炭づくり110年の谷地林業、岩手県産ナラ炭由来の植物炭末色素「黒炭パウダー」を開発

― 微粒子・色調制御・再現性で“狙った黒”を実現する炭素材 ―

有限会社 谷地林業のプレスリリース


有限会社谷地林業は、岩手県産ナラ炭を原料とした食品向け植物炭末色素「黒炭パウダー」(くろずみパウダー)を開発しました。2026年5月より、食品添加物(植物炭末色素)として販売を開始します。

当社は炭づくり110年の歴史を有し、木炭生産量全国第2位(令和5年)の岩手県において長年の実績を持つ企業です。原料となるナラ炭は、日本で唯一、内閣総理大臣賞を受賞した製炭職人により製造されており、日本の伝統的な製炭技術を背景とした高品質な炭素材です。

内閣総理大臣賞受賞の製炭技術
第57回農林水産祭 内閣総理大臣賞受賞

http://www.affskk.jp/57sansyo/57jusyoriyu_2naikaku__0004_0001.pdf

https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/jouhoushi/attach/pdf/3012-5.pdf


石臼挽き抹茶程度の微細パウダーが生む、均一な黒色表現

黒炭パウダーの最大の特長は、微粒子化による「色味の調整しやすさ」と「再現性」にあります。

粒子径の中央値は約5.6μmと石臼挽き抹茶程度の微細さで、粗粒が少なく、食品中で均一に分散します。この微粒子化により、ダマや着色ムラを抑え、均一で安定した色表現を実現します。

さらに、微粒子であることから液体中でも沈殿しにくく、均一な色調を維持しやすい点も特長です。

粒子が細かく、粒径分布が比較的揃っていることで、食品中での広がり方や光の見え方が安定し、繊細な色合いを表現しやすい点も特徴です。

配合量を微調整することで、淡いグレーから深い黒まで狙った色味を再現できるため、製品ごとの色ブレを抑えたい食品開発において、安定した色調設計を可能にします。

微粒子設計が、均一な着色を生む
黒炭パウダー配合率比較

炭粉末のイメージを変える、なめらかな微粒子パウダー

本製品は、粒子径の中央値が約5.6μmと、石臼挽き抹茶程度の微細さで、粗粒が少ない点が特長です。食品中で均一に分散しやすく、炭粉末特有のざらつきを抑えた、なめらかな口あたりを実現します。

クリーム、ムース、アイスクリーム、飲料など、口あたりが重要となる食品にも適しており、従来の炭粉末では対応が難しかった、なめらかさが求められる用途にも使用できます。

なめらかな仕上がりを実現

不純物が少なく、風味への影響が出にくいナラ炭素材 

本製品は、日本で唯一、内閣総理大臣賞を受賞した製炭職人による高度な炭化技術と、岩手県産ナラ材を原料としていることにより、不純物が少ない点が特長です。

これにより、苦みやえぐみといった風味への影響が出にくく、食品用途に適した炭粉末素材となっています(当社試験)。

実際に導入いただいた食品加工業(製麺業)の開発担当者からは、「黒炭パウダーを使用したところ、味が良くなった」との評価も得られています。

これらの特性により、既存レシピになじみやすく、着色用途として幅広い食品に使用しやすい素材です。

岩手県産ナラ木から製造された高品質ナラ炭

日本の炭文化を背景とした素材価値

黒炭パウダーの原料となるナラ炭は、日本の伝統的な製炭技術によって製造されています。
その品質は、日本で唯一、内閣総理大臣賞を受賞した製炭職人によって支えられており、長年培われてきた技術の結晶です。

また、黒からグレーに至る繊細な色調は、日本の美意識である「侘び寂び」にも通じる表現であり、海外市場において日本文化を体現する素材としての価値が期待されます。

こうした背景から、本製品は単なる着色素材にとどまらず、海外市場においても「日本品質」や「伝統文化」を体現する素材としての価値を有しています。インバウンド需要や輸出向け食品において、付加価値提案の一つとして活用できます。

日本の美意識を表現する、繊細な黒色表現イメージ

幅広い食品用途に対応

本製品は、以下のような幅広い食品分野での活用が可能です。

・製麺(ラーメン、うどん等)
 ・製パン・製菓
 ・デザート・スイーツ(ムース、アイス等)
 ・飲料
 ・和菓子
 ・外食・中食・加工食品

均一で再現性の高い黒色表現が求められる製品や、既存品質を維持したまま意匠性を高めたい用途に適しています。


販売について

黒炭パウダーは、食品製造業者向けの業務用用途を主軸として販売します。

あわせて、Amazon、楽天市場、黒炭良品店(自社ショップ)においてEC販売を行うとともに、実店舗での販売も順次展開します。

食品向け植物炭末色素「黒炭パウダー」

有限会社谷地林業について

有限会社谷地林業は、岩手県にて110年にわたり炭づくりを続けてきた企業です。創業以来の木炭製造を基盤としながら、森林整備(育造林)、素材生産、木質チップ製造、建設事業など、森林資源の循環利用を軸とした多角的な事業を展開しています。

森林の育成から資源活用、地域インフラ整備まで一貫して取り組むことで、持続可能な地域社会の実現に貢献しています。

森林資源の循環を軸とした事業展開

【本件に関するお問合せ先】

有限会社谷地林業 / YACHIRINGYO Co., Ltd.
〒028-8603 岩手県久慈市山形町荷軽部3-18
担当:管理営業部 渡部
TEL:0194-72-2221
Mail:planning@yachiringyo.com
https://www.yachiringyo.com/

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