一般社団法人横浜竹林研究所の企業理念、取り組んでいる事業内容等を分かりやすくまとめたウェブサイトを本日公開しました。併せて「ハマのメンマ」をいつでも購入できるオンラインショップを開設しました。
一般社団法人 横浜竹林研究所のプレスリリース
“横浜の竹林を活用し、人と地域と笑顔をつなぐ。”をビジョンに、厄介者である「竹林」を活用して社会と個人の課題を解決することで、竹林を横浜の新たな「農場」にアップデートする一般社団法人横浜竹林研究所(本店:神奈川県横浜市、代表理事:小林隆志、以下、横浜竹林研究所)は、本日2025年12月15日(月)にウェブサイトを公開しました。設立から2年が経ち、事業が拡大していく中で、改めて団体の企業理念や事業内容、最新情報等にアクセスしやすい環境を整え、より身近に誰もが参画できるプラットフォームとしてデザインしました。併せてメイン事業の一つである「ハマのメンマ」を購入できるオンラインショップを開設しました。

【コーポレートサイトURL】https://hamachikulabo.com
横浜竹林研究所(ハマチクラボ)とは
横浜竹林研究所、通称ハマチクラボは2023年12月に設立した一般社団法人です。旧くから日本人の生活に根差していた「竹」。プラスチック製品などにその座を明け渡し、徐々に使われなくなっていくのにしたがって、現在は伸びすぎた竹が畑や森を侵食し、これまであった自然の生態系に影響を与える「竹害」が全国で社会課題となっています。
私たちが活動拠点にしている横浜は、都市でありながら山も多く、個人所有地・公有地と様々な場所で小規模の竹害が問題になると同時に、少子高齢化・核家族化に伴う人々のつながりの希薄化も深刻になっています。そこで“横浜の竹林を活用し、人と地域と笑顔をつなぐ。”をビジョンに掲げ、ハマチクラボを立ち上げました。
厄介者である「竹林」の活用を通して社会と個人の課題を解決しながら、竹林を横浜の新たな「農場」へアップデートすることで、食材・製品等への利活用が可能となり、循環型経済につながる価値を生み出します。

事業内容
ハマチクラボでは、現在「放置竹林の整備」「ハマのメンマ」「ワークショップ」「コンサルティング」の4つの事業を柱としています。
ウェブサイト 事業内容:https://hamachikulabo.com/about

放置竹林の整備
ハマチクラボでは「都市型の竹林整備」を実施します。小規模ながら点在する竹林を近隣の皆様と一緒に整備し、人が集まれる場、つながりが生まれる場にアップデートしていきます。筍掘りからはじまり、メンマ造り、竹遊び、竹炭造りなど、竹林整備を通じて人がつながり続けられる場を創造します。

ハマのメンマ
横浜には18の区があります。春に伐採した幼竹を、それぞれの竹林の地域の「ハマのメンマ」として横浜の地産地消の食材プレーヤーの方々ともコラボし、ハマチクラボならではの「食のつながり」を紡ぎながら、「美味しく食べて竹林整備」を体現していきます。

ワークショップ
横浜に点在する竹林の整備に気軽に関われるワークショップを各地で行っています。春の筍掘りからはじまり、メンマ塩漬け、味付け、竹バーベキュー、竹炭造りなど、1年を通じて竹林を「つながりが生まれる場」に変えていきます。

コンサルティング
新たに竹林整備を始めたい、竹林整備は行っているけども食活用も行いたい、竹菜や竹を活用し、新商品開発を進めたいなどの「食」を中心としたコンサルティングや、竹林整備に関わる廃材利用や農地への活用などのご相談、CSR/CSVに竹林整備を活用する提案など、様々なご相談にお応えします。
放置竹林の整備

