アイリスオーヤマ株式会社のプレスリリース
■2025年度通期決算予想(2025年12月期/速報値)

■決算概要
アイリスグループは、2021年度に新型コロナウイルス感染症の流行に伴う家電事業・マスク事業の増収に加え、新規参入した飲料事業・ロボティクス事業の成長により過去最高売上を達成しました。その後は市況環境の影響や原材料価格の高騰などの影響を受け、2023年度まで2年連続で減収減益となりましたが、2025年度は食品事業やロボティクス事業のほか、米国の相互関税措置に伴う海外グループなどへの積極投資や、戦略的な新製品開発に取り組んだ結果、減価償却費は拡大したものの、2024年度から2年連続で増収増益となり、業績改善することができました。
BtoC事業では、設備投資を重点的に進めてきた食品事業が前年比140%の590億円へ伸長し、売上をけん引しました。社会問題となった米不足を背景に、精米の代替食としてパックごはんが好調に推移したことに加え、政府備蓄米の随意契約を締結し、いち早く販売を開始したことで事業の認知拡大につながりました。さらに、緑茶飲料市場への新規参入や、米国やアジアを中心とした輸出も、食品事業の成長に寄与しました。今後も積極的な投資を行い、2027年には舞鶴工場(京都府)と岡山瀬戸内工場(岡山県)、2028年には御殿場物流センター(静岡県)を竣工予定です。2026年度は「顧客接点の強化」を掲げ、食品・日用消耗品を中心に、商品のラインアップ拡充と輸出を戦略的に実行していきます。食品事業では、パックごはんや飲料を中心に米国およびアジアへの輸出を引き続き強化し、2030年に売上高1,000億円、内輸出額100億円を目指します。ヘルスケア事業では、新規参入した赤ちゃん用品のラインアップ拡充や、ASEAN等への海外輸出を行うことで、2030年に売上高400億円を目指します。
また、ロボティクス事業では、労働力不足を背景にサービスロボットの導入が加速し、累計導入社数は7,000社、累計出荷台数は22,000台を突破※しました。2026年度は、当社として初めてソフトウェアとハードウェアを完全内製し、フィジカルAIを実現したDX清掃ロボット「JILBY」を発売予定です。本製品を以って当社は国内ロボットメーカーとして本格始動し、清掃にとどまらない「労働力不足」の課題解決を目指します。
省エネソリューション事業では、蛍光灯2027年問題によるLED照明の需要拡大に加え、住宅設備機器事業の製品競争力の向上を背景に採用機会が増加し、2025年度の収益成長を支えました。引き続き、LED照明の導入が遅れている業界へのアプローチを行い、LED照明の普及率100%の早期達成に貢献します。
2026年度はグローバル事業における1,650万ドル超の設備体制の強化と、海外拠点の基盤強化を決定しました。多角化する事業展開に対し、国内外の地盤強化と高度人材の確保のための採用強化を図り、アイリスグループ売上高8,640億円(前年比108.7%)、アイリスオーヤマ単体売上高2,727億円(前年比110.9%)を目指します。
※:2020年1月~2025年12月までのサービスロボットの累計(アイリス電工株式会社での販売分、及びトライアルを含む)

