滋賀県のプレスリリース
滋賀県では、令和7年産米の食味ランキングで県産「きらみずき」と「みずかがみ」がともに最高ランク「特A」に評価されるなど、近江米の品質の高さが改めて注目されています。
こうした高品質な米を育む滋賀県には、琵琶湖を支える「棚田」があり、棚田保全に取り組む集落・地区の住民と地域外の方々の協働により守られている棚田で生産された環境こだわり栽培米を「しが棚田米」として認証する制度を創設しました。認証ロゴマークと統一パッケージを作成するとともに、田植えシーズンを前に、棚田ボランティア登録制度「たな友」への参加を広く呼びかけます。
琵琶湖を支える棚田の価値
棚田は、農産物を生産する場であるだけでなく、土砂流出の防止、水源かん養、多様な生きものの生息環境の保全、美しい景観の形成など、さまざまな役割を担っています。山に降った雨が森から里へ、そして琵琶湖へとつながる滋賀県において、棚田を守ることは、「森・里・湖」のつながりを守ることそのものです。一方で、棚田は地形条件が厳しく、平地に比べて農作業に多くの手間がかかります。担い手の減少や高齢化が進む中、集落だけで守り続けることが難しくなっており、地域外から関わる人の力がますます重要になっています。
関連URL:おうみ棚田ネット
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/nousonshinkou/18629.html

田植えシーズン前に広げたい、棚田を支える人の輪「たな友」
こうした棚田を支える取組の一つが、棚田ボランティア登録制度「たな友」です。
県では令和3年9月から、棚田を守りたい人と、棚田保全に取り組む集落・地区をつなぐ棚田ボランティア登録制度「たな友」を運営しています。登録すると、棚田ボランティア活動やイベント等の情報を受け取ることができ、棚田を守り、農作業をお手伝いするサポーターとして、県内各地の棚田保全活動に関わることができます。令和8年2月までに累計488名が登録し、令和6年度は425名が棚田ボランティアに参加しました。棚田を守る力になるだけでなく、県内外の人が継続的に農村と関わるきっかけにもなっています。

関連URL:たな友
https://tanatomo.jp/
ボランティアとの協働が「おいしい」の付加価値になる「しが棚田米」
今回創設する「しが棚田米」認証制度は、滋賀の米の魅力を、味や品質だけでなく、その背景にある風景や人の営みまで含めて伝えていくための取組です。「しが棚田米」は、単にお米を区分けする制度ではなく、棚田を守る協働の営みそのものを価値として伝えていく仕組みです。認証の対象となるのは、次の要件を満たすお米です。
■棚田ボランティア登録制度「たな友」の受け入れを行う集落・地区で栽培されていること
■滋賀県独自の「環境こだわり農産物」の認証を受けていること
※「環境こだわり農産物認証制度」は、化学合成農薬および化学肥料の使用量を慣行の5割以下に削減するとともに、濁水の流出防止など、琵琶湖をはじめとする環境への負荷を減らす技術で生産された農産物を県が認証する制度です。「しが棚田米」は、棚田保全と環境配慮型農業という、滋賀らしい価値をあわせて伝える認証制度です。

しが棚田米認証 ロゴマーク 
統一パッケージデザイン※イメージ図
ロゴマーク
外枠は米粒の形を模し、棚田で育つ「米」そのものを象徴しています。内部には、山あいに広がる棚田の緑の段々と、その間を流れる清らかな水をデザインし、琵琶湖へとつながる滋賀の水の恵みを表現しました。自然環境と人の営みが調和して守られてきた棚田の価値を、やわらかく親しみやすい形で伝えることを意図しています。
統一パッケージ
棚田の風景と力強い筆文字で、自然の恵みと美しい景観をダイレクトに伝えるデザインにしています。
「しが棚田米」認証制度 令和8年4月より制度運用開始、9月から販売へ
「しが棚田米」認証制度の運用は令和8年4月から開始し、認証ロゴマークと統一パッケージを活用したお米の販売は令和8年9月からを予定しています。棚田ボランティア活動の募集は通年で行い、とくに4月から9月の農繁期に参加を呼びかけていきます。あわせて、現地での活動参加が難しい方には、寄附により棚田保全を応援できる「しが棚田トラスト制度」も案内していきます。

関連URL:しが棚田トラスト制度
https://tanatomo.jp/trust/
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※本プレスリリースの画像は報道目的での使用に限ります。

