生活者がケルセチンに抱くイメージは、従来の”血流改善”(13.7%)を抜き、”内臓脂肪低減”(24.2%)が最多に。
ASTRA FOOD PLAN株式会社のプレスリリース
『「もったいない」を「おいしい!」に』をミッションに掲げるフードテックスタートアップのASTRA FOOD PLAN株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役社長:加納 千裕 以下ASTRA FOOD PLAN)は、全国の男女1,108名を対象に、「機能性成分『ケルセチン』に関する生活者意識調査」を実施いたしました。

調査背景
近年、健康機能成分「ケルセチン」に期待される効能(価値)が転換しつつあります。機能性表示食品の届出を時系列でたどると、ケルセチン関連の訴求は「ロコモ・歩行機能(2016年〜)※1」から、「血流改善」「鼻の不快感・アレルギー」を経て、現在では「内臓脂肪・BMI・ダイエット」の領域が最も伸びています。かつての”血液サラサラ”に代表される健康維持の文脈から、訴求の中心はダイエットの文脈へと移りつつあります。
一方で、この価値転換が生活者にどの程度認知されているのかは明らかではありません。ケルセチンは玉ねぎに多く含まれ、とりわけ皮に近い外側ほど含有量が多く、熱にも強いという特徴があります。さらに、生の状態よりも乾燥させたものの方が体内に取り込まれやすいとされていますが、こうした「成分」と「素材(玉ねぎ)」の結びつきに対する理解の実態もわかっていません。
当社では、素材が本来もつ機能性に着目し、その特徴を活かした用途開発に取り組んでおり、なかでも玉ねぎ由来のケルセチンに大きな可能性を感じています。そこで、生活者のケルセチンに対する認知度や期待イメージ、含有素材(玉ねぎ)の理解度を明らかにし、今後の食品素材開発における生活者ニーズを探るべく、本調査を実施いたしました。
※1 当時のロコモ・歩行機能に関する届出は、ケルセチン単一ではなく、グルコサミン等を含む複数成分の組み合わせによるものです。
調査結果の要約
【ケルセチンの認知・期待イメージ】
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機能性成分「ケルセチン」を十分に知らない(知らない・名前を聞いたことがある)生活者は91.0%、「詳しく知っている」生活者は2.2%に。
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ケルセチンに「最もイメージするもの」は「内臓脂肪低減」24.2%がトップに。従来主流だった「血流改善」13.7%を上回り、”ダイエット・脂肪対策”の文脈が先行。
【成分と素材(玉ねぎ)の認知ギャップ】
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玉ねぎを週2〜3回食べる生活者が30.5%で最多。週1回以上食べる生活者は約69.7%。
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ケルセチンが「玉ねぎに含まれる」と思う生活者は18.2%で食材中最多も、「知らない」が54.5%と過半数に。
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「玉ねぎは外側ほどケルセチンが多い」ことを「知らなかった」生活者は59.4%。
調査概要
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調査実施日 |
2026年6月18日 |
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調査対象 |
全国の男女 |
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有効回答数 |
1,108名 |
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調査方法 |
インターネット上でのアンケート調査 |
調査結果
【ケルセチンの認知・期待イメージ】
機能性成分「ケルセチン」を十分に知らない(知らない・名前を聞いたことがある)生活者は91.0%、「詳しく知っている」生活者は2.2%に。

機能性成分「ケルセチン」について知っているかと尋ねたところ、「詳しく知っている」が2.2%、「ある程度知っている」が6.9%、「名前を聞いたことがある」が36.6%、「知らない」が54.4%という結果になりました。ケルセチンを「十分に知らない(「知らない」と「名前を聞いたことがある」)」は91.0%にのぼりました。
成分名としては見聞きされつつあるものの、どんな成分なのかについては浸透していない実態がうかがえます。
ケルセチンに「最もイメージするもの」は「内臓脂肪低減」24.2%がトップに。従来主流だった「血流改善」13.7%を上回り、”ダイエット・脂肪対策”の文脈が先行。

ケルセチンを認知している227名に「ケルセチンと聞いて最もイメージするものをお選びください」と尋ねたところ、「内臓脂肪低減」24.2%が最も多く、次いで「血流改善」13.7%、「血圧改善」11.9%、「疲労感軽減」10.1%、「BMI改善」9.3%と続きました。
かつてケルセチンの代表的なイメージとされてきた「血流改善」を「内臓脂肪低減」が上回る結果となり、生活者の関心が変化していることがうかがえます。
【成分と素材(玉ねぎ)の認知ギャップ】
玉ねぎを週2〜3回食べる生活者が30.5%で最多。週1回以上食べる生活者は約69.7%。

「玉ねぎを食べる頻度を教えてください」と尋ねたところ、「週2~3回」が30.5%で最も多く、次いで「週1回程度」20.8%、「月数回」16.7%、「週4~6回」11.8%、「ほとんど食べない」8.8%、「ほぼ毎日」6.6%、「全く食べない(食べられない)」4.8%となりました。
玉ねぎを週1回以上食べる生活者は約69.7%にのぼり、多くの生活者にとって玉ねぎが日常的な食材であることが分かりました。
ケルセチンが「玉ねぎに含まれる」と思う生活者は18.2%で食材中最多も、「知らない」が54.5%と過半数に。

