3月8日は「ミツバチの日」― はちみつ消費は増加傾向の一方、国内自給率はわずか約5.5% 異常気象の影響でミツバチが激減
株式会社杉養蜂園のプレスリリース
熊本県に本社を置き、養蜂・はちみつの製造販売を手掛ける株式会社杉養蜂園(代表取締役社長:杉喜美子、以下当社)は、1946年創業、創立80周年の節目を迎えました。健康志向で再注目されているはちみつですが、当社では現在、蜂産品を283種類(※サイズ違い含む)販売しています。中でも、 「スティックはちみつ」が人気です。使いやすくエネルギー補給に最適な「アカシア蜜スティックタイプ」を2026年2月に販売を開始しました。

当社では2010年に発売した「マヌカスティック」を皮切りに、持ち運びしやすい個包装タイプのスティックはちみつを展開してまいりました。発売当初の2010年7月~2011年6月の出荷数量は約3.3トンに対し、2024年7月~2025年6月には約42.5トンと、約13倍に拡大しており、スティックタイプはちみつの需要が着実に高まっていることがうかがえます。
特に、スポーツを楽しむ方や美容・健康意識の高い層を中心に、「そのまま摂取」し、手軽にエネルギー補給ができるスティックタイプへのニーズが拡大しています。
スティックタイプは、「持ち運びやすい」「衛生的で量が一定」「そのまま手軽に摂取できる」「外出先や運動時でも素早くエネルギー補給できる」といった利便性が支持されています。はちみつはブドウ糖・果糖を主成分とし、体に吸収されやすい自然由来の食品です。日々のコンディション管理や集中したい時間のサポートとして活用されるほか、賞味期限が約2年と長期保存が可能なことから、防災備蓄品としての需要も拡大しています。
■3月8日はミツバチの日
3月8日は「ミツバチの日」。近年の異常気象により、世界各地でミツバチの生態環境が変化しています。こうした状況の中、当社は国産はちみつを大切に守りながら、世界各国のはちみつの魅力を伝える商品展開を進めるとともに、持続可能な養蜂の実現に取り組んでいます。
ミツバチとともに歩んできた当社は、「はちみつを届けること」と「ミツバチを守ること」は切り離せないものだと考えています。本日をきっかけに、自然の恵みやミツバチが果たす大切な役割について、改めて思いを寄せていただく機会となれば幸いです。

■携帯に便利なスティックはちみつ(アカシア蜜)
商品名:スティックはちみつ 容量:15g×10本
価格:通常価格 1,620円(税込)
原材料:はちみつ(ハンガリー産)
栄養成分表示:1本(15g)あたり
エネルギー: 49kcal、たんぱく質:0g、脂質:0g、
炭水化物: 12.3g、食塩相当量:0g
■アカシア蜜がスポーツシーンに適している理由
アカシア蜜は、すっきりとした甘さでさらりとした口当たりが特長です。主な栄養成分であるブドウ糖と果糖は、体内に吸収されやすい糖質(単糖類)であり、運動時のエネルギー源として利用されています。
特にブドウ糖は体内で比較的速やかに利用されるため、運動前や運動中の即効的なエネルギー補給および運動後の疲労回復に適しています。一方、果糖はゆるやかに吸収される特性があり、持続的なエネルギー補給をサポートします。このバランスにより、瞬発的な動きと持久力の両方が求められるスポーツシーンにおいて活用されています。
また、はちみつは自然由来の食品であり、消化吸収に時間がかかりにくい点も特長です。運動中でも摂取しやすく、胃に負担を感じにくいことから、特にマラソンやチームスポーツのように持久力を必要とするアスリートのパフォーマンスの向上と筋肉痛の軽減のための栄養補助食品として愛用されています。
さらに、アカシア蜜は低温環境でも結晶しにくく、安定した品質を保ちやすいことも利点のひとつで、スティックタイプとの相性が良く、携帯性に優れています。
【出典:英国のリーズ・トリニティ大学の総説「はちみつのサプリメントと運動:系統的論評」 (Nutrients, 2019, 11(7), 22pages) 】
■プロスポーツ選手からも熱い視線が注がれる、スティックタイプのはちみつ
本商品は1本15gの使い切りスティックタイプ。かばんやポーチに入れてもかさばらず、スポーツの合間や移動中、仕事や勉強の前後など、さまざまなシーンで手軽に取り入れることができます。

プロゴルファー 永野 竜太郎 選手
はちみつは、すばやくエネルギーに変わると感じています。ラウンド中や練習の合間など、集中力を高めたいときやもうひと踏ん張りしたい場面で取り入れています。はちみつを口にすると、気持ちもリフレッシュできます。コンディション維持のサポートとして心強い存在です。

プロゴルファー 柏原 明日架 選手
シーズン中になるとホテル暮らしが続くので、空調などの外的要因で体調不良になることが今まで多かったです。しかも疲労が溜まって、免疫が下がっている状態なので一層不安がありました。そういう時こそ、はちみつパワーにすごく助けられていて、日常的なケアとして取り入れています。

プロ野球選手 岩貞 祐太 選手
「そろそろ投げそうだな」というタイミングの前には必ず食べます。食事から3時間ほど経つと糖分が不足してくるので、その時は2本くらい一気に食べることもあります。試合中じゃない時に食べると、試合中の緊張を思い出すくらい、それだけ試合中にはお世話になっています。
【3月8日ミツバチの日 ~激減するミツバチを守るための植樹プロジェクト~ 】
■異常気象の影響でミツバチが激減、いちごスイカなど農作物の受粉の危機

