、農業を魅力的な産業に変える取り組みとして、その革新性と社会性が高く評価されました。

3. 今後の展開
果実堂テクノロジーは今後、DXにより変革をさらに加速させます。
AIを活用したノウハウ提供の自動化を進めるとともに、リアルタイムなデータ連携やトレーサビリティ確保の仕組みを強化したオンラインプラットフォームを確立します。これにより、農業界全体の生産性向上とサプライチェーンの効率化を推進し、持続可能な農業の実現に貢献してまいります。
株式会社果実堂テクノロジー会社概要
本社所在地:〒861-2202 熊本県上益城郡益城町田原1155-5
電話:096-237-7080
代表取締役:高瀬貴文
設立:2016年11月1日
資本金:2,000万円
株主:高瀬貴文、株式会社果実堂(https://www.kajitsudo.com/)
従業員数:10名
事業内容:農業コンサルティング事業(海外を含む)、新規農業参入企業の支援、ハウス建設事業、資材機器販売

