株式会社エム・ピー・ソリューションのプレスリリース
~キャッシュレス派の2人に1人が「非対応」を理由に入店を断念した経験あり~
“想い”に寄り添い、キャッシュレスで新たな価値を生み出す株式会社エム・ピー・ソリューション(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤栄治)は、インバウンド需要の急速な回復や社会全体のキャッシュレス化が進む一方、今なお「現金決済」の店舗が多くみられるラーメン業界における決済環境の実態を明らかにするため、東京都在住の20歳~69歳男女600人を対象に、「ラーメン店における決済利用状況」に関するアンケート調査を実施しました。
本調査は、事前調査(東京都在住20歳~69歳男女2,000人)において、日常的に利用する飲食店でキャッシュレス決済をメインに利用していると回答した72.9%の層のうち、ラーメン店(街中華を除く専門店のみ)を月1回以上利用する600人に対象を限定して実施しました。
<調査結果のサマリー>
・事前調査では、日常的に利用する飲食店で「キャッシュレスがメイン」と回答した人は72.9%(2,000人対象)。
・ラーメン店で現金を最も利用している人の73.8%が、「本当はキャッシュレスで支払いたい」と回答。
・「キャッシュレス非対応」を理由に入店を断念した経験がある人は53.3%。20代では69.0%。
・現金専用の券売機にストレスや手間を感じた経験がある人は50.8%。
・キャッシュレスを希望する層の過半数(51.5%)が店選びにおいて「決済手段」を重視。20代では67.5%。
・キャッシュレス対応により56.5%が「トッピングやサイドメニューを注文しやすくなる」、51.0%が「来店頻度が増える」と回答。
・「諦めて現金で支払っている」利用客の40.4%が「キャッシュレス対応で来店頻度が増える」と回答。
<調査結果>
事前調査 本調査の対象者を集めるため、20代~60代の男女2,000人に事前調査を行いました。
Q.日常的に利用する飲食店での支払いで、最もよく利用している決済手段は何ですか?
【結果】7割以上が「キャッシュレスがメイン」と回答
飲食店での支払いには、回答者の72.9%がキャッシュレス決済をメインで利用していると回答しました。キャッシュレス決済の種類としては、クレジットカードとQRコード決済がそれぞれ約30%となりました。

本調査
Q1. ラーメン店を利用する際、最もよく利用する決済方法は?
【結果】「QRコード決済」が31.6%でトップ、次いで「現金」が23.5%
ラーメン店で最も利用している決済方法は、QRコード決済が31.6%と最も高い数値となりました。次いで現金が23.5%となりました。本調査は、普段の外食でキャッシュレスを中心に利用する層に絞って実施したにもかかわらず、約4人に1人がラーメン店で最も利用する決済方法として「現金」と回答しました。

Q2. すべての決済方法に対応している場合、ラーメン店で最も利用したい決済方法は?
【結果】9割以上(93.2%)がキャッシュレスを希望。現金希望はわずか6.8%
すべての決済方法に対応している場合、ラーメン店で最も利用したい決済方法を聞いたところ、キャッシュレス決済を希望する人は93.2%にのぼり、現金払いを希望する人はわずか6.8%にとどまりました。この傾向は全世代で共通しており、20代93.0%、60代91.4%と、年代を問わず9割超がキャッシュレス決済を希望しています。

現金払い層の73.8%が「本当はキャッシュレスで支払いたい」
回答者ごとのデータを分析すると、ラーメン店で現金を最も多く使っていると回答した141人のうち104人(73.8%)が、すべての決済手段に対応している場合には「キャッシュレスを使いたい」と回答しました。これは調査対象全体の17.3%に相当し、約6人に1人が「望んでいないのに現金で支払っている」状態にあることが分かります。ラーメン店における現金払いは、利用者の希望ではなく、店舗側の決済環境によって生じている「やむを得ない選択」である可能性が示されました。