健康志向の高まりを背景に、日本国内のはちみつ消費量は増加傾向にあります。令和6年(2024年)の国内消費量は約4万8,012トンに達しました。一方、国内生産量は約2,618トンにとどまり、自給率は約5.5%と非常に低く、流通量の約9割以上を輸入に依存しているのが現状です。
国内の養蜂家は令和7年1月1日現在で1万2,150戸、蜂群数は約24万2,000群です。飼育戸数は増加傾向にあるものの、蜂群数は横ばいで推移しており、安定供給体制の確立が課題となっています。
ミツバチは、はちみつを生み出すだけでなく、いちごやメロン、りんごなどの受粉を担い、日本の農業を支える重要な存在です。農研機構の推計では、作物栽培におけるミツバチの経済効果は約6,700億円、そのうち西洋ミツバチによる効果は約1,800億円とされています。
また、令和6年の花粉交配用ミツバチの生産額は23~24億円で、関連生産額全体の約3割を占めています。
しかし、温暖化や疾病、ダニ被害の影響により、花粉交配用ミツバチ(いわゆる『売り蜂』)の安定供給が難しい地域も出ています。不足が生じれば、受粉不良による奇形果の増加や収量減少など、農業生産全体への影響が懸念されます。
ミツバチの減少は、単に「はちみつが減る」という問題ではなく、日本の食料生産基盤そのものに関わる重要な課題です。
【出典:農林水産省「養蜂をめぐる情勢」令和7年11月(参照)】
■蜜源植物の植樹を通じた持続可能な養蜂への挑戦
当社では、ミツバチの健やかな生育環境を守るため、蜜源植物の植樹活動を継続的に実施しています。2026年1月にはヤマハゼ、サカキ、ソヨゴ、ヒメシャラ、リョウブ、エゴノキの6種類・計60本を植樹しました。これらはミツバチの重要な蜜源であると同時に、地域の生態系を支える樹種でもあります。また当社は、2023年に北海道厚岸郡浜中町と「みつばちの森づくり基本協定」を締結しました。同町は当社の移動養蜂の拠点であり、毎年採蜜を行っている地域です。2025年6月には、蜜源となるシナノキ200本、エンジュ100本、計300本を植樹しました。こうした取り組みは毎年継続して行っています。
ミツバチは、はちみつを生み出すだけでなく、私たちの食を支えるかけがえのない存在です。日常の中で国産はちみつを選ぶことは、養蜂を支え、ミツバチの未来を守ることにもつながります。本商品が、ミツバチや養蜂、そして自然環境への関心を広げるきっかけとなることを目指しています。

■様変わりするライフスタイルに合わせた商品の提案
杉養蜂園は、1946年の創業以来、ミツバチとともに歩みを重ねてまいりました。80周年という節目を迎えた今、私たちはあらためて「養蜂家企業として社会に何を届けるべきか」を問い直しています。私たちにとってはちみつは、単なる甘味料ではなく、自然が長い時間をかけて育んだ尊い恵みです。同時に、それを未来へつないでいくことは、企業としての責任でもあります。

気候変動や生態系の変化など、ミツバチを取り巻く環境は年々厳しさを増しており、養蜂を守ることは環境保全や食の持続可能性と深く結びついています。
今回発売したスティックはちみつは、日常のエネルギーチャージはもちろん、非常時の備えとしても活用いただける商品です。時間効率を重視する現代のライフスタイルや、防災意識の高まりといった社会の変化を背景に、はちみつを「特別なもの」から「毎日の新習慣」へと進化させたいと考えました。発売当初から出荷量が約13倍に伸長していることは、その可能性を示していると感じています。80周年の節目を迎えた今、固定観念にとらわれず、多様な視点を取り入れ、柔軟でしなやかな企業へと進化してまいります。ミツバチを守り育てる養蜂家としての原点を胸に、自然と共生する企業として挑戦を続けてまいります。そして、はちみつという自然の恵みを通じて、人々の健やかな暮らしと持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■株式会社杉養蜂園について
1946年(昭和21年)に熊本で創業。養蜂家としての歩みから始まり、現在ははちみつを中心に、ローヤルゼリーやプロポリスなどの蜂産品の製造・販売を手掛ける企業です。「健やかな暮らしを、はちみつの力で支えたい」という想いのもと、原料の選定から製造・販売まで一貫体制で取り組んでいます。国内外に直営店舗を展開し、熊本から全国、そして海外へと販路を広げています。養蜂業を基盤としながら、ミツバチを守り育てる取り組みを大切にし、自然との共生を理念に掲げる“はちみつ専門企業”として事業を展開しています。
会社名 株式会社杉養蜂園
代表者 代表取締役社長 杉 喜美子
所在地 〒861-5535 熊本県熊本市北区貢町571-15
創 業 1946年(昭和21年)
資本金 830万円
従業員 500名
事 業 養蜂業、はちみつ・蜂産品・健康食品の製造および販売。国産農畜産物の加工およびそれらを原料とする食品の製造・販売。通信販売事業および直営店舗の運営。海外市場における販売・国際貿易事業。

