高知県のお座敷遊び「ベク杯」の要素を取り入れ、初回生産・各絵柄10体の希少なコレクターズアイテムとして展開
ニッコー株式会社のプレスリリース
陶磁器メーカーのニッコー株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:三谷明子、以下ニッコー)は、アーティスト・三島良太氏が手がけた3DCGアート作品を元に、自社の「NIKKO FINE BONE CHINA」にて具現化した作品『KENDAMA』を、直営店「NIKKO SHOWROOM・STORE / LOST AND FOUND TOKYO STORE」(東京都渋谷区)にて発売いたしました。
本作は、日本の伝統的な玩具である「けん玉」をモチーフとしたアート作品でありながら、高知県に伝わるお座敷遊びの酒器「ベク杯(べくはい)」としても実際に使える、これまでにない体験型のアートピースです。極めて高い製造技術と時間を要するため、初回生産は各絵柄10体のみの希少な展開(全3種 / 各190,000円・税込)となります。

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デジタルアートを現実の世界へ:三島氏の3DCG作品を、形を作るのが非常に難しいとされるボーンチャイナ素材で具現化。
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伝統文化「ベク杯」との融合:けん玉の大皿・中皿・小皿が盃(さかずき)になっており、実際の酒宴で日本酒などを注いでお楽しみいただけます。
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卓越した職人技による希少な生産体制:通常の5倍以上の工程で、職人が手作業で精密な絵付けを行うため、初回生産は各10体という希少な展開に。
■アーティストの表現哲学と、本作の背景
アーティストの三島良太氏は、日頃目にする身近なアイテムを、あえて「割れてしまうことがある陶磁器素材」の質感へと変換して描き出す3DCG作品を制作し、見慣れたモノに視覚的な緊張感と儚さゆえの美しさを提示し続けています。
本プロジェクトは、三島氏の「これまで画面の中で表現してきたアートを、実際に触れることのできる物理的な陶磁器として再現したい」という想いと、それを形にできるニッコーの高度な造形・絵付け技術が結びつき、職人の手仕事によって具現化しました。
開発にあたっては単なる形の再現にとどまらず、デジタルアートがリアルなアートとして「触れられる体験」へと進化することを目指しました。手に取った瞬間の重みや滑らかな質感といった陶磁器ならではの価値に加え、けん玉が本来持つ「遊び」の要素と、ニッコーが培ってきた「食器」としての実用性を融合させています。また、アートとしての表現の美しさだけでなく「NIKKO FINE BONE CHINA」自体を細かく砕くことで陶磁器由来の肥料「BONEARTH(ボナース)」として循環の一助になるというストーリーに共感したことも、三島氏の素材選定の背景としてあります。


■伝統的なお座敷遊び「ベク杯」としての機能性
モチーフに取り入れた「ベク杯」は、高知県に古くから伝わるお酒の楽しみ方です。付属のコマを回し、止まった先を指された人が、コマに描かれた絵柄の盃でお酒を飲み干すという遊びです。
『KENDAMA』における大皿・中皿・小皿は、それぞれ容量の違う盃として作られており、三島氏が本作のために描き下ろした「花・馬・蛇」の3種の絵柄が描かれています。ボーンチャイナ特有の滑らかな口当たりを実現しており、美術品としてだけでなく、高品質な酒器としてもご活用いただけます。

■ニッコーの技術の粋を集めた製造工程
原画の透明感のある純白と鮮やかな青を再現するため、素材には「NIKKO FINE BONE CHINA」を採用しました。この素材はボーンアッシュ(骨灰)の含有量が約50%と非常に高く、複雑な立体を作るには大きな困難を伴いますが、何度も試作と調整を繰り返して完成に至りました。

