株式会社展示会営業マーケティングのプレスリリース
~ニュースになりやすい完成品ではなく、それを成立させる“見えない技術”に注目。メディアの方への展示会取材サポートも実施~

株式会社展示会営業マーケティングは、2026年11月に開催される注目の展示会5選を発表しました。2021年4月から配信を開始したこのリスト、今回はその65回目となります。
今月選んだのは、AI・先端技術、ダイカスト、地域食品、スマートファクトリー、粉体技術という5つの展示会です。
これらは一見すると、まったく異なる分野です。
しかし、5つの会場を見比べると、ある共通点が浮かびます。
それは、「完成品の裏側」にある技術や工程が、大きく変わろうとしていることです。
AIは、画面の中で答えるだけでなく、ロボットや設備を通じて現実世界を動かす段階へ。自動車や産業機械を支えるダイカストでは、材料を高精度に成形する技術が進化しています。
地方の食品事業者は、地域でつくった商品を全国のバイヤーと結び付ける仕組みによって販路を広げます。工場では、設備だけでなく情報をどうつなぐかが生産性を左右します。そして、食品、医薬、電池、化学品など、身の回りのあらゆる製品を支えている「粉」を扱う技術も進化しています。
完成した商品はニュースになります。しかし、その商品を「どうつくるか」「どう運ぶか」「どう動かすか」を支えている技術は、一般にはなかなか見えません。
11月の展示会は、そんな産業の“舞台裏”を一気に見ることができる月です。
専門家コメント:展示会営業マーケティング代表 清永健一 コメント
私たちは普段、完成した商品やサービスを見ています。
自動車、食品、医薬品、ロボット、スマートフォン。
しかし、その裏側には、材料を加工する技術、粉を均一に混ぜる技術、工場を動かすシステム、品質を維持する仕組みなど、膨大な技術があります。
11月の5つの展示会で注目してほしいのは、まさにそこです。
例えばNexTech Weekでは、生成AIそのものだけでなく、AIがロボットや設備と結び付き、現実世界で「見る・学ぶ・考える・動かす」フィジカルAIが大きなテーマになっています。2026年秋展では「フィジカルAI EXPO」が初開催されます。
一方、POWTEXでは「粉」が主役です。
粉というと地味に感じるかもしれません。しかし、食品、医薬、化学、電池、セラミックスなど、多くの産業に粉体技術が使われています。2026年は過去最高となる300社を超える企業・団体が展示を行います。
展示会の面白さは、こうした「普段は見えないもの」をまとめて見られることです。
ニュースの表面だけを追っていると、「新しいロボットが登場した」「新しい食品が発売された」という話になります。
展示会では、もう一段深く、「そのロボットをどう動かすのか」「その部品をどうつくるのか」「その食品をどう全国に届けるのか」まで見ることができます。
メディアの方にも、完成品の一歩手前に注目していただきたいと思います。
そこには、次のニュースを生み出す技術があります。
展示会トレンド
1 AIが「考える」から「動かす」へ
生成AIの普及によって、AIが文章や画像をつくることは身近になりました。
次に注目されているのが、AIが現実世界を認識し、ロボットや設備を実際に動かす「フィジカルAI」です。
NexTech Weekでは、フィジカルAI EXPOが初開催され、ヒューマノイドロボットの実演や、データ収集から学習、ロボット実装までを体験できる企画も行われます。
「AIに何を聞くか」から、「AIに何をさせるか」へ。
この変化を実機で確認できることが、11月の大きな見どころです。
2 完成品の競争力は「見えない工程」で決まる
自動車部品などをつくるダイカスト、工場の生産性を高める情報管理、原料を混ぜ、砕き、運び、乾燥させる粉体技術。
これらは一般消費者からはほとんど見えません。
しかし、品質、コスト、納期、安全性、環境負荷などを左右する重要な技術です。
11月は「完成した商品」ではなく、「その商品が完成するまで」を見ることで、日本のものづくりの現在地が見えてきます。
3 地域の商品を「全国商品」にする仕組みに注目
地方銀行フードセレクションは、主催銀行の取引先で、全国への販路拡大を目指す食品事業者が出展する商談会です。来場者も、百貨店、スーパー、商社、ホテル、外食チェーンなどの食品バイヤーが中心です。
ここで見るべきなのは、「珍しい地域食品」だけではありません。
商品そのものの魅力に加えて、パッケージ、保存性、生産量、物流、価格など、「地域の商品が全国流通に乗るために何が必要なのか」を見ると、地域産業の課題が具体的に見えてきます。
2026年11月開催 注目の展示会8選
(1)NexTech Week 2026【秋】。11月11日~13日<幕張メッセ>
主催:RX Japan
https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp.html
AI・人工知能、AI時代の人材・組織改革、量子コンピューティング、フィジカルAI、ヒューマノイドロボット、XR、ブロックチェーンの7つの展示会で構成される先端技術の総合展です。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
この展示会に行くなら、生成AIの新サービスを探すだけではもったいありません。
