350年の伝統に、「真実」を刻む。玉乃光酒造『350×プロジェクト』第4弾発表。初の「料理人」熟成鮨 万(よろず)の白山 洸を迎え、台湾・韓国・京都の6名の異才たちが紡ぐ6つの物語。

つながりが導いた6つの感性と、醸造家の新たな挑戦。7つの感性が、「真実」を刻む。

玉乃光酒造株式会社のプレスリリース

350年以上の歴史を持つ玉乃光酒造(京都市伏見区)と、ゲーム・アート・カルチャーを横断するクリエイティブ集団 Skeleton Crew Studio (京都市中京区)が共同で手がけるアート日本酒「350×プロジェクト」。待望のシリーズ第4弾が、2026年3月1日に発売いたします。

今回のテーマは 「真実」。目に見えるものだけが真実なのか。積み重ねられた時間、視点を変えることで現れる風景あるいは、心が震える瞬間にこそ「真実」があるのではないか——。本作では、過去シリーズ参加アーティストの“紹介の連鎖”によって台湾・韓国の気鋭作家が参加。さらにプロジェクト初となる“料理人”、そして京都を拠点に国際的に活動する書家、独自世界を築くゲームクリエイターを加えた6名が、それぞれの「真実」をラベルに封じ込めました。

◎注目ポイント

  • 海外クリエイターの連鎖から生まれた縁、京都に根差す書家とゲームクリエイター、そしてシリーズ初の料理人という、異色の6名がプロジェクトに挑む。

  • これまでの玉乃光のスタンダードを逸脱した初挑戦尽くしの酒造り。

  • 春の蔵開き(2026年3月14日開催)でシリーズ第4弾をお披露目。

「真実」をテーマにした酒造り

シリーズ第4弾のテーマは「真実」。それは、ラベルに描かれた物語だけではなく、酒造り、そして発酵という現象そのものの中に宿るものでもあります。米、水、麹、酵母、そして時間。目に見えるもの、見えないもの、それぞれが相互に作用しながら刻々と変化していく。そのプロセスを見つめ続けていくことは“真実”を探る営みにも通じます。第4弾では、その思想を体現するため、玉乃光酒造として初となる酵母No.77を採用。これまでの玉乃光とは異なる、表面的には見えていなかった「真実」の輪郭を引き出しました。

~玉乃光史上最大の「初挑戦」~

今回の酒造りは、初挑戦となる酵母No.77に加え、高酸度設計・高麹歩合・高酒母歩合という“初めて尽くし”の酒造りでした。既存論文や前例から導く酒質設計ではなく、あらゆる「面白い」と感じた要素を掛け合わせ、自分の内側にある発想を具現化するという試みです。その分、指標となる正解は見えません。想定以上に緩慢な立ち上がりで、酒母期間も延長。当初目標にしていた成分値に寄せるとバランスが崩れる兆候もありました。そこで数値管理はしつつも固執せず、官能評価を重ねながら上槽のタイミングを見極めることに。先が見えない中で酵母の個性を探り当てる――その探究こそが、今回最大の挑戦でした。

醸造家コメント/玉乃光酒造醸造家 安藤 宏~

狙いを一つに定めるのではなく、「面白い」×「面白い」の先に生まれる新しい味わいを信じて設計しました。日本酒は、やはり食事と楽しみたいもの。目指したのは、酸味とほのかな甘み、華やかな香りの絶妙なバランスがとれた新しい味わい。その表現に近づけると考え、香り成分とリンゴ酸を多く生産する酵母No.77を選びました。ところが、実際の経過は予想以上にゆっくりで、温度管理や成分推移に翻弄される日々。ヒヤヒヤしながらも、酵母の働きを信じつつ見守る時間が続きました。

完成した酒は、酸がきいた新しい表情。白ワインのような味わいに仕上がりました。日本酒に馴染みのない方にも入口として楽しんでほしいし、飲み慣れた方には“日本酒じゃないみたい”という違いを面白がっていただけたら嬉しいです。スタンダードからはみ出すことを恐れず、これからも自分たちだけの「真実の味」を追い求めていきます。