ハマチクラボで最も重要となる事業が「放置竹林の整備」です。私たちは「都市型の竹林整備」を実施しており、小規模ながら点在する竹林を近隣の皆様と一緒に整備し、人が集まれる場、つながりが生まれる場にアップデートしていきます。筍掘りからはじまり、メンマ造り、竹遊び、竹炭造りなど、竹林整備を通じて人がつながり続けられる場を創造します。
放置竹林とは?
かつては日本人の生活に不可欠だった竹。食材としてだけではなく、日々の暮らしに供する道具や住まいづくりに使われてきた存在でしたが、いつしかプラスチック製品に代わられ、担い手の減少とともに放置された竹林が日本中で増大しています。横浜でも点在する竹林が放置竹林として多く存在しています。
都市型竹林整備とは?
放置竹林を伐採・間伐して景観や防災機能を回復し、竹資源の利活用(竹材・バイオマス)や生物多様性の回復を図る。行政・地域が連携し、持続的な管理と循環型モデル構築を目指す点が特徴。
竹林整備のメリット
〇災害リスクの減少
伸びすぎた竹は地下茎が浅く広がるため、畑や家屋に侵食してしまいます。また、斜面の場合は地滑りや土砂崩れの原因ともなります。適切に間引くことで災害リスクの減少につながります。
〇里山の保全
竹の成長力は強く、日光を遮り、他の植物の栄養を奪い、野生の動物の住所にもなります。整備することで、光が差し込み、風が通る竹林に生まれ変わり、森林や生物との共生を促進します。
〇循環型社会の実現
廃棄する竹を再利用することで、ゴミ処理にかかるエネルギーを減少させることができるだけでなく、竹を食物、細工、炭などに加工することで新たな価値に変えることが可能となります。
ハマのメンマ

ハマチクラボが手がける竹林整備の中で現在主要な事業となっているのが「ハマのメンマ」造りです。
横浜には18の区があります。春に伐採した幼竹を、それぞれの竹林の地域の「ハマのメンマ」として横浜の地産地消の食材プレーヤーの方々ともコラボし、ハマチクラボならではの「食のつながり」を紡ぎながら、「美味しく食べて竹林整備」を体現していきます。
オンラインショップでは、ハマチクラボが手がけるオリジナル味のほか、金沢区の八味辣油、そして新作となる都筑区の椎茸トマト味をご購入いただけます。また、ウェブサイトでは「ハマのメンマ」ができるまでのプロセスも分かるようになっています。

ハマのメンマ オリジナル味
-40年以上愛された母の味をアップデート-
始まりは、代表の小林の母が営んでいた「小林惣菜店」の人気メニュー。甘さと辛さの絶妙な味わいが老若男女に好評で、2002年に閉店してからもファンが途切れることはありませんでした。長く続く、愛される味を後世に残したい。そんな小林の想いから、当時の味わいを残しつつ、横浜産の竹を用いた「クラフトメンマ」としてアップデートしました。無添加の和風・鶏ガラ出汁の旨味にしっかりと甘味を含ませ、ブラックペッパーをアクセントにした、ハマチクラボの「オリジナル」メンマに仕上げました。

ハマのメンマ
金沢区:八味辣油味
-海と山の出汁が香る旨味たっぷりの辣油-
アマンダリーナ合同会社が手掛ける、横浜市金沢区の地域連携から生まれた地産地消の調味料「金澤八味唐辛子」を用い、“人と地域と笑顔をつなぐ”ハマチクラボとして、横浜に数ある地域資源を生かしたメンマを作りたいと考え、オリジナル辣油を開発し、ハマのメンマに合わせました。