今回、特に注目したいのが「フィジカルAI EXPO」です。
これまでAIというと、文章をつくる、画像を生成する、データを分析するといった「画面の中の技術」という印象が強かったと思います。
フィジカルAIは違います。
カメラやセンサーで現実世界を認識し、学習し、判断し、ロボットや設備を通じて現実の作業につなげます。工場、物流、建設、点検など、AIの活躍場所がパソコンから現場へ広がろうとしています。
会場では、AIの賢さだけでなく、「AIが現実世界で動くためには何が必要なのか」を見てください。
センサー、データ、ロボットハンド、3Dデータ、制御技術など、華やかなヒューマノイドの周辺にある技術にこそ注目です。
さらに「The Circle」では、フィジカルAIの実機デモや、ヒューマノイドを会場で組み立て、最初の一歩までを見届ける参加型企画も行われます。
「将棋ウォーズ」などの開発を通じて蓄積したAI関連手法をコア技術に基づき、様々なデータの検索・要約・翻訳や、音声の言語化などを体験できるHEROZのブースにも注目です。
AIが「答える存在」から「働く存在」へ変わる瞬間を、会場で体感できそうです。
(2)日本ダイカスト会議・展示会 j-dec。11月12日~14日<パシフィコ横浜>
主催:日本ダイカスト協会
https://www.j-dec.jp/2026/
ダイカストおよび関連企業の新技術、新製品、設備、機器、副資材などが集まる、隔年開催の専門展示会です。2024年には過去最高の216社・団体が出展し、3日間で2万1,228人が来場しました。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
「ダイカスト」と聞いて、すぐに何の技術か説明できる人はそれほど多くないかもしれません。
しかし、この“知られていなさ”こそ、展示会で見る価値があります。
ダイカストは、溶かした金属を金型に高速・高圧で流し込み、複雑な形状の部品を効率よく生産する技術です。
普段私たちは、自動車や家電、産業機械など完成した製品を見ています。しかし、その中には多くのダイカスト部品が使われています。
会場では、完成品ではなく、「どうすれば、より軽く、より複雑で、高精度な部品を効率よくつくれるのか」という視点で見てほしいと思います。
また、j-decの特徴は、展示会と技術会議が一体になっていることです。
最新設備だけでなく、研究論文、現場改善事例なども発表されます。前回2024年は29件の技術・研究論文、9社の現場改善事例が発表されました。
メディアの方には、自動車やEVという完成品だけではなく、それを支える部品づくりがどこまで変わろうとしているのかを見ていただきたい展示会です。
「ダイカストメーカーの不良を減らす」をテーマに固形潤滑油や海外のスリーブシステムを展示する日本ファンドリーサービスのブースも要注目です。
(3)地方銀行フードセレクション2026。11月10日~11日<東京ビッグサイト>
主催:地方銀行フードセレクション実行委員会
https://www.food-selection.com/
全国に販路を広げたい地域の食品事業者と、百貨店、卸、商社、ホテル、外食チェーン、スーパー、コンビニ、食品メーカーなどのバイヤーを結ぶBtoB商談会です。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
この展示会に行くなら、「全国のおいしいものが集まる食品展」として見るだけではもったいありません。
注目してほしいのは、「地域の商品が、どうすれば全国商品になれるのか」です。
地方には、魅力的な食材や食品が数多くあります。しかし、「おいしい」だけで全国のスーパーや百貨店に並ぶわけではありません。
必要な数量を安定供給できるのか。賞味期限は十分か。物流に耐えられる包装になっているか。売り場で商品の価値が伝わるか。価格は流通に乗せられる設定になっているか。
地域の商品が広域流通に乗るには、さまざまな条件があります。
この展示会では、商品を見ると同時に「地方の小さな食品メーカーが、全国市場に出ていくために何を工夫しているのか」を見てほしいと思います。
主催には全国各地の地方銀行が参加し、出展対象も原則として主催銀行の取引先で、全国への販路拡大を希望する食品事業者に限定されています。
「地域金融×食品×販路開拓」という視点で見ると、単なる食品展示会とは違った地域経済の姿が見えてきます。
かぼす麺、かぼす麺、干し麺などめずらしい麺を食べ比べできるヤマナミ麺芸社のブースにも注目です。
(4)スマートファクトリーJapan2026。11月18日~20日<東京ビッグサイト>
主催:日刊工業新聞社
https://biz.nikkan.co.jp/eve/smart-factory/
情報管理・処理システム、製造設備・装置など、スマートファクトリーを実現する製品・技術・サービスが集まる展示会です。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
スマートファクトリーという言葉から、無人でロボットが動く未来的な工場を想像する人も多いと思います。
しかし、この展示会で見てほしいのは、派手なロボットだけではありません。
工場には、生産設備、検査装置、センサー、在庫、工程、作業者など、膨大な「点」があります。
