ノンアルコールスピリッツ専門蒸溜所「幾星 京都蒸溜室」が、蒸溜工程そのものに立ち会い、抽出した香りを小瓶に詰めて持ち帰れる90分の蒸溜体験教室を開始。
喫酒幾星のプレスリリース

幾星 京都蒸溜室では、ノンアルコールスピリッツの蒸溜体験教室を新たに開始しました。
ノンアルコールスピリッツという存在は、まだ十分に知られているとは言えません。それと同時に、その背景にある「蒸溜」という工程自体も、一般の方が目にする機会は多くありません。味や香りを言葉で説明することはできても、その面白さや奥行きは、実際に蒸溜の過程に立ち会い、香りが生まれていく瞬間を体験することでこそ伝わる部分が多いと私たちは感じています。
本体験教室では、参加者自身の手でノンアルコールスピリッツを蒸溜し、植物の香りが抽出されていく過程を体験します。完成した液体だけでなく、素材選びから香りの変化までを含めた「途中の時間」に触れていただく構成です。

私たちは日々ノンアルコールスピリッツを製造する中で、季節の移ろいや植物の状態を感じ取っています。蒸溜中に立ち上がる香り、抽出の進行とともに変化する空気、時間の経過によって生まれる間。そのすべてを含めて体験していただきたいという思いから、この体験教室を始めました。
蒸溜するということ
蒸溜という工程は、単なる製造技術ではなく、香りが立ち上がっていく過程そのものを感じ取る行為だと私たちは捉えています。植物に含まれる香りが、熱と時間を通して少しずつ姿を変え、液体として集まっていく。その変化を目で追い、香りを嗅ぎ、場の空気の変化を感じることが、蒸溜の本質です。
ノンアルコールスピリッツの蒸溜であることも、この体験を一般にひらくうえで重要な要素です。アルコールを扱う蒸溜は、法規制や安全管理の観点から、一般向けに工程を公開することが容易ではありません。一方で、ノンアルコールだからこそ、蒸溜という工程を体験として公開し、参加者と共有することが可能になります。
本体験教室では、蒸溜工程の一部を見学するのではなく、実際にその場で蒸溜を行い、香りが生まれる時間に立ち会っていただきます。結果ではなく、その途中にある変化や気配に目を向けることが、この体験の出発点です。
蒸溜体験教室で過ごす時間
蒸溜体験教室は、前半に蒸溜の背景や使用する素材について触れ、後半にかけて、実際の蒸溜に立ち会いながら香りや変化に向き合う時間へと移っていきます。全体として、工程を学ぶ場というよりも、蒸溜が進行する時間そのものを共有する構成です。
京都の町家空間で、木や土、紙といった素材に囲まれながら過ごす蒸溜の時間は、香りだけでなく、空間や音、気配を含めた体験として立ち上がります。
体験中は、対話を交えながら進む時間と、あえて言葉を挟まず静かに蒸溜の様子を感じる時間が交互に訪れます。植物の香りが抽出される際に生まれる音は、沸騰する湯の気配にも近く、そのリズムはどこか茶室で過ごす時間を思わせます。香りだけでなく、音や間を含めた感覚に身を委ねる時間は、メディテーションに近い印象を持つかもしれません。
香りについても、自然に立ち上がるものを受け取るだけでなく、意図的に香りと向き合う時間を設けています。蒸溜の進行に伴って移ろっていく香りを五感で体験し、その日の蒸溜液は200ミリリットルの小瓶に詰めて持ち帰ることができます。

香りに興味のあるすべての方へ
この蒸溜体験教室は、特定の知識や経験を前提としたものではありません。一般の方を中心に、香りに興味のある方、植物やものづくりの過程に関心のある方に広くひらかれた体験です。
また、飲食やバーに携わる方にとっては、香りがどのように抽出され、液体として形づくられていくのかを、製造の現場で体感する機会にもなります。英語での対応枠も設けており、海外からの参加者にも利用されています。
完成したプロダクトを味わう前の、まだ形にならない時間や感覚に触れること。蒸溜体験教室は、香りとの距離を少しだけ縮めるための場として設けています。

開催概要・基本情報
蒸溜体験教室は、幾星 京都蒸溜室にて開催しています。開催は完全予約制で、曜日ごとに設定された時間枠にて実施しています。金曜日から火曜日は11時枠・13時枠の2枠、水曜日・木曜日は11時枠・13時枠・15時枠・17時枠の4枠を設けています。予約は前日の21時まで受け付けています。
体験の所要時間は約90分です。定員は各回最大6名とし、少人数での進行を行っています。
参加費は税込8,800円、英語での対応をご希望の場合は税込11,800円です。予約および最新情報は、以下のリンクにてご確認ください。
予約・詳細情報
織田 浩彰(おだ ひろあき)
2014年4月、京都・祇園に「喫酒幾星」をオープン。薬草リキュールに魅せられ渡欧し、現地で学んだリキュール製造の技術と思想を、カクテルの表現へと落とし込むため、私設の薬草園で薬草の栽培を始める。その過程で和漢本草と出会い、日本の植物や季節感を生かした香りの表現へと関心を深めていく。
2018年以降は、世界各国でのゲストシフトやイベントを通じて活動の場を広げ、土地ごとの素材や文化に触れながら香りを軸とした表現を探求。2019年からは京都市京セラ美術館内カフェのカクテル監修を継続的に担当し、2020年にはミトサヤ薬草園蒸留所との協働により、ボトルド・ノンアルコールカクテルの監修も手がけている。
2022年には「幾星 京都蒸溜室」を開設。現在はノンアルコールスピリッツ「miatina」の製造を軸に、蒸溜や香りの過程そのものを体験としてひらく取り組みを行っている。
■店舗概要
店名:幾星 京都蒸溜室 IXEY Non-Alcoholic Spirits Kyoto Distillery & Salon
代表者:織田 浩彰
所在地:〒600-8114 京都市下京区六軒通高瀬川筋東入早尾町164番地2 1F
TEL:075-708-2091
営業時間・体験枠について:バー営業は14:00〜22:00(水曜木曜休)。
蒸溜体験教室は完全予約制で、曜日ごとに設定された時間枠にて開催しています。
金曜日から火曜日は11時枠・13時枠の2枠、水曜日・木曜日は11時枠・13時枠・15時枠・17時枠の4枠を設けています。
予約・詳細情報:https://bit.ly/ixey
【報道関係者向け画像素材】