発展するクリエイターコラボレーション

~つながる海外クリエイティブネットワーク~

350Xシリーズ第4弾では、従来の「主催側から声をかける」方式を越え、過去シリーズ参加アーティストから次の作家へと紹介が連鎖するかたちで、新たな参加が実現しました。韓国出身の3Dアーティスト Matsalworld はシリーズ2参加の PORA から、台湾出身のイラストレーター SAITEMISS はシリーズ1参加の ABWU からの紹介により参画。アーティスト同士がつないだバトンが350×に新たな視点と物語を呼び込みます。

~シリーズ初、料理人との共創~

本作では、シリーズ初となる“料理人”が参画。時間そのものを味へと昇華させる熟成の哲学で知られる「熟成鮨 万」店主・白山 洸が、 “待つ技術”を極める立場からボトルに「真実」を刻みます。ミシュランガイドで星の評価を受けた実績を持つその感性が、食の最前線から本プロジェクトへ新たな緊張感と説得力をもたらします

~京都の異分野クリエイター2名が、同じテーマで表現~

京都からは、書とゲームのクリエイターが参画しています。

国際的に活動し、国内外で作品発表やコラボレーションを重ねる書家 上田 普、そして関西を拠点に独自のピクセル表現で作品世界を拡張し続けるインディーゲームクリエイター nakajima。書とゲーム――異なる表現領域が、「真実」という共通テーマのもとで交差しています。

~UNKNOWN ASIA 2025 玉乃光賞受賞作家~

日本とアジア各国からアーティストが集うUNKNOWN ASIA との取り組みは、今年で2回目。2025年の「玉乃光賞」は ボーダレスな感性を持つアーティスト・Reiji。350×は、ボトルをキャンバスとして開くことで、次代の表現者が羽ばたく入口であり続けます。

ボトルを手掛けるクリエイター紹介

Matsalworld

Matsalworld(3Dアーティスト/韓国)

韓国を拠点に活動する3Dアーティスト。社会から疎外された寂しい動物たちのロマンチックな日常をテーマに、愛らしいキャラクターと緻密に作り込まれた小物を組み合わせ、物語性豊かな世界を立体的に構築します。可愛らしさの奥にある孤独や切なさを丁寧にすくい上げ、視覚的な叙情によって観る人の心にそっと寄り添います。日常の中で見過ごされがちな瞬間を特別な情景へと昇華させ、静かな慰めと共感を届ける作品を生み出しています。

SAITEMISS

SAITEMISS(イラストレーター/台湾)

台湾を拠点に活動するイラストレーター。少女漫画やACGカルチャー、現代のビジュアルトレンドからインスピレーションを得て、静かな感情や日常の瞬間を捉えたキャラクターに焦点を当てたイメージを創作します。柔らかな色彩と繊細な表情描写を通して、感情や存在感、個人的な想像力を親しみやすいかたちで探求しています。イラストレーションとポップカルチャーのあいだを軽やかに行き来しながら、現代的な感性を体現。これまでにTIME誌、Apple、Amazon Musicなど国内外の企業やアーティストとコラボレーションを行っています。

上田 普

上田 普 / Hiroshi Ueta(書家)

1974年淡路島生まれ、京都を拠点に活動する書家。幼少期より書に親しみ、書の深層にある意味やルーツ、言葉では表現しきれない人間の本能的側面を探求してきました。コンセプチュアルアートやパフォーマンス、デザインと融合させた独自の芸術言語を確立し、書の可能性を広げています。サザビーズ・ニューヨークやアートフェア東京など国内外で作品を発表し、2025年大阪・関西万博フランスパビリオンでは作品展示とパフォーマンスを行いました。デザイン分野では企業ロゴや商品監修、国際会議でのオープニングアクトなども手がけ、書を社会へと接続する実践を続けています。現在は四国大学書道文化学特任教授として後進の育成にも力を注いでいます。

白山 洸

白山 洸(料理人/熟成鮨 万 店主)

