個人から団体まで幅広く利用できるレンタルキッチンブランド「リノスペkitchen」がデリバリーを取り巻く事業環境の変化に伴い、ゴーストレストランの拠点として訴求を開始します。
リノスぺ株式会社のプレスリリース

レンタルキッチン事業を展開するリノスペ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:竹越達哉)は、同社のレンタルキッチンについて、月間24時間から利用できるゴーストレストラン向けの拠点としての訴求を開始します。店舗を持たずに飲食店を始めたい個人の方へ、その最初の場所として展開してまいります。
背景1:デリバリーを取り巻く事業環境の変化
2026年8月5日、政府は臨時閣議において、飲食料品にかかる軽減税率を2027年4月から2年間、現行の8%から1%へ引き下げる方針を決定しました。対象は「酒類と外食を除く飲食料品」とされており、この方針どおりに制度化された場合、テイクアウトやデリバリーは1%、店内飲食は10%区分になる見通しです。
※法案は今後の国会審議を経るものであり、対象品目の詳細や経過措置は現時点で未確定です
デリバリーを主軸とする業態にとって追い風となる可能性があり、大手チェーンによる参入の動きも報じられています。

背景2:調理場をどう確保するか
デリバリー専門の飲食店を始めるとき、最初の関門が調理場の確保です。一般に選択肢は3つとされています。
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方法 |
初期費用 |
特徴 |
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飲食店の厨房を間借り |
低(時間単位の使用料) |
設備投資は不要。ただし借りられる時間帯が相手の営業時間外に限られる |
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シェアキッチンを利用 |
低〜中(月額または時間単位) |
衛生管理が整っている。利用時間が延びるほど費用がかさむ |
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自宅キッチンを改装 |
中〜高(改装費が必要) |
時間の制約はない。ただしシンクの数や換気設備など営業許可の基準を満たす改装が必要 |
いずれも一長一短ですが、デリバリー専門の飲食店には、この3つの比較軸だけでは見えない要件があります。
ひとつは、毎週、同じ曜日・同じ時間に必ず営業できること。デリバリープラットフォームに出店すれば営業日と営業時間が公開され、そこにお客さまがつきます。「毎週火曜日の夜はあの店」と覚えてもらうことが事業の土台になる以上、その枠を毎週確実に押さえられなければ店として続きません。
もうひとつは、取得している営業許可の種類です。飲食店営業許可だけでは、その場で調理して提供することはできても、菓子を包装して通信販売に出したり、イベントで販売したりすることはできません。デリバリーは配達手数料が収益を圧迫しやすい業態であり、販路をひとつに絞らないことが、事業を続ける上での備えになります。

リノスペのレンタルキッチンは、この二つの要件に応えます。

① 月極・時間貸しの両方に対応
月間24時間からの定期利用が可能です。月24時間は週1日・1日6時間の営業に相当します。同じ曜日・同じ時間帯の枠を継続して確保できるため、デリバリープラットフォーム上で安定した営業日を掲げられます。勤めを続けながら週末だけ、あるいは平日の1日だけ——生活を大きく変えることなく始められます。
もちろん時間貸しでの利用も可能です。まず単発で試し、手応えを感じたら月極に切り替える、という進め方ができます。
② 飲食店営業許可・菓子製造業許可・惣菜製造業許可を取得済み
リノスペのキッチンは3種類の営業許可を備えています。これにより、デリバリーでの調理提供に加えて、菓子の通信販売やマルシェ・イベントでの対面販売まで、同じ厨房で行うことができます。
デリバリーで反応を確かめ、通販で全国に届け、マルシェでお客さまの顔を見る。販路を段階的に広げていけるのが、リノスペで始める意味だと考えています。
主要駅から徒歩7分圏内。商業エリアに近い立地と充実した厨房設備で、多様なゴーストレストランに対応

リノスペの店舗展開には、大きな特徴があります。
その一つが、主要駅から徒歩7分圏内を一つの目安として店舗を展開していることです。 これまでリノスペでは、レンタルキッチンを展開するうえで「駅からの距離」と「周辺マーケット」を重視してきました。単に厨房として利用できる物件を確保するのではなく、商業エリアや人が集まるエリアへのアクセスを意識して出店しています。
また、複数の店舗を主要な商業エリア内、あるいはその周辺に展開していることも特徴です。 ゴーストレストランでは、一般的な飲食店のように店頭への来店を前提としないため、比較的駅から離れた立地や、家賃を抑えやすいエリアが選択されるケースもあります。
一方、リノスペでは主要駅から徒歩7分圏内を一つの基準としてきたことで、デリバリー需要が期待できるマーケットへのアクセスだけでなく、実際に厨房で働くスタッフの通勤負担を抑えやすいこともメリットの一つだと考えています。
ゴーストレストランは「厨房があれば営業できる」というだけではありません。継続的に運営していくためには、デリバリー対象となるマーケット、スタッフの採用・通勤、日々の食材調達など、実際のオペレーションまで考えた立地選びが重要になります。
カレーからラーメン、韓国料理まで。多業態に対応できる厨房環境

もう一つ、リノスペがこだわってきたのが厨房設備です。 レンタルキッチンとしてさまざまな料理や用途で利用されることを前提に店舗をつくってきたため、特定のメニューだけに限定されない厨房環境を整えています。
そのため、設備や各店舗の条件に応じて、カレー、唐揚げ、チキン、丼もの、油そば、まぜそば、ケバブ、ハンバーガー、ラーメン、サラダ・サラダボウル、韓国料理など、多様なゴーストレストラン業態での活用が可能です。「ゴーストレストランを始めたいけれど、いきなり店舗を借りて厨房設備まで揃えるのはハードルが高い」 そんな事業者や料理人に対して、リノスペでは立地と厨房設備をあらかじめ用意することで、飲食事業に挑戦するための初期ハードルを下げる場所を提供していきたいと考えています。
主要駅から徒歩7分圏内という立地、多様な料理に対応する厨房設備、そしてレンタルキッチンとして培ってきた店舗運営。
これらを組み合わせることで、従来の「厨房を借りるだけ」のゴーストレストラン拠点とは異なる、新しい飲食事業のスタート地点をつくっていきます。
今後の展開

リノスペは全国50店舗以上の拠点を展開しています。レンタルキッチンの時間貸し利用に加え、「自分のお店を小さく始めてみたい」という方の最初の一歩となる場所を目指してまいります。