Q3. 「キャッシュレス非対応」だったことで、ラーメン店の利用を諦めたことはありますか?
【結果】2人に1人(53.3%)が入店断念を経験。20代では約7割
直近1年間のラーメン店の利用について、「キャッシュレス非対応(現金専用の券売機含む)」だったことで利用を諦めたことがあるかを聞いたところ、「何度もある」(31.8%)、または「1~2回はある」(21.5%)と回答した人が合計で53.3%と半数を超える結果となり、キャッシュレス非対応による来店機会の損失が示唆されます。

世代別に見ると、20代が69.0%と最も高く、30代55.6%、40代57.6%と、20代~40代では半数以上が「キャッシュレス非対応」を理由に利用を諦めた経験があります。この層においては特に「現金専用」であることが機会損失につながっていることが示されました。

Q4. 「現金の持ち合わせ」に関して困った経験は?
【結果】約5人に1人が「現金がなくて食べるのを諦めた」。55.0%が何らかの不便を経験
「キャッシュレス非対応」だったことで「現金の持ち合わせ」に関して困った経験を聞いたところ、最も多かったのは「現金がなかったので、食べるのを諦めた」19.0%。次いで「現金の持ち合わせがなく、ATMにお金を下ろしに行った」16.8%、「家/職場などに現金を取りに行った」16.3%、「同行者に借りた・払ってもらった」16.0%、「食べたいメニューやトッピングを我慢した」9.2%となりました。「特に困った経験はない」は45.0%で、55.0%が何らかの不便を経験しています。

Q5. 「キャッシュレス非対応の券売機」にストレスや手間を感じたことはありますか?
【結果】2人に1人(50.8%)がストレスを実感
「キャッシュレス非対応の券売機」だった際にストレスや手間を感じたことがあるかを聞いたところ、「よくある」「たまにある」と答えた人が50.8%(305人)にのぼり、2人に1人がストレスを感じていることが明らかになりました。
ストレスを感じたことがあると回答した305人に具体的な内容を聞いたところ、「後ろに人が並んでいて焦った」40.0%、「細かい小銭を探すのが面倒だった」40.0%が同率で最多となりました。「店員に両替を頼むのが手間に感じた」28.9%、「お釣りがたくさん出てきて財布がかさばった」24.3%、「お札がなかなか機械に吸い込まれない・戻ってきてしまった」23.6%と続きました。
また、「キャッシュレス非対応と知らずに並んでしまった」と答えた人が20.0%、「新紙幣対応・新硬貨対応ができておらず使えなかった」と答えた人が13.4%となり、行列の途中でキャッシュレス非対応に気づく、あるいは新紙幣が使えないといった、券売機特有の課題も顕在化しました。行列や回転率を前提とするラーメン店において、決済環境がどれだけ整備されているかが、支払い時の心理的な負担を左右し、来店をためらう要因にもなり得ることがうかがえます。

Q6. 「キャッシュレス決済」に対応している場合、現金決済のみ対応の店に比べてトッピングの追加やサイドメニューを注文しやすくなると感じますか?
【結果】56.5%が「注文しやすくなる」と回答
「キャッシュレス決済」に対応している場合、現金決済のみ対応の店に比べてトッピングの追加やサイドメニューを注文しやすくなると感じるかを聞いたところ、56.5%が「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答しました。世代別では20代70.5%、30代68.6%と、若年層で特に高い数値となりました。
キャッシュレス決済は手持ちの現金額を気にせず注文できるため、注文へのハードルが下がり、客単価の向上につながる可能性があると考えられます。

Q7. 普段行っている「現金決済のみ対応」のラーメン店がキャッシュレス対応した場合、来店頻度は増えると思いますか?
【結果】キャッシュレス対応で、過半数が「来店頻度が増えると思う」と回答
普段行っている「現金決済のみ対応」のラーメン店がキャッシュレス対応した場合、来店頻度は増えると思うかを聞いたところ、51.0%が「非常に増える」「やや増える」と回答しました。
さらに、Q1で普段ラーメン店では現金で支払うことが最も多いと回答した人(141人)のうち、Q2で「本当はキャッシュレスで支払いたい」と回答した層(104人)を分析したところ、40.4%が「来店頻度が増える」(非常に増える:6.7%、やや増える:33.7%)と回答しました。
普段現金で支払っている利用客であっても、店舗の決済環境がボトルネックとなり来店頻度が抑制されていると考えられます。

