「味はおいしいのに、規格外になる。」豊橋の老舗和菓子屋が“豊橋産”規格外いちじく約1.5トンを買い取りへ

JA豊橋×お亀堂、“チョイ訳ありいちじく”を「いちじくガレット」などに商品化―「もったいない」を「おいしい」に。規格外の果物を、愛される豊橋土産へ― 

株式会社お亀堂のプレスリリース

愛知県豊橋市の老舗和菓子店「お亀堂」(株式会社お亀堂、代表取締役:森貴比古)は、JA豊橋と連携し、傷や熟れすぎなどを理由に規格外となった豊橋産いちじくを、2026年に約1.5トン(1,500kg)買い取る予定です。

少し傷がある。
少し熟れすぎている。
少し形が整っていない。

それだけで通常の青果として流通しにくくなるいちじくがあります。

しかし、「食べられない」のではなく、「売りにくい」だけ。味はおいしいままです。

お亀堂では、「いちじくガレット」をはじめ、ゼリー、かき氷など、さまざまなお菓子へ生まれ変わらせています。

「もったいない」を、「おいしい」に。

農家さんが大切に育てたいちじくを、お菓子の力で新しい価値へ変える。

食品ロスの削減だけでなく、農家の応援、そして豊橋の新しい土産づくりにつなげる、お亀堂の地域循環への挑戦です。

■ 2026年は約1.5トン。“チョイ訳ありいちじく”をお菓子へ

2026年、お亀堂が買い取りを予定している規格外いちじくは、約1.5トン(1,500kg)。

お亀堂が目指しているのは、単に「規格外いちじくを使った商品を販売すること」ではありません。

農家さんが困っているいちじくを、できる限り買える和菓子屋になること。

一つの商品だけでは、約1.5トンものいちじくを十分に活かし切ることはできません。

そこで「いちじくガレット」だけでなく、ゼリー、かき氷などへ展開。

和菓子屋が持つ技術と発想を使い、一つの素材からさまざまな「おいしい」を生み出すことで、活用できる量そのものを増やしていきます。

規格外農産物を一つの商品に使うだけではなく、複数の商品へ展開することで、より多くの果実を受け入れられる仕組みをつくる。

約1.5トンの買い取りは、その目標に向けた2026年のお亀堂の挑戦です。

■ 全国有数のいちじく産地で起きている「もったいない」

愛知県は、全国有数のいちじく産地です。

JA豊橋のいちじく部会には29戸の農家が加盟し、昨年は年間77トンを出荷しました。

一方で、いちじくは非常に繊細な果物です。

風雨などによるわずかな傷、大きさや色合い、熟れ具合などによって規格を満たさず、味には問題がなくても市場へ出せなくなることがあります。

農家さんが長い時間をかけて育てたいちじく。

「このおいしいいちじくを、何とか活かせないだろうか。」

そんな地域農業の課題を知ったことが、お亀堂の商品開発の始まりでした。

お亀堂が考えたのは、規格外だから安く使うことではありません。

豊橋で育ったおいしい素材として、その価値をお菓子でもう一度つくること。

地域の農家が育てた果実を、地域の和菓子屋がお菓子へ変え、お客様へ届ける。

豊橋の中で「農業」と「菓子づくり」をつなぐ取り組みです。

■ 鮮度が命。収穫翌日にすぐ加工

“チョイ訳ありいちじく”のおいしさを活かすために、大切にしているのが加工までのスピードです。

集荷したいちじくは、収穫翌日にすぐペースト状にして保管

その後、砂糖と合わせていちじくの風味を活かしたジャムに仕上げ、ガレット生地で丁寧に包み込みます。

しっとりと焼き上げた生地の中には、いちじくのやさしい甘みと風味を閉じ込めたジャム。

規格外果実を「仕方なく使う」のではありません。

おいしいいちじくだから、おいしいお菓子にする。

見た目ではなく、「味」にもう一度光を当てる。

それがお亀堂の商品づくりです。

いちじくガレット以外にも、季節に合わせてゼリーやかき氷などへ活用し、いちじくそのものの魅力をさまざまな形で届けています。

■ 「社会にいい」だけでは続かない。「おいしい」から続いていく。

食品ロス削減は、この取り組みの大切な目的の一つです。

しかし、お亀堂が目指しているのは、「食品ロス削減のために買ってください」という商品ではありません。

目指すのは、

「おいしいから食べたい。」
「また買いたい。」
「豊橋に来たら、お土産にしたい。」

そう思っていただける商品です。お客様がおいしいと思って商品を選ぶ。その結果、捨てられる果実が減る。農家さんの支援につながる。そして、豊橋の農業や地域の魅力が地域外へ伝わっていく。