熟成鮨 万 店主。高校卒業後、「毎日お鮨が食べられる人生」を志し、修業の道へ進みました。関西風江戸前鮨と出会い、「魚は寝かせた方が美味い」という教えに衝撃を受けて以来、熟成という技術を探求し続けています。“お鮨の師匠”のもとで基礎と精神を徹底的に叩き込まれ、さらに三重の“研ぎ師”から学び、包丁と研ぎを調理の一部と捉える感覚を体得。水・米・温度・時間を緻密に管理し、「待つという技術」を哲学に掲げます。科学的視点と感覚的視点の両輪で、お鮨を通して自己を表現する料理人です。

nakajima

nakajima(ゲーム開発者・ピクセルアーティスト)

関西を拠点に活動する個人ゲーム開発者・ピクセルアーティスト。20歳の頃からゲーム制作を始め、2017年には独自のアドベンチャーゲーム『From_.』をリリースしました。世界観の構築やキャラクター表現にこだわった本作は、舞台となる「水の国」など独自の世界が魅力です。ピクセルアートによる静かな表現は、プレイヤーが物語の中で“感じること”にそっと意識を向けさせます。また、ゲーム開発にとどまらず、個展の開催やコンサート形式の発表も自主開催し、ゲーム表現を多様な場へと広げています。デジタルとリアルを横断しながら、体験そのものを作品として提示する創作を続けています。

Reiji

Reiji / 岩田 怜士(アーティスト・俳優)

1996年広島県生まれ、東京を拠点に活動するアーティスト・俳優。モントリオールでのワーキングホリデーを通じて現地の自由なアートカルチャーに触れ、「見えないものを大切にする」というテーマのもと制作を続けています。アクリル絵の具や水性マーカーを用いた線画と色の重なりによって、想像の中に現れた存在を描き出します。ジャンルにとらわれない自由な創作を信条とし、表現の可能性を広げています。2024年・2025年の UNKNOWN ASIA で複数賞を受賞し、活動の幅をさらに広げています。

350×シリーズ第4弾が、春の蔵開き「たまこく2026」でお披露目

2026年3月14日(土)に開催される、玉乃光酒造と松山酒造による合同蔵開きイベント「たまこく2026」にて、本シリーズをお披露目・販売いたします。ぜひ会場で実際に手に取り、その味わいとアートの融合をご体感ください。

イベント詳細

  • 日時:2026年3月14日(土)10:00〜16:00

  • 会場:玉乃光酒造/松山酒造

       京都府京都市伏見区東堺町545-2

  • 交通:京阪線「丹波橋」駅、近鉄線「近鉄丹波橋」駅より徒歩約15分

  • 料金:入場無料(一部有料)

  • お問い合わせ:075-611-5000

※駐車場はございません。飲酒を伴うイベントのため、自家用車・自転車でのご来場はお控えください。

■商品概要

商品名:350+/350× Series 4

原材料名:米(岡山県産)、米こうじ(岡山県産米)

原料米品種:雄町 100%

アルコール分:15%

容量:720mL

価格:5,500円(税込)

発売日:2026年3月1日(日) ※受注開始日。発送は3月16日以降。

販売:350オンラインショップ (https://350.tamanohikari.co.jp

仕様:350+/クリエイターラベル6種(いずれも中身は同一・1種につき限定350本)

■350Xプロジェクトとは

創業1673年の玉乃光酒造と、Skeleton Crew Studio が企画する「伝統×アート×日本酒」 の越境プロジェクト。ボトルをアートのキャンバスとして捉え、毎回異なるテーマとクリエイターが参加。日本酒の新しい楽しみ方・鑑賞体験を広げることを目的としています。

~350プロジェクト・シリーズ第1~3弾の記事はこちら~

■会社概要

玉乃光酒造株式会社

代表取締役社長:羽場洋介
所在地:京都市伏見区東堺町545-2
公式サイト:https://www.tamanohikari.co.jp

玉乃光酒造について~

創業1673年(延宝元年)。京都・伏見に蔵を構え、昭和40年代よりいち早く純米酒造りを復活させた、純米吟醸蔵。伝統の技と革新の精神を受け継ぎながら、酒粕やコスメ、コラボアートなど、“日本酒文化の新しい形”を発信し続けています。

■本件に関するお問い合わせ先

玉乃光酒造株式会社
広報担当:山川
TEL:075-611-5000
MAIL:tamanohikari@otoiawase.jp

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