福島県郡山市とペットボトル水平リサイクルの「試行実施に関する協定書」を締結

「ボトルtoボトル」の事業性を確認へ

アサヒ飲料株式会社のプレスリリース

              
 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 米女太一)と福島県郡山市(市長 椎根健雄)は2月12日にペットボトル水平リサイクルの「試行実施に関する協定書」を締結しました。

 本協定に基づき両者は協働で、郡山市の家庭から回収された使用済みペットボトルの一部を新たなペットボトルに再生して飲料容器として再利用する「ボトルtoボトル」を試行し、事業の継続性と確実性を確認します。現在、郡山市の家庭から回収された使用済みペットボトルは、主に繊維製品や包装材料として再資源化されていますが、この取り組みにより、将来的に水平リサイクルでペットボトルに再生することを目指します。ごみ減量やリサイクルへの理解を促す啓発イベントも実施する計画です。

 アサヒ飲料は、多くの市民が参加しやすいリサイクルシステムの構築を目指す郡山市の取り組みに賛同しています。郡山市の環境施策と連動したさまざまな取り組みを通じて、リサイクル率の向上と持続可能な循環型社会の実現に貢献していきます。

 「ボトルtoボトル」は、石油由来のペットボトル素材を調達し製造する場合と比較して、CO2排出量が少ないペットボトルのリサイクル法です。今回の取り組みでは、リサイクル時に発生する残渣を少なくするため、「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」と「ケミカルリサイクル(化学的再生法)」の2つの手法を組み合わせています。メカニカルリサイクルの工程で発生する『残余物※』をケミカルリサイクルしていくことで、メカニカルリサイクルのみの場合を上回るリサイクル率の向上を目指します。

※ペット素材を多く含むパウダー状のもの

<参考>

■メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの組み合わせ

 メカニカルリサイクルは、回収したペットボトルを高温で溶かして異物を取り除いてペット樹脂を再生する手法です。ケミカルリサイクルは、ペットボトルを分子レベルにまで化学分解して不純物を取り除き、新たな再生ペット樹脂とするものです。ケミカルリサイクルの方が高品質の再生ペット樹脂が出来上がりますが、コスト面では大がかりな分解設備などが不要なメカニカルリサイクルの方が優れているとされます。

アサヒ飲料は、メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの組み合わせにより、リサイクル率の向上を目指しています。

■リサイクル工程における残渣と残余物

 メカニカルリサイクルではリサイクルの工程で約20%の残渣が発生しますが、そのうち5~10%の残余物はペットボトル以外のものへのリサイクルが主となっています。残余物の一部にはペットボトル素材が含まれているため、残余物もペットボトル原料に再生することで、効率的かつ持続的なリサイクルが実現できます。

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