ケルセチンを認知している505名に「次の食材のうちケルセチンが含まれていると思うものをお選びください」と尋ねたところ、「玉ねぎ」が18.2%で最も多く、次いで「ブロッコリー」11.7%、「ケール」11.7%と続きました。
一方で、「知らない」と回答した生活者は54.5%と過半数を占めました。食材の中では玉ねぎが最も想起されるものの、その水準は2割に満たず、ケルセチンという成分と玉ねぎという素材が、生活者の中で十分に結びついていない実態がうかがえます。
「玉ねぎは外側ほどケルセチンが多い」ことを「知らなかった」生活者は59.4%。

同じくケルセチンを認知している505名に「玉ねぎの外側(茶皮や外側に近い部分)ほどケルセチンが多く含まれていることを知っていましたか」と尋ねたところ、「知らなかった」が59.4%で最も多く、「聞いたことはある」20.6%、「ある程度知っている」15.2%、「よく知っている」4.8%となりました。
約8割の生活者が、玉ねぎの外側ほどケルセチンが多く含まれるという事実を知らず、最も豊富に含まれる外側の部分の価値が、十分に認識されていない状況が明らかになりました。
総括

ASTRA FOOD PLAN株式会社
執行役員 マーケティング責任者 渡辺悠介
■調査結果について
今回の調査では、ケルセチンに対する生活者のイメージが、従来の「血流改善」から「内臓脂肪低減・ダイエット」へと変化していることが明らかになりました。近年、機能性表示食品やテレビCMなどを通じてケルセチン配糖体が広く認知されるようになったことも、この意識変化の一因になっていると推察しています。
一方で、ケルセチンという成分そのものを十分に理解している人は依然として少なく、その価値はまだ生活者に浸透しているとは言えません。また、多くの方が日常的に食べている玉ねぎにケルセチンが豊富に含まれていることや、外側に近い部分ほど多く含まれていることを知る人は少なく、生活者の期待と素材への理解には大きなギャップがあることも見えてきました。
ケルセチンは熱に比較的強い成分であり、乾燥加工後も保持しやすいことが知られています。乾燥することで水分が除かれ、重量当たりのケルセチン含有量が高くなるため、生の玉ねぎに比べて少量で取り入れやすい食品素材となります。私たちは、こうした素材本来の特性に着目し、過熱蒸煎技術「JOSEN」を活用することで、これまで十分に活用されてこなかった部位の価値を引き出す取り組みを進めています。
今回の調査を通じて改めて感じたのは、日頃は端材として扱われている部位にも、まだ十分に知られていない価値ある成分が含まれているということです。生産や製造の現場で発生する「かくれフードロス」の中には、これまで十分に活用されてこなかった素材が数多く存在しています。その一方で、それらには栄養成分や風味など、新たな価値につながる可能性が秘められています。
私たちは今後も、過熱蒸煎技術「JOSEN」を通じて、こうした未利用資源を食品素材として活かす選択肢を広げることで、「かくれフードロス」の削減と資源の有効活用を後押ししていきます。そして、これまで廃棄されてきたものに新たな価値を見出し、未利用資源の活用が当たり前となる循環型の食品産業の実現に貢献してまいります。
『JOSEN(過熱蒸煎機)』について
『JOSEN』は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。野菜の未利用部位や飲料の抽出かすなどを、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。

1.食材の風味の劣化と酸化を防止
数百度の高温スチーム「過熱水蒸気」を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。
2.低コスト、高い生産効率を実現
ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。
3.スピード殺菌乾燥
JOSENでの食材への加熱時間はわずか5~10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。
◎『JOSEN』のカタログ・お問い合わせはこちら
https://www.astra-fp.com/contact/
『ぐるりこ®』について
『ぐるりこ®』は規格外農作物や、食品工場で出る野菜の未利用部位など、これまで捨てられてしまっていた食材を『JOSEN』で乾燥してアップサイクルした食品パウダーの総称です。循環型を表す「ぐるり」と、粉の「こ」を組み合わせた造語で、ASTRA FOOD PLANの商標です。『JOSEN』によってわずか10秒で乾燥・殺菌されて製造される『ぐるりこ®』は、熱によるダメージが極めて少ないことから栄養価が高く、風味が非常に強いのが特徴です。

2025年2月に“かおりを食べる 新感覚クラフト調味料『ぐるりこ®』”としてブランド化し、家庭向けにECでの販売をスタートしました。
◎『ぐるりこ®』公式サイトはこちら
ASTRA FOOD PLAN採用情報
ASTRA FOOD PLANは一緒に働く仲間を募集しています。カジュアル面談も行っていますので、詳しくは下記URLをご参照ください。
◎採用情報はこちら:https://herp.careers/v1/astrafp
循環型フードサイクル構築を目指す「ASTRA FOOD PLAN」について
ASTRA FOOD PLANは、わずか10秒で食品を乾燥・殺菌する装置『JOSEN(過熱蒸煎機)』を開発したフードテックスタートアップです。
『JOSEN』は、高い生産効率と低エネルギーコストを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった食品工場で発生する野菜類の未利用部位や、規格外農作物、飲料の抽出かす等を、付加価値の高い食品パウダーにアップサイクルすることができます。食品廃棄の課題を抱える事業者に『JOSEN』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料『ぐるりこ®』の販売を行うことで、「かくれフードロス」問題の解決を目指しています。
■会社概要
ASTRA FOOD PLAN株式会社
本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26
代表取締役:加納千裕
設立:2020年8月