スマートファクトリー化の本質の一つは、それらの点をデータでつなぎ、工場全体として判断できるようにすることです。
「どの機械が止まりそうなのか」「どの工程が遅れているのか」「どこで不良が生まれているのか」。
これまで熟練者が経験や感覚で把握していたものを、見える形にしようとする技術に注目してください。
また、会期中は「2026洗浄総合展」「VACUUM2026真空展」「sampe Japan 先端材料技術展」「高精度・難加工技術展」「表面改質展」など、ものづくりを支える専門展も同時開催されます。
「工場をスマート化する展示」だけを見るのではなく、その隣にある洗浄、真空、材料、加工、表面処理まで歩いてみると、一つの製品をつくるために、どれほど多くの専門技術がつながっているかが分かります。
(5)POWTEX2026 国際粉体工業展。11月25日~27日<東京ビッグサイト>
主催:一般社団法人日本粉体工業技術協会
https://powtex.com/tokyo/
粉体技術の最前線を扱う国内最大規模の専門展示会です。2026年のテーマは「未来をつくるPX(Powder-technology Transformation)」です。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
私が今回、ぜひメディアの方にも見ていただきたいのが、このPOWTEXです。
なぜなら、「粉」はものすごく身近なのに、「粉体技術」は一般にはほとんど知られていないからです。
小麦粉、粉ミルク、薬、化粧品、洗剤、セメント、電池材料。
私たちの身の回りには、粉を原料にしたものが大量にあります。
ところが、粉は簡単には扱えません。
固まる。舞う。詰まる。混ざらない。分離する。静電気を帯びる。
そこで、粉砕、分級、混合、撹拌、乾燥、造粒、コーティング、輸送、集じんなど、さまざまな専門技術が必要になります。POWTEXには、こうした粉粒体製造・処理技術が幅広く集まります。
面白いのは、「粉」という一つの技術が、食品、医薬、化学、エネルギー、セラミックスなど、まったく異なる産業を横断していることです。主催者も粉体技術を、これら幅広い産業を支える基盤技術と位置付けています。
会場では、大きな機械だけではなく、「この技術は最終的に何をつくるために使われるのですか?」と出展企業に聞いてみてください。
一つの粉体技術から、食品や医薬品、電池など、まったく違う製品につながっていく。
「完成品からは見えない産業のつながり」を発見するには、非常に面白い展示会です。
【ご注意】開催の日程、会場、内容などは変更される場合があります。取材、来場の際は各展示会の主催者宛にご確認のほか、取材依頼などの手続きをお願いいたします。
取材サポート:展示会でのメディア関係者の取材サポートします
展示会マーケティングの専門家である清永健一が、展示会取材をするメディアの方に同行して、各展示会のおすすめブースをご案内し「展示会の見方」を解説します。
このプレスリリースには書ききれなかった、各展示会での個別のおすすめブースについても詳しくお伝えすることが可能です。
例えば下記のようなポイントで「展示会の見方」をお伝えできます。
・「こんな看板では人は来ない」。一目でわかるダメな展示ブースデザイン
・説明員の立ち位置でわかる、覗いてみたくなる展示ブース
この「取材サポート」については、お問い合わせの上ご相談ください。
本件、「注目の展示会リスト」を配信する理由
五感を使ったリアルな体験を提供する企業イベントとしての展示会が再注目されています。
そもそも、展示会は企業にとっての重要なマーケティング手段です。特に経営資源の限られた中小企業にとっては自社の価値を全国に、世界に発信するために重要な場であり、オンライン化、AI化によって顧客とのリアルな接点を持ちづらくなった今、その重要性はさらに高まっています。
株式会社展示会営業マーケティングが、出展者536名、来場者1,089名を対象に実施した調査では、「AI時代に対面展示会の重要性が高まる」と回答した割合は、出展者で69.6%、来場者で67.9%でした。
また、来場者の93.4%が、今後も展示会に参加したいと回答しています。
この結果からは、検索やAIで情報を得られる時代だからこそ、現場でしか得られない一次情報へのニーズが高まっている傾向がうかがえます。
国内外の多数の企業の最新技術や製品が一堂に会する展示会。その場に足を運べば、業界の最新動向や未来が見える夢の空間。ビジネスの場にいる人たちのための「大人のテーマパーク」なのです。
全国各地で開催される展示会や見本市は月間約60件ほどもあります。現在の状況も加味すると、「行くべき展示会」は選択する必要があります。
また、展示会を取材するメディアの方々にも、「取材すべき展示会」の選択は必要だと考えます。展示会の取材は、来場を促すためにも、来場できない方への情報提供としても非常に重要な役割を担っていただいておりますので。
そこで、株式会社展示会営業マーケティングの代表取締役社長であり、展示会マーケティングの専門家でもある清永健一が、2021年4月から「注目すべき」・「取材すべき」展示会を厳選してリスト化しています。取材先選定の一助としていただければ幸いです。
◆◆◆
【会社概要】
株式会社展示会営業マーケティング
代表者代表取締役社長 清永健一 TEL:03