複雑な曲面への絵付けでは、三島氏の筆跡や手描きの風合いを損なわないよう、熟練の職人が通常の5倍以上の工程をかけ一つ一つ手作業で行なっていきます。機械での大量生産が困難な非常に特殊な製法のため、一度に製造できる数に限りがあり、初回は各絵柄10体のみの生産という高い希少性を持っています。
■関係者コメント
・アーティスト 三島良太氏
「画面の中で作っていた自身のCG作品が、実際に手で触れられる重さを持って存在している姿を初めて見たときの驚きと感動は、強く心に残っています。現実のものとなった『KENDAMA』を、ぜひご体感いただきたいです。」
・ニッコー株式会社 開発担当者
「形にするのが非常に難しい素材での挑戦でしたが、苦労の末に完成した3種類のけん玉が並ぶ光景は圧巻の一言でした。究極の白さと堂々とした佇まい、そして食器としても一切の妥協のない品質を保ち、ボーンチャイナの特性を最大限に引き出した作品に仕上がりました。」
■商品概要

・商品名:KENDAMA
・バリエーション:全3種(花・馬・蛇)
・価格:各 190,000円(税込)
・販売数量:初回生産 各絵柄 10体(※手作業による特殊な製造工程のため、生産数量に限りがございます)
・取扱店舗:
NIKKO SHOWROOM・STORE / LOST AND FOUND TOKYO STORE(東京都渋谷区富ヶ谷)
mishima ryota collection https://www.mishimaxxx.com/
■NIKKO FINE BONE CHINA とは

NIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)の特徴でもあり、トップシェフから支持される大きな理由はその「薄さ」と「白さ」にあります。日本工業規格(JIS)では素地中に30%以上の骨灰(ボーンアッシュ)を含むものをボーンチャイナとして定めていますが、NIKKO FINE BONE CHINAはその含有量を約50%にまで高めています。
また、通常は骨灰の含有量が50%を超えると成形が難しくなるとされていますが、NIKKOは研究を重ねてこれを克服し、商品化を実現しました。厳選した原材料を使用し、石川県の自社工場で徹底した管理のもと、純白の美しいボーンチャイナを生み出しています。
■「BONEARTH®(ボナース)」について

NIKKOが開発した、世界初(※)の捨てられる食器から生まれた肥料。NIKKO FINE BONE CHINAの原料(牛骨の灰)に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから開発が始まり、器を肥料化してリサイクルする技術を確立しました。
肥料登録番号:生第107121号(農林水産省)
2022年度グッドデザイン賞受賞
※「陶磁器業界、肥料業界の主要企業では世界初となる食器をリサイクルした肥料(ニッコー(株)調べ 2026年2月)」
■三島良太(みしまりょうた)プロフィール
グラフィックデザイナーとし活動する傍ら2023 年よりアーティストとしても活動開始。3DCG とグラフィック表現を駆使した作品を制作。素材や外装を他のモノに変換することで、日常にあるべき意義を変換し新たな存在意義を生み出すアート作品を展開。
ホームページ https://www.mishimaryota.jp/
Instagram @mishima_x0610
■取扱店舗:NIKKO SHOWROOM・STORE / LOST AND FOUND TOKYO STORE

〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷1 丁目15-12
営業時間:11:00 ~ 19:00
定休日:火曜日
TEL:03-5454-8925
■ニッコー株式会社について

1908年(明治41年)に創業した陶磁器ブランド。ホテルやレストランなど高品質や耐久性を求められるプロフェッショナルな方々に、長きにわたりご愛用いただいています。⽯川県の⾃社⼯場で、原料から最終製品まで一貫生産を行い、次の100年も持続可能なものづくりを続けるため、リニア型の大量生産から、資源を循環させ廃棄物を削減するサーキュラー型のビジネスモデルへの転換を目指しています。そのひとつとして、⾷器が廃棄されることなく循環する社会の実現のため、ボーンチャイナを肥料にリサイクルする技術を確⽴。レストランや農家、消費者と連携して「食」を支える循環型社会の実現に取り組んでいます。
会社名:ニッコー株式会社
所在地:〒924-8686 ⽯川県⽩⼭市相⽊町383
コーポレートサイト:https://www.nikko-company.co.jp/