「おいしい」から始まる地域循環。

お亀堂は「いちじくガレット」を、単なる食品ロス対策商品ではなく、「豊橋に来たら買いたい」と思っていただける地域土産へ育てていきたいと考えています。

そして、いちじくで培った取り組みを、将来的には地域のほかの農産物にも広げていきます。

■ 株式会社お亀堂 代表取締役 森貴比古 コメント

「見た目に少し傷があったり、熟れすぎたりしただけで、通常の流通に乗せにくくなるいちじくがあります。でも、食べてみれば本当においしい。

それを何とかお菓子の力で活かせないか。

それが、この取り組みの原点です。

私たちは農家ではありません。しかし、75年以上この地域で商売を続けてきた和菓子屋だからこそ、できることがあると思っています。

“規格外だから仕方ない”で終わらせるのではなく、農家さんが大切に育てたいちじくを、お客様に喜んでいただけるお菓子へ変えていく。

2026年は約1.5トンの買い取りを予定していますが、これをゴールとは考えていません。

農家さんが困っている農産物をできる限り活かし、それを地域で愛される商品へ変えていける和菓子屋になること。

そして、いつかお客様から『豊橋に来たら、いちじくガレットだよね』と言っていただけるような、地域を代表するお土産に育てていきたいと思っています。」

株式会社お亀堂
代表取締役 森 貴比古

■ JA豊橋 営農部 指導推進課長 松井教浩 コメント

豊橋は全国有数のいちじくの産地ですが、天候や生育状況などにより、品質や形状の面で規格外となるいちじくも発生します。

今回、お亀堂様に規格外いちじくを積極的に活用いただくことで、農家が大切に育てたいちじくを無駄にすることなく、新たな商品として消費者の皆さまに届けられることを大変うれしく思います。「豊橋産いちじくのおいしさを生かして、新たな価値につなげる」という取組みは食品ロスの削減だけではなく、豊橋の農業を応援することにも繋がります。

JA豊橋としても、生産者と地域企業をつなぎながら、豊橋産農産物の魅力を発信し、地域農業の振興につながる取組みを今後も進めてまいります。

■ 商品概要「いちじくガレット」

·        商品名: いちじくガレット

·        特徴: 豊橋産“チョイ訳ありいちじく”を活用

·        価格: 1個260円

·        販売場所: お亀堂直営各店、豊橋駅キヨスク、道の駅とよはし、お亀堂オンラインショップ

·        製造・販売: 株式会社お亀堂

お亀堂オンラインショップについては、こちらからご覧いただけます。

オンラインショップ:https://okamedo.jp/online-shop/

■ お亀堂について

1950年創業、愛知県豊橋市の老舗和菓子店。

看板商品「あん巻き」をはじめ、四季折々の和菓子を製造・販売しています。

伝統を受け継ぐだけではなく、地域の農産物や企業との連携、規格外農産物の活用など、「地域の素材 × 老舗の技術 × 新しい発想」による、新しい菓子づくりに挑戦しています。

和菓子を通じて、地域の魅力に新しい価値をつくる。

これからも地域の生産者や企業とともに、豊橋だからこそ生まれる商品を地域内外へ発信していきます。

■会社概要

会社名:株式会社お亀堂
代表取締役:森 貴比古
所在地:愛知県豊橋市南小池町164
創業:1950年
事業内容:和菓子の製造・販売

公式HP:https://okamedo.jp/

オンラインショップ:https://okamedo.jp/online-shop/

X:https://twitter.com/okamedo_jp

Instagram:https://www.instagram.com/okamedo_jp/

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