Q8. 店選びで「キャッシュレスで支払えること」をどの程度重視しますか?
【結果】キャッシュレス希望者の過半数(51.5%)が店選びで「決済手段」を重視。20代では67.5%
Q2で「すべての決済手段が使えるならキャッシュレスで支払いたい」と回答した層(559人)に対し、「現金決済のみ対応のラーメン店」と「キャッシュレス決済が可能なラーメン店」が並んでいた場合、「キャッシュレスで支払えること」をどの程度重視して店を選ぶか聞いたところ、過半数となる51.5%が「キャッシュレス決済が可能な店を選ぶ」と回答しました。
世代別では、キャッシュレス対応店を選ぶ人は20代で67.5%と最も高く、30代56.3%、40代51.2%、50代38.7%、60代30.1%となり、若年層ほど決済環境を重視する傾向が強いことが分かりました。若年層には特にキャッシュレス中心の生活が定着しており、キャッシュレス対応しているお店の中から好きなお店を選ぶ傾向にあると考えられます。キャッシュレス対応を後回しにすることは、若い世代の顧客獲得において大きな障壁になっていることがうかがえます。

■まとめ
昨今、インバウンド需要が急速に回復し、社会全体のキャッシュレス化も進む一方、ラーメン業界では「ラーメン店は現金が当たり前」というイメージが根強く、キャッシュレス決済非対応の店舗が依然として多く見られます。本調査の結果、日常的に飲食店でキャッシュレス決済を利用する層においては、店舗環境に合わせて現金で支払いながらも、9割以上が本音ではキャッシュレス決済対応を望んでいることが明らかになりました。
また、調査対象者の半数以上(53.3%)が「キャッシュレス非対応」を理由に入店を断念した経験があると回答しました。さらに、2人に1人(50.8%)が現金決済のみ対応の券売機での支払いに焦りや手間といったストレスを感じており、決済環境が「来店機会の喪失」だけでなく「ストレスの低減=満足度」にも影響していることがうかがえます。加えて、決済環境を理由に入店をためらう傾向は若年層ほど強く、キャッシュレス中心の生活が定着していることが示唆されます。
さらに、全体の56.5%が「キャッシュレス対応店ではトッピングやサイドメニューを注文しやすくなる」と回答したほか、普段は現金払いだが本当はキャッシュレスを使いたい人(104人)の40.4%が「キャッシュレス対応により来店頻度が増える」とも回答しました。
このように、キャッシュレス決済対応による決済手段の拡充は、単なる支払方法の追加にとどまらず、これまで逃していた可能性のある来店機会を取り戻し、店自慢の味をより多くの人に届けるための有効な選択肢の一つになり得ると考えられます。
<調査概要>
・調査名:東京都のラーメン店における決済実態調査2026
・調査対象:日常的に利用する飲食店でキャッシュレス決済をメインに利用し、ラーメン店(街中華を除く専門店のみ)を月1回以上利用する東京都在住20歳~69歳の男女600人
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2026年7月17日~2026年7月29日
■転載・引用に関してのお願い
本調査内容を転載・引用などでご利用いただく場合は、以下のご対応をお願いいたします。
・転載・引用元が「株式会社エム・ピー・ソリューション」である旨を明記
・企業サイト(https://mp-solution.com/)または該当ページ(https://mp-solution.com/news/2026/article-research-ramen/)へのリンク設置
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■株式会社エム・ピー・ソリューションについて
エム・ピー・ソリューションは、NECグループと各電子マネー会社・クレジットカード会社と協力して提供する、無人機向けキャッシュレス決済サービス『JMMS』や、対面式キャッシュレス決済サービス『KAZAPi(かざっぴ)』などを中心として、決済インフラ導入支援、決済代行業務までを含んだソリューションを提供しています。また、2024年1月からは、自販機を活用したマーケティングサービス『ジハトク®』の提供も行っています。今後も、キャッシュレス決済サービスを軸とした取り組みで、安心・便利なユニバーサル社会の実現に貢献します。
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