乳幼児ママ・プレママの防災備蓄に関する実態調査 2026:防災意識は高いのに、赤ちゃんの備えは“手薄”に。乳幼児ママ・プレママの98.7%が「防災は重要」一方、「十分に備蓄できている」はわずか3.4%

停電・断水時の授乳に不安を感じる人は94.6%、ミルク・水の備えに課題

株式会社 明治のプレスリリース

 株式会社 明治(代表取締役社長:八尾 文二郎)は、妊娠中または0〜2歳未満の子どもを持つ女性464名を対象に「乳幼児ママ・プレママの防災備蓄に関する実態調査」を実施しました。

  近年、地震や台風・水害への備えが注目されるなか、乳幼児家庭では“大人用の備え”に加え、赤ちゃんの月齢や授乳状況に応じた備えが欠かせません。本調査では、防災意識は高い一方で、乳幼児向け備蓄や、停電・断水時に必要なミルク・水の備えが十分に進んでいない実態が明らかになりました。

【調査概要】

 調査名:乳幼児ママ・プレママの防災備蓄に関する実態調査 2026

 調査方法:インターネット調査

 調査期間:2026年5月29日(金)~6月2日(火)

 調査対象:妊娠中(はじめての出産)155名、末子0~2歳未満の子どもがいる女性309名、計464名

防災対策は「重要」でも、備えは進まない 〜意識と行動の大きなギャップ〜

 乳幼児のいる家庭での防災対策の重要性について、「とても重要」66.6%と「ある程度重要」32.1%を合わせると98.7%が重要性を認識しています。しかし実際に乳幼児のための防災備蓄が「十分にできている」のはわずか3.4%、「ある程度できている」を合わせても24.5%にとどまりました。防災の重要性という「意識」と実際の備えという「行動」の間に、大きなギャップが存在することが明らかになりました。

◎ 妊娠中の「備えなし」47.1%〜子育て中より深刻な実態~

 備蓄状況を妊娠中(初めての出産)と2歳未満の子育て中で比較すると、「ほとんど/まったくできていない」は妊娠中で47.1%、2歳未満の子育て中で30.7%と、妊娠中の方の備蓄が大幅に遅れています。備蓄が進まない理由として最多は「つい後回しになってしまう」55.4%、次いで「何を備えればよいかわからない」42.0%、「どれくらい必要かわからない」37.4%と続きました。

 品目別の備蓄状況 〜ミルク・水の備えがおむつより大幅に遅れ〜

 乳幼児向け3品目の備蓄状況を比較すると、「3日分以上備えている」割合はおむつ51.7%に対し、粉ミルク・液体ミルク31.5%、ミルク用の水29.3%と、ミルクと水の備えが大きく遅れています。一方「ほとんど/まったく備えていない」はミルク41.8%、水42.9%と、いずれも4割超が準備不足でした。特に妊娠中(初めての出産)の方では粉ミルク・液体ミルクの備え不足が72.9%、水が65.8%と、2歳未満の子育て中よりもむしろ備えが進んでいないことが明らかになりました。

停電・断水時の授乳不安94.6% 〜ミルクのみ育児は6割超が「できない」〜

「停電や断水でお湯・水が使えない状況での授乳への不安」について、「非常に不安を感じる」61.2%と「ある程度不安を感じる」33.4%を合わせると、実に94.6%が不安を抱えています。妊娠中では「非常に不安」が66.5%と、2歳未満の子育て中(58.6%)よりさらに高い傾向がみられました。

◎ 授乳方法別:ミルクのみ育児で「ほとんど/まったくできない」が61.2%

 2歳未満の子どもがいる309名を授乳方法別に分析すると、「停電・断水時に普段どおり授乳できると思うか」という問いに対し、ミルクのみ育児(n=85)では「ほとんどできない」31.8%と「まったくできない」29.4%を合わせて61.2%が困難と回答。母乳のみ育児(n=67)での同割合12.0%と比較して、ミルクへの依存度が高いほど災害時の授乳困難リスクが大きいことが明確に示されました。

「何をどれくらい備えるべきかわからない」〜情報不足が備えを妨げる〜

 乳幼児のための防災備蓄について「何をどれくらい準備すべきか把握していない」(「あまり」28.0%+「まったく」21.8%)が合計49.8%と約半数にのぼります。また災害時の授乳について「具体的に考えたことがない」(「あまりない」42.9%+「まったくない」17.9%)が計60.8%と、多くの保護者が具体的な備えのイメージをもてないまま過ごしている実態が明らかになりました。

 備蓄が進まない理由は「つい後回しになってしまう」が55.4%と最多ですが、「何を備えればよいかわからない」42.0%、「どれくらい必要かわからない」37.4%も上位を占め、情報提供の強化が備蓄促進の鍵となることが示されています。

◎ 災害時にあったら安心なもの1位は「すぐ飲ませられるミルク」63.8%

 災害時の授乳準備として「あったら安心なもの」(複数回答)の1位は「すぐ飲ませられるミルク」63.8%、2位「清潔な水」62.5%、3位「長期保存できるミルク」54.3%でした。調乳不要でそのまま与えられる液体ミルクのような備えへのニーズが高いことがわかります。