ハマのメンマ
都筑区:椎茸トマト味
-椎茸とトマトとオリーブオイルのマリアージュ-
里山の恵みの竹菜と椎茸と、太陽の恵みであるトマトに、椎茸の香りをまとわせたオリーブオイルで仕上げました。都筑区は竹林の多い地域でありながら、利便性の高い都会の要素、古さと新しさが共存した街でもあります。ハマチクラボが考える、そんな都筑区らしさを表現したハマのメンマです。
オンラインショップ STORES:https://hamachikulabo.stores.jp/
ウェブサイト ハマのメンマ:https://hamachikulabo.com/hamanomenma
賛助会員・サポートメンバー・パートナー募集中!
ハマチクラボでは、活動の趣旨に賛同いただける方に3つの形でご参加いただくことが可能です。ぜひご検討ください。
・賛助会員
ハマチクラボでは竹林整備の対価を頂いておりません。理由は竹林整備に関しては担い手はその竹林に関わる人々であるべき、と考えているからです。各竹林に関係する地主様、地域の方々とハマチクラボが一体となって竹林整備を継続的に進めることが理想です。
ハマチクラボの活動にご賛同いただける方に、賛助会員として活動をサポートしていただく形のひとつとして、賛助会員制度を設けております。賛助会員の皆様にはハマチクラボが開催するイベントやワークショップに一般参加者よりもお得に参加できるなどの特典があります。
賛助会員の種類
〇個人会員 5,000円/年【毎年4月~3月】
〇法人会員 10,000円/年【毎年4月~3月】
・竹林整備サポートメンバー
賛助会員とは別に、竹林整備に参加いただけるサポーター(会費無し)も募集しております。登録いただいた方には竹林整備スケジュール等のお知らせをさせていただきます。
・ハマのメンマパートナー
ハマのメンマ製造のための原材料確保のため、個人所有の竹林、団体で管理する竹林で伐採した幼竹や、自ら塩漬けした幼竹(※)をハマチクラボでは購入させていただきます。
※幼竹の塩漬け作業のノウハウについてはハマチクラボがサポートさせていただきます。
純国産メンマプロジェクト
竹林整備の活動は全国で広がりつつあり、ハマチクラボは、「美味しく食べて、竹林整備」を掲げる「純国産プロジェクト」の正規会員として、全国の仲間達とともに本活動を広めています。

純国産メンマプロジェクト
純国産メンマプロジェクトは、純国産メンマなどへの利活用によって増加する放置竹林の資源化を図ることで、竹林整備及び森林の公益的機能の発揮に寄与することを目的とする国内唯一の全国組織です。「美味しく食べて竹林整備」を合言葉に活動する取り組みは、環境保全、食の安全安心、経済性、持続可能性など様々な観点から注目を集め、今や39都府県、150団体に広がっています。
純国産メンマプロジェクト:https://www.japan-menma.com/
各種お問い合わせ
放置竹林整備のご相談、賛助会員・サポートメンバー・パートナーのご加入、ワークショップのご相談、コンサルティングのご依頼、ハマのメンマなどのご購入など、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォーム:https://hamachikulabo.com/contact
一般社団法人横浜竹林研究所

一般社団法人横浜竹林研究所(ハマチクラボ)は、横浜を中心とした竹林を舞台に、多様なメンバーがそれぞれの強みを生かしながら集まり、新たな価値やつながりを創造し、発展させていくために設立した一般社団法人です。
不動産の開発に携わるメンバーはクライアントの土地の竹害の解決、建築デザイン・コミュニティデザインに携わるメンバーは古くて新しい材「竹」を用いた新しいデザインへのトライアル、実家で長年造り続けたメンマのレシピを受け継ぐメンバーは歴史の継承と「クラフトメンマ」への進化。それぞれが異なる個性と想いをかけ合わせることで、竹林整備という舞台から「食」と「つながり」の新たな可能性を研究していきます。
代表理事:小林隆志
本社:神奈川県横浜市港北区篠原町1410-1
設立:2023年12月7日
事業内容:地域に存在する竹林等に関する資源を活用することで、地域社会と住民の交流を促し、社会的あるいは経済的価値・機会を創造する
コーポレートサイトURL:https://hamachikulabo.com
■本件に関するお問い合わせ先
お問い合わせフォーム:https://hamachikulabo.com/contact
E-mail:hamachikulabo@gmail.com

