株式会社ムジャキフーズのプレスリリース
開業を目指す料理人との意思疎通を強化、自己資金では難しかった東京進出を実現した活用事例も
飲食店の開業・経営を総合的に支援する株式会社ムジャキフーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田代隼朗、以下「ムジャキフーズ」)は、飲食店の開業支援を目的とした「トラナビ説明会」の2026年1~9月の応募実績を取りまとめ、このたび公表いたします。1~9月の応募数の累計は234件と前年同期の134件から74.6%増となりました。なお、2026年1~9月のトラスト方式を活用した累計の開業実績は19件となりました。
ムジャキフーズが展開する「トラスト方式」は、自社が用意した物件や店舗設備などを、業務委託契約を結んだ店主が運営する仕組みです。自己資金による出店の実現が難しかった店主や料理人による東京都内への進出に、この方式を活用した事例も生まれています。

■ 自己資金確保の負担を軽減する「トラスト方式」による開業
開業の方法は一つではありません。トラスト方式も、料理人の経験や、社会状況を踏まえた選択肢の一つと位置づけています。一般的な独立開業では、物件取得や内装・設備工事などにかかる資金を自ら準備する必要があります。トラスト方式は、ムジャキフーズが本部として物件取得や内装・設備工事、さらに初期費用までを提供するという、従来とは異なる形で出店ができる仕組みです。さらにムジャキフーズがバックオフィス機能を担い、店主に料理の提供や集客など店舗そのものの運営を託すことで、相互扶助の関係を構築しています。
■ 開業費用は平均975万円、飲食業を取り巻くコスト環境は厳しいまま
日本政策金融公庫の『2025年度新規開業実態調査』(※1)によると、新規開業時の開業費用は平均975万円、中央値600万円でした。開業時に苦労したこととして、56.9%が「資金繰り、資金調達」を挙げています。同調査は飲食店に限定したものではありませんが、事業を立ち上げる際の資金面のハードルの高さを示すデータとなっています。また、飲食を取り巻く足元のコスト環境も厳しい状況が続いています。帝国データバンクの『食品主要195社 価格改定動向調査― 2026年10月』(※2) によると、家庭用を中心とした2026年10月の飲食料品値上げは3,153品目で、1回あたりの平均値上げ率は10%となりました。品目数では同年9月(4,965品目)に次いで2番目に多い水準です。開業時の資金面のハードルに加え、店舗運営のコスト環境も厳しい状況が続くなか、飲食店を開業するための方法そのものにも、多様な選択肢が求められています。
■ トラナビ説明会の応募数、1~9月は前年比約1.8倍に
ムジャキフーズでは、トラスト方式を活用した開業・出店希望者向けのトラナビ説明会を定期的に開催しています。説明会では、トラスト方式の仕組みに加え、都内一等地で自己資金や借入金を用意して開業する場合との比較や、実際に運営している店舗の収支事例なども紹介しています。開業までの流れを段階的に説明することで、参加者が開業・出店に向けた具体的なイメージを持つことのできる内容になっています。また、2025年には専門部署として「トラナビコンサル課」の設置によって、ショートメッセージによるマーケティングを強化し、トラスト方式による出店に興味を示すターゲット層の認知度向上を目指すと同時に、双方向のコミュニケーションにより出店に伴う不安を解消できるように業務フローを改善。さらに過去の応募者への再アプローチや個別説明会などフォローアップのほか、2026年からは飲食業界で活躍する経営コンサルタントといった外部の専門講師によるセミナー形式の講演を開催することで、開業・出店の希望者とのエンゲージメントの向上に努めています。前述のように、2026年1~9月の累計応募者数(下記グラフ参照)は234件に達し、前年同期の約1.8倍となりました。今後もこうした取り組みを強化し、より多くの店主や料理人にトラスト方式への理解を深めてもらうとともに、開業支援の実績を積み重ねてまいります。

