Awaken Your Iberico Sense「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」日本の消費者向け大規模企画「イベリコハム・レストランウィーク」

東京・大阪の15店舗で1月〜2月に初開催

イベリコ豚プロフェッショナル協会のプレスリリース

イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(ASICI)は、欧州連合(EU)共同出資による国際プロモーションプログラム「Awaken Your Iberico Sense(イベリコ・センスを呼び覚ませ)」の一環として、日本において「イベリコハム・レストランウィーク」を開始しました。これは消費者体験を通じた知識深化プログラムとして、日本の消費者に直接向けた初の大規模展開となる取り組みです。

本企画は、プロ向け施策と一般消費者向け施策を組み合わせた3年間のキャンペーンの枠組みの中で実施され、感覚体験を通じて日本におけるイベリコハムの理解を高めることを目的としています。レストランウィークは単なる試食ではなく、イベリコハムを全体の文脈「デエサに結びつく原産、職人的な製造工程、トレーサビリティの仕組み、そしてそれを支える品質・食品安全の基準の中で提示する機会」として設計をしました。

そこで、東京・大阪において高い評価を得ているレストラン15店舗を選定しました。これらの店舗はいずれも、品質や産地、そして料理としての実行・表現の丁寧さに対する感度を共有する場です。2日間に渡り、来店客はプロフェッショナルな環境で、入念に整えられた提供形態のもとイベリコハムを味わう機会を用意しました。

この体験は、マエストロ・コルタドール(熟練のカッティング職人)によるライブカッティングのデモンストレーションによって補完され、サービスにおける技術的精度を実感すると同時に、製品が持つ感覚的特性を十分に引き出した形で味わうことが可能となりました。これらの試食を通じて、日本の消費者はイベリコハムの味・香り・食感を直接体験できただけでなく、国際的な食の世界において本製品が際立つ理由、規制された生産モデル、時間を基盤とする熟成、真正性と透明性を保証する管理システムについての情報も得ることができました。レストランウィークは、直接体験・厳密な情報・長期的な信頼構築を軸とするASICIの日本戦略の中に位置付けられました。

日本における「Awaken Your Iberico Sense」プロジェクトの目的と位置づけ

2024年に開始された「Awaken Your Iberico Sense(イベリコ・センスを呼び覚ませ!)」プログラムは、日本において次の4つの軸で構成されています。すなわち、製品認知の向上、理解の深化、文化的側面の普及、そしてイベリコハムに紐づく食体験の向上です。

この方針のもと、同キャンペーンは市場内の多様な層を対象に取り組みを展開してきました。一つは、技術的なマスタークラス、業界交流、推奨者(オピニオンリーダー)との協働といったプロフェッショナル領域向け施策で、製品に関する専門的理解を深めることを狙うものです。もう一つは「イベリコハム・レストランウィーク」を含む消費者向け施策であり、レストランという現実の提供現場へ情報を持ち込み、イベリコハムへの直接的な接点をつくることを目的としています。

イベリコハムの国際コミュニケーションを構成する原則

「Awaken Your Iberico Sense」プログラムの枠組みにおいて、イベリコハムの国際発信は、業界の構造的価値を反映する6つの原則によって整理されています。

サステナビリティ(Sostenibilidad)

デエサ生態系とその保全に結びついた、責任ある生産モデル。特に、どんぐり肥育(ベジョータ)につながるイベリコ豚の飼育が行われる自然環境の維持を含みます

トレーサビリティ(Trazabilidad)

ASICIが推進する「Itaca」により、イベリコハムの各ピースがバリューチェーン全体で識別・追跡できるデジタル管理と監督の仕組み

品質・ラベル制度(Sistema de calidad y etiquetado)

「Real Decreto 4/2014(勅令4/2014)」により定められたイベリコ品質規格(Norma de Calidad del Ibérico)に基づき、イベリコ製品に求められる品質特性を規定する制度的枠組み

原産との結びつき(Vinculacion con el origen)

土地・在来品種・伝統的な飼養管理の結びつきが、欧州の農食分野においても特異な製品性を生み出す基盤となる、という考え方

感覚体験(Experiencia sensorial)

イベリコハムは五感で味わわれ、深く持続する香り、なめらかな食感、甘味・塩味・うま味のバランスが感じられる。潜在力を最大化するには、カット、最適な提供温度、盛り付けへの配慮が重要である

喫食シーン(Momentos de consumo)

専門的なレストランから現代的な料理提案まで、多様な文脈で活用できるイベリコハムの汎用性

日本市場における位置づけと重要性

イベリコハムは、品質・真正性・職人技を差別化要因として評価する市場において存在感を確立してきました。なかでも日本は、外食産業の要求水準が高く、消費者が製品の原産や製造プロセスに高い関心を持つことから、特に重要な市場として位置づけられます。 2024年には、日本向けのハムおよびパレタ(肩肉)の輸出が2,200万ユーロを超え、前年比11.5%増、過去5年間で累計約200%に近い伸長を示しました。これは継続的な商業的進展だけでなく、高度で競争的な市場における製品の定着が進んでいることを示しています。 さらに経済成果を超えて、日本の重要性は、イベリコハムを特徴づける価値、原産への敬意、工程の精度、品質要素としての「時間」と、細部への注意と均衡を重んじる日本の食文化との親和性にあるとされています。

■今後の展望

ASICIは、レストランでの体験施策と、現地制度の確認施策を組み合わせることで、日本市場における信頼基盤の構築を進めています。さらに2026年2月には、プログラムの一環としてスペインでの公式スタディツアー(Farm Trip)が実施され、日本のジャーナリストおよびメディア関係者がイベリコハムの生産地域を訪問しました。滞在中はデエサの生産現場と製造工場を巡り、生産システムの各段階、これを支える衛生管理・品質管理、そして産地との結びつきを直接理解することが意図されています。ツアーには美食・文化的な活動も組み込まれ、イベリコハムを地域の伝統や日常生活の文脈の中で位置づけて理解できるよう設計しました。今後も、制度・安全・透明性・持続可能性を軸とする欧州の食品価値体系を、日本市場に対して継続的に発信して参ります。

■ASICIについて

イベリコ豚インタープロフェッショナル協会 Asociacion Interprofesional del Cerdo Iberico(ASICI)は、1992年に設立され、1999年にスペイン農業・漁業・食料省より農産食品分野の連携団体として認定されています。生産者と加工・流通業者が参画する非営利団体で、イベリコ豚産業の品質維持と国際展開を担っています。

<参考情報>

イベリコ・センスを呼び覚ませ!

公式サイト https://ibericosense.jp/

イベリコ豚インタープロフェッショナル協会

公式サイト https://iberico.com/

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