―事業再生型リブランディングを実行―
クレディシップ税理士法人のプレスリリース
税理士法人を中核とするクレディシップグループの事業会社、クレディシップ株式会社(大阪府大阪市中央区北浜、代表取締役 鯉淵拓真、以下クレディシップ)は、飲食事業へ初参入します。
ラーメン店「麺処とりとん」を共同出資により新会社として設立し、事業再生とブランド再構築を軸とする新たな事業支援に取り組みます。

クレディシップグループは税理士法人を主軸に、労務・組織コンサルティング、クリエイティブなど、中小企業の成長に必要な領域を包括的に支援してきました。今回の飲食事業への参入は、単なる事業拡大ではなく、“ブランド×組織×財務”を統合した新たな経営支援モデルの構築として位置付けています。
麺処とりとん第一号店は、関西大学から徒歩10秒の立地(大阪府吹田市)に出店。今回の取り組みは、わずか半年で営業継続が困難になった前店舗の“事業再生”として、完全リブランディングを実行するプロジェクトです。
リブランディングの実施:店名・コンセプト・内外装・商品を全面刷新
前店舗の課題を根本から見直し、以下の全面リニューアルを実施しました。
・店名の変更
・ブランドコンセプトの再設計
・ロゴデザインの刷新
・外装・内装の全面改装
・器・店内備品の一新
・商品開発のやり直し
これらを通じて、店舗体験を“ブランド”として再設計し、商品・空間・接客の一貫性を高めました。

■ ブランド設計(店名・ロゴ・コンセプト)
「麺処とりとん」という店名は、鶏と豚骨の旨味をかけ合わせたスープの特徴に由来しています。
複数の候補を検討する中で、学生との対話の中から「とりとん」という響きの親しみやすさが支持され、学生街にふさわしい名称として採用しました。
ロゴは白を基調に、ひらがな表記による親しみやすさを軸としつつ、黒の筆文字でラーメンの力強さや濃厚さを表現しています。さらに赤をアクセントカラーとして取り入れ、活気やエネルギーを感じられるデザインに仕上げました。
ブランド全体としては、「午後の授業からもうひと頑張りできる一杯」「明日も頑張ろうと思える一杯」をテーマに掲げ、活力が生まれる店づくりを実現します。
■ 店舗デザイン(外装・内装・備品)
店内外装は、学生が一人でも入りやすいことを重視し、スタイリッシュさと温かみを併せ持つ設計としています。カウンター・テーブル・照明・サイン計画に至るまで、ブランドコンセプトに沿って一貫したデザインを施しました。
配色は白と黒を基調としつつ、空間に占める赤色の割合にもこだわっています。食欲や活力を想起させる色として赤を効果的に用い、学生街にふさわしいエネルギーのある空間を演出しています。
外観デザインでは、遠くから見た際に「ラーメン店であること」が直感的に伝わり、近づくにつれて「安心して入れそうだ」という信頼感を醸成し、最終的に店頭で「美味しそうだ」と感じてもらうことを重視しました。限られた予算の中でも、この入店までの導線設計を最優先とし、遠景よりも近景の体験価値に重点を置いた投資配分を行う設計戦略を採用しています。
■ 商品開発(味づくり・レシピ開発)
商品開発は、“関西大学ラーメン同好会”をはじめとする学生メンバーと共同で行いました。
若い世代のリアルな声を取り入れながら、味・食感・満腹感のバランスを徹底的に検証しています。
スープ: 鶏豚骨の設計意図
鶏と豚骨の旨味を丁寧に抽出し、バランスよく融合させた「鶏豚骨」をベースとしています。鶏がらのクリアな旨味と、豚骨の力強いコクを掛け合わせ、軽さと満足感を両立させました。
麺: 一体感の検証
スープとの一体感を重視したちぢれ麺を採用し、食感と絡み具合を総合的に検証し、最も相性の良い仕様に仕上げています。
具材: 標準トッピングの価値
低温調理で仕上げた自家製レアチャーシューや味玉を全てのラーメンに標準で添えるこだわり仕様。白ネギ、玉ねぎ、ほうれん草、かいわれ大根など、食感・香り・彩りを最適化した野菜構成により、一杯としての完成度を高めています。



飲食業界への参入理由:廃業率30%の飲食業界への支援モデルを構築したい
飲食業界は廃業率が高い産業の一つとされ、1年以内に約30%が廃業するとも言われています。本プロジェクトの前身店舗も、営業継続が困難となり短期間で営業終了を余儀なくされました。
こうした実態を変えるため、本プロジェクトでは、従来の外部支援に留まらず、クレディシップ自身が株式を保有し、経営の当事者として参画します。現場への理解なくして本質的な支援はできないという考えのもと、出資を通じて実行力と責任を備えた支援体制を構築。クレディシップグループが強みとする財務支援に加え、組織コンサルティング、クリエイティブといった領域を統合した支援を行いました。
また、「麺処とりとん」への参画で得られる知見や成功・失敗の蓄積は、今後の顧問先支援にもフィードバックし、中小企業やスモールビジネスのリアルに根ざした経営支援モデルへと進化させていきます。
クレディシップグループ代表・鯉淵は次のように述べています。

「美味しい商品を作り、その価値を正しくお客様に届けることができれば、それがブランドとなり、必ず“選ばれる店”になれます。
しかし多くの小規模飲食店は、商品開発・顧客体験・SNS・採用育成・財務管理など、多岐にわたる課題に一斉に直面し、自力での解決が難しく、経営が安定しづらい状況にあります。
だからこそ私たちが現場に入り、“ブランド×組織×財務”を三位一体で構築し、再現可能な飲食店支援を構築したいと考えています。」
今後の展開
クレディシップは「ヒト・モノ・オカネに成長をもたらし、ホンモノの挑戦者を未来に繋ぐ」を理念に、挑戦者が長期で続く事業をつくるための経営パートナーとして支援を続けてきました。
今回の飲食事業参入は、その理念をより実証的に推し進めるための次なるステップです。
今回を皮切りに、飲食店をはじめとするBtoC店舗の経営支援を本格化させていきます。
・ブランド構築支援
・店舗設計・内外装ディレクション
・メニュー開発サポート
・SNS/広報戦略の構築
・原価・粗利改善、財務管理支援
・人材教育・マニュアル整備
・多店舗化支援
■ 店舗概要
店名:麺処とりとん
所在地:大阪府吹田市千里山東1-9-21
アクセス:関西大学から徒歩10秒
座席数:16席
オープン日:2025年12月15日(月)
営業時間:11:00〜15:00
定休日:日曜
主なメニュー:とりとんらーめん、ネギらーめん、チャーシューめん
公式Instagram:https://www.instagram.com/mendokoro_toriton/
■ 会社概要
グループ総称:クレディシップグループ(CREDIT SHIP GROUP)
法人名:クレディシップ税理士法人
代表者:鯉淵 拓真(公認会計士・税理士)
所在地:〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜2丁目1番2号 昭和興産北浜ビル10階
事業内容:経営支援/企業ブランディング/税務・財務支援/労務支援/クリエイティブ制作/人材支援/組織コンサルティング
コーポレートサイト: https://creditship.co.jp/