■ 自己資金では難しかった東京進出、『下北沢 あはれ』がトラスト方式を活用
トラスト方式は、初めて店主として店舗運営に挑戦する料理人だけでなく、すでに店舗を経営する店主が新たな地域に出店する際にも活用されています。その一例が宮城県仙台市でラーメン店『あはれ』を経営する伊東剛氏です。伊東氏はフランス料理の料理人として7年間勤務した後、東日本大震災を機に宮城県へ帰郷。いったんは料理の世界を離れましたが、銀座のラーメン店で働きながら東京・下北沢で間借り営業の経験を経て、仙台で『あはれ』を開業しました。仙台でラーメン店としての評価を高める一方、かつて営業していた下北沢の店舗に足を運んでくれた方々に恩返しがしたいと出店計画を模索する中、伊東氏はトラナビ説明会を通じて、出店の際の自己資金を極力抑えられるトラスト方式を知りました。店舗賃料の高騰から自己資金で実現が困難だった東京出店について、「トラスト方式であれば自分でも挑戦できる」と考え活用を決意。出店に際しては伊東氏の地元である宮城県で親しまれている仙台味噌を使い、これまでお世話になった仙台と下北沢を食を通じて繋ぎたいという志から開発した新店の看板メニュー「仙台辛味噌まぜそば」を引っ提げ2026年5月1日、下北沢に2店舗目となる『下北沢 あはれ』を凱旋出店という形で実現しました。ムジャキフーズは、伊東氏による「あはれ」の事例をロールモデルとして捉え、従来の初出店者だけではなく、地方ですでに店舗を経営する店主が都内進出する際の利用を促進します。

■ 多様な出店・店舗運営の機会を提供し、料理人・店主のキャリアを支援
トラスト方式を活用した店舗は、都内を中心に広がりを見せています。2026年9月には、東京都渋谷区代々木に沖縄料理店『Okinawa食堂329』の1店舗が新たに開業しました。同店の店主は沖縄出身で、故郷沖縄の味を東京でも提供したいとの思いから、自ら企画書を提出。審査を経て、同店の運営を開始しました。ムジャキフーズはトラスト方式を開業・出店の唯一の方法として位置づけるのではなく、料理人や店主が自らの技術と経験を活かし、個々の状況に応じて挑戦できる選択肢の一つとして提案します。開業における資金面での障壁を極力取り除いた選択肢を設けることで、従来は開業が難しかった料理人や店主の新たな一歩を後押しするとともに、より多くの料理人や店主のキャリアの可能性を広げる支援をしてまいります。
同社代表取締役社長の田代隼朗は以下のようにコメントしています。
「飲食店の開業や店舗運営には、資金面をはじめとする様々なハードルがあります。トラスト方式はムジャキフーズによる物件確保、資金管理、店舗経営のノウハウの支援を基に、料理人や店主の皆さまが持つ『情熱と腕』を掛け合わせ、繁盛店の創出を目指す第三の開業のビジネススキームです。この方式により料理人や店主の皆さまが直面する様々な参入障壁を下げ、それぞれが培ってきた技術や経験を活かし、飲食店の出店・運営に挑戦できる選択肢の一つとしてご提案しています。こうした取り組みを通じ、料理人や店主のキャリアの選択肢を広げると同時に、飲食業界に新たな風を吹き込むことができると自負しています。」
(※1)出典:日本政策金融公庫総合研究所「2025年度新規開業実態調査 ~アンケート結果の概要~」(2025年12月5日)https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kaigyo_251205_1.pdf
(※2) 出典:帝国データバンク「食品主要195社 価格改定動向調査― 2026年10月」(2026年9月30日)
ムジャキフーズについて
料理人や飲食店経営者の発掘・育成を行う企業として、チェーン店を運営する一般的な飲食企業とは一線を画す「トラスト方式」を提供しています。個人力を引き出すロケーション作りを基本として、飲食店経営のノウハウに加え、メニュー開発や人材育成、開業の物件提供に至るまで、飲食店経営に必要なプロセスを店主(料理人)との二人三脚で支援しています。
トラスト方式において核となるのは、店主が磨いてきた調理技術や独自性を活かしながら、ムジャキフーズが持つ組織力によって、店主が店舗運営を始める際の不安やリスクを解消できる点です。トラスト方式の実現により高付加価値な店舗展開や多様性を持つ飲食店が増え、街の活性化につながる点が評価され、2018年には「第2回 日本サービス大賞 農林水産大臣賞」を受賞しました。
また、ムジャキフーズは開業を目指す料理人に向けた情報を発信する情報サイト「トラナビ」や、お店に挑戦したい人と任せたい人を結び付ける出店マッチングサイト「店タク」を運営しています。これらの事業を通じて、「飲食店開業や経営のノウハウの伝達」「料理人と理想のロケーションとの出会い」「初期費用ゼロ円の開業」を実現し、日本の外食産業の“応援団”として、店主(料理人)の個性を最大限に発揮できる環境を整えています。今後も、こうした取り組みを通じて食文化のさらなる醸成を目指してまいります。
■ 会社概要
会社名:株式会社ムジャキフーズ
代表者:代表取締役 田代 隼朗
設立 :1997年3月
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿四丁目20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー17階
事業内容 :繁盛店店主の育成、輩出
繁盛店育成の業務委託による店舗展開
店舗運営の業務委託による店舗展開
トラスト方式のサポート及びコンサルティング

