生活クラブ事業連合生活協同組合連合会のプレスリリース
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長 村上彰一、以下生活クラブ)は、山形県産のもち米「でわのもち」を使用し、杵と臼でついて仕上げた「遊佐の丸もち500g」の取扱いを、2025年冬より開始します。

本品は、コシが強くキメが細かい、なめらかな食感が特徴の山形県産のもち米「でわのもち」のみを使用しています。「でわのもち」は、栽培の難しさから山形県庄内地域以外では作付けが少なく、市場流通が少ない希少な品種です。本品は蒸したもち米を杵と臼でつく伝統製法で、なめらかでよく伸びコシのある食感を実現しました。1個あたり約34g、直径5cmの平たい丸もちが1袋に約15個入っています。
庄内地域は丸もちを食べる文化があります。江戸時代には庄内地域にも角もちが広がりましたが、当時から明治時代にかけて活躍した「北前船」が、東北最大の寄港地である酒田と京都や大阪を結び、西の文化が庄内に広まったことから、庄内地域に丸もち文化が根付いたと言われています。そんな庄内地域の提携生産者が製造する丸もちを生活クラブは1983年から取り扱ってきました。しかし近年は生産者の高齢化や人手不足、工場の老朽化により製造・供給が継続できない状況となりつつありました。このままでは庄内地域伝統の丸もち食文化が途絶えてしまうことを危惧し、生活クラブをはじめとした提携生産者と遊佐町の出資参画により新たな餅加工会社・株式会社鳥海風土が設立されました。これにより、庄内の丸もち製造が持続可能になりました。
2025年3月には「ゆざのチビちゃん丸もち」を首都圏にある生活クラブのお店・デポーで取扱いをスタートし、庄内地域における新たな餅製造事業として本格的に展開しています。
お正月はもちろん、日常の食卓にも焼く・煮る・電子レンジ調理などお好みの方法で、手軽につきたてのような杵つきもちをお楽しみいただけます。
■製品情報

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品名 |
遊佐の丸もち500g |
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取扱開始日 |
2025年11月中旬 |
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内容量 |
500g (約15個) |
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規格 |
常温 |
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賞味期限 |
120日 |
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価格 |
1,013円(税込) |
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提携先 |
庄内みどり農業協同組合 (山形県) |
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製造元 |
株式会社鳥海風土 (山形県) |
※一部地域の生活クラブでは取扱いがない場合があります。
■庄内の食文化を未来につなげる「遊佐の丸もち500g」
https://prtimes.jp/story/detail/dxO6dLidkMB
株式会社鳥海風土代表取締役社長奥山仁志さんが語る、「遊佐の丸もち」開発秘話も公開しています。
山形県庄内地域・遊佐町の提携生産者が育てたもち米「でわのもち」だけを使った、コシが強くなめらかな丸もちです。「でわのもち」は収穫量が少ない希少品種で、上品な甘みと香りが特長。庄内地域では昔から親しまれてきました。製造は鳥海山を源流とする清らかな水で蒸したもち米を杵でつく伝統製法により、強いコシとなめらかな食感が生まれます。直径約5cmの丸もちは、均一に火が通るよう手作業で平らに整えられています。かつて庄内地域では、お正月の準備に各家庭でもちをつき、家族で丸める文化がありました。その食文化を未来へ残したいという思いが、新たな取り組みの原点となっています。

■産地の思いがつながり始まった、新たなローカルSDGs

生活クラブでは1970年代から庄内地域のもちを取り扱ってきましたが、この「遊佐の丸もち500g」には、さらに深い背景があります 。工場の老朽化や人手不足で餅製造の継続が一時困難になりましたが、提携生産者の中から、「長年続いてきた丸もちを引き継ぐとともに、もち米をつくり続けていけるように、加工場も地元に残したい」という声が上がりました 。
その思いを実現するため、生活クラブと庄内地域の提携生産者たちが出資し、2024年5月に「株式会社鳥海風土」を設立 。新たな丸もちの製造がスタートしました 。

加工場には、遊佐町内で廃校になった小学校の一部を活用 。遊佐町の予算執行に加え、遊佐町にある生活クラブのメガソーラー「庄内遊佐太陽光発電所」の売電益を活用した「庄内自然エネルギー基金」の助成金も活用して改修されました 。製造には、地元でもち製造に従事していた人や移住した組合員も携わっています。こうして、たくさんの人々の力と思いが集まり、庄内の食文化を未来につなぐ「遊佐の丸もち」がつくられています 。
■生活クラブについて

設立:1965年 組合員数:約42万人
総事業高:約1千億円(2025年3月末現在)
生活クラブは21都道府県にある33の地域生協で組織される生活協同組合です。 国産中心・添加物削減・減農薬など、独自の基準をクリアした安心な食材をお届けしています。
生産から廃棄に至るまで健康や環境に配慮した品物の共同購入活動を通じ、サステイナブルな社会の実現をめざしています。
また、生産者や組合員、産地など関わるすべての人と協力し、地域や世代をこえた循環と共生の輪を広げる「つながるローカルSDGs」をすすめています。
‣ホームページ: https://seikatsuclub.coop/
‣Instagram: https://www.instagram.com/seikatsuclub/
‣加入・資料請求はこちらから: https://seikatsuclub.coop/service/first.html
■生活クラブの受賞歴
<世界的評価>
1989年 “もう一つのノーベル賞”とも呼ばれる「ライト・ライブリフッド」(RLA)名誉賞
1995年 国連設立50周年記念「国連の友」による「われら人間:50のコミュニティ賞」
<国内>
1999年 開発した超軽量牛乳びんがグッドデザイン賞
2006年 グリーンピース・ジャパン トゥルーフード特別賞
2007年 リユースびんの活動(びん再使用ネットワーク)が容器包装3R推進環境大臣賞
2009年 フード・アクション・ニッポンアワード2009優秀賞 (以降2010年、2013年、2014年も入賞)
2013年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配サービス 首都圏/近畿 1位 (以降首都圏、近畿、東海の各地域で1位受賞)
2015年 <本選びの会>が第8回日本女子大学家政学部賞
2018年 生協法制定70周年 厚生労働大臣表彰
2018年 第6回環境省グッドライフアワード NPO・任意団体部門 優秀賞
2022年 第10回環境省グッドライフアワード 環境大臣賞 優秀賞
2023年 第1回ソトコト・ウェルビーイングアワード2023/シンプルスタイル大賞2023 サービス・空間部門 特別賞
2024年 絵本ナビ 子育てベストアイテム大賞2024 時短部門 大賞/シンプルスタイル大賞2024 SDGs部門 特別賞/ぎゅってベストサポーター大賞2024 子どもニコニコ部門 銀賞(こむすびちゃん)
2025年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 食材宅配 首都圏 1位/絵本ナビ子育てベストアイテム 大賞2025 大賞/Newsweek SDGs アワード 2024 経済部門/とうほくSDGsアワード2025優秀賞/シンプルスタイル大賞2025 SDGs部門 銀賞

