ワイエスフード、株式会社川食と食を軸に地域共創を目的とした業務提携を締結

筑豊エリアに根差す地元企業同士が連携、地域活性化への第一歩

ワイエスフード株式会社のプレスリリース

ワイエスフード株式会社（本社：福岡県田川郡香春町、代表取締役社長　高田十光、証券コード：3358、以下「当社」）は、株式会社川食（本社：福岡県田川郡川崎町、代表取締役社長　中村沙織、以下「川食」）とは、筑豊エリアに根差す地元企業同士の連携強化および、食を軸とした地域共創の取り組みの一環として、業務提携契約を締結いたしました。

本提携を通じて、両社がそれぞれ培ってきた事業基盤や強みを活かし、地域の食文化の継承・発展と、地域社会の持続的な活性化に貢献してまいります。

■業務提携の背景

川食は、福岡県田川地区を中心にスーパーマーケット「食彩館 KAWASHOKU」やディスカウントストア「トレードマート」を展開し、地域住民の生活に密着した商品・サービスを提供してきました。地域密着のドミナント店舗展開により、地域の嗜好や生活実態を的確に捉えた運営を強みとしています。

一方、ワイエスフードは、創業以来55年以上にわたり、九州筑豊発祥のラーメンブランド「九州筑豊ラーメン山小屋」を中心に事業を展開し、食を通じた価値創造に取り組んできました。福岡県田川郡香春町を拠点とし、地域に育てられてきた企業として、地元とのつながりを大切にした経営を続けています。

両社は、同じ筑豊エリアを基盤とする企業として、地域に根差した企業同士が連携する意義を共有しており、地域社会へのより一層の貢献を目指し、本提携に至りました。

■業務提携の目的

本業務提携の目的は、以下の点にあります。

・相互送客による販売促進（クロスマーケティング）の推進

・地元企業同士の連携による地域経済・地域社会への貢献

・食を通じた地域価値の向上および食文化の継承・発信

・両社の事業基盤やノウハウを活かした相互補完関係の構築

これらを通じて、地域に暮らす方々にとって身近で信頼される存在であり続けることを目指します。

■本提携における基本的な考え方・今後の展望

本提携は、短期的な成果を目的としたものではなく、地域とともに歩む長期的なパートナーシップの構築を重視しています。まずは、ワイエスフードが製造・提供する麺類などの当社製品を、川食が運営するスーパーマーケット各店舗にて取り扱いいただくことを通じ、地域住民の皆さまとの接点を広げてまいります。

また、相互送客を目的としたクロスマーケティング施策として、以下のような取り組みを検討・推進してまいります。

・当社が運営する「九州筑豊ラーメン山小屋」等の店舗に来店されたお客様に対し、川食が運営する

　スーパーマーケット「食彩館」で使用可能な割引クーポン等を配布
・川食が運営する「食彩館」の来店客に対し、当社が運営する店舗で使用可能な割引クーポン等を配布

　するなど、相互送客による販売促進施策（クロスマーケティング）
さらに、川食が運営する「食彩館」全店において、当社製品（ラーメン、餃子、チャーシュー、チャーハン等）を展開する「山小屋特設コーナー（仮称）」の設置を予定しており、当社ブランドの訴求および製品販売の強化を図ってまいります。

具体的な施策や取り組み内容については、今後の状況や地域のニーズを踏まえながら、両社協議のうえ段階的に検討・実施していく方針です。

今後は、両社が培ってきた知見やネットワークを活かし、地域の食文化や生活価値の向上につながる可能性について幅広く検討してまいります。地域の生産者や事業者、自治体などとも連携しながら、地域全体で価値を創り上げる「地域共創」の実現を目指します。

■代表者コメント

株式会社川食代表取締役社長　中村沙織
「地域の皆さまの生活を支える企業として、地元に根差した企業同士が連携することには大きな意義があると考えています。本提携を通じて、地域に寄り添った価値創出に取り組んでまいります。」

ワイエスフード株式会社代表取締役社長　高田十光
「同じ地域に基盤を置く企業と連携できることを大変心強く感じています。まずは身近な商品を通じて地域とのつながりを深め、将来的には地域活性化に貢献できる関係へと発展させていきたいと考えています。」

本提携を通じ、両社は今後も地域に必要とされる企業であり続けることを目指し、地域社会とともに歩んでまいります。

■九州筑豊ラーメンとは

1970年に福岡県田川郡香春町で「九州筑豊ラーメン山小屋」の前身、「ラーメンセンター山小屋」として創業し、今年で創業55周年を迎えます。独自の製法でスープを骨から炊き出し、味の要となる秘伝の”かえし”を開発。以来50余年、九州を中心にグループ店舗として、国内　83店舗を展開している田川のソウルフードです。