「日常で使いながら備える」認知と実践のギャップ

〜“知っている”を“できている”に変えることが、乳幼児家庭の備えに〜

 普段使いしているものを少し多めに買い置きし、使った分を補充することで備蓄を維持する「日常で使いながら備える」ローリングストックの手法やフェーズフリーといった考え方について聞いたところ、「よく知っている」25.4%、「聞いたことはある」36.0%となり、認知計は61.4%にのぼりました。一方で、日常生活の中で防災を意識した備えを「取り入れている」(「積極的に取り入れている」+「少し取り入れている」)と回答した人は43.5%にとどまり、“知っている”ことが必ずしも“実践できている”状態にはつながっていないことがうかがえます。

さらに、「日常で使いながら備える」考え方をよく知っている人では、日常生活の中で防災を意識した備えを取り入れている割合が87.3%だったのに対し、知らなかった人では12.3%にとどまりました。備えを特別なものとして捉えるのではなく、日々の買い置きや使い慣れた食品・日用品を少し多めに持つことが、災害時の安心につながるという考え方を知ることが、実践を後押しする可能性が示されています。

特別に「備える」意識を持たなくても、日常そのものが非常時に機能する——そうしたフェーズフリーの考え方が育児家庭に浸透することで、乳幼児を抱える家庭の防災力向上につながると考えられます。

【調査から見えたこと】

 今回の調査から見えてきたのは、乳幼児家庭における防災の課題が「意識の低さ」ではなく、日常生活の中で赤ちゃんに必要な備えをどう具体化するかにあるという点です。

防災の重要性は多くのママ・プレママが認識している一方で、ミルクや水など災害時の授乳に直結する備えには不足が見られ、特に停電・断水時には、お湯や清潔な水の確保、調乳環境、衛生面など、普段は意識しにくい課題が一気に表面化します。そのため、大人向けの防災備蓄だけでは、赤ちゃんのいる家庭の安心を十分に支えきれない可能性があります。

また、「日常で使いながら備える」という考え方を知っている人ほど、日常生活の中で防災を意識した備えを取り入れている傾向も見られました。備蓄を特別な準備として捉えるのではなく、普段使うミルクや水、日用品を少し多めに持ち、使いながら補充していくことが、乳幼児家庭にとって現実的な備えの第一歩になります。

本調査結果の概要は、明治ほほえみ防災プロジェクト「ママと赤ちゃんの防災サイト」(https://www.meiji.co.jp/baby/milk-stock/report/ )をご覧ください。

また、内容を利用される場合は、「『明治ほほえみ 防災プロジェクト』調べ」 とご明記いただきますようお願いします。

■「明治ほほえみ防災プロジェクト」について

「明治ほほえみ防災プロジェクト」は子育て世代の防災意識の向上を目的に当社が2019 年に立ち上げたプロジェクトです。

特設Webサイト「ママと赤ちゃんの防災サイト」を立ち上げ、災害備蓄の大切さやポイント、災害時の哺乳瓶を使わない授乳「カップフィーディング」の方法などを紹介しています。また、赤ちゃんがいる家庭に必要な災害時のための備えや、備蓄用品リストなどを小冊子「赤ちゃんのための防災ブック」にまとめ、自治体が主催する防災イベントなどで配布しています。

ママと赤ちゃんの防災サイト:https://www.meiji.co.jp/baby/milk-stock/

 ■商品情報(参考)

【明治ほほえみ】

・「明治ほほえみ らくらくキューブ」

・「明治ほほえみ らくらくミルク」

・「明治ほほえみ らくらくミルク アタッチメント」

添加物を一切加えずに固めた業界初※1のキューブタイプの粉ミルク「明治ほほえみ らくらくキューブ」は、計量不要で簡単かつ正確に調乳ができます。個包装になっているので袋を開封しなければ、24カ月と長期保存も可能な商品です。乳児用調製粉乳では日本で初めて配合されたビフィズス菌によって、お子さまの確かな発育をサポートします。

「明治ほほえみ らくらくミルク」は、調乳不要ですぐに使える液体ミルクです。日常時から非常時まで価値を発揮する点が評価され、一般社団法人フェーズフリー協会が認証するフェーズフリー認証(PF認証)を取得し、多くの自治体でも備蓄として選ばれています。2026年9月以降生産分より、賞味期限が6カ月延長となり、国内最長※2の24カ月となります。

「明治ほほえみ らくらくミルク アタッチメント」は「明治ほほえみ らくらくミルク」と使用することで、直接哺乳器用乳首の取り付けが可能※3になり、哺乳瓶がなくてもそのままミルクを飲むことができます。

【明治ステップ】

・「明治ステップ らくらくキューブ」

・「明治ステップ らくらくミルク」

「明治ステップ」シリーズは離乳期から3歳頃のお子さまの不足しがちな栄養(鉄・カルシウム等)をサポートするフォローアップミルクです。 

「明治ステップ らくらくキューブ」は、簡単に調乳ができるキューブタイプで、お料理にもおすすめで

す。26年3月、新たにビフィズス菌と亜鉛を配合し、お子さまの確かな成長を栄養面でサポートします。

「明治ステップ らくらくミルク」は蓋を開けて注ぐだけですぐに飲むことのできる国内で唯一※4の液体タイプのフォローアップミルクです。溶かす手間がないため、日常使いはもちろん、忙しい時や外出時にも使いやすいとご好評をいただいています。 2026年9月以降生産分より、順次賞味期限が延長となり、23カ月となります。

※1:当社調べ

※2:2026年7月時点

※3:アタッチメントは「明治ほほえみ らくらくミルク」とピジョン株式会社製「母乳実感」専用の設計です。アタッチメントは2020年にピジョン株式会社と共同で開発しました。

※4:2026年7月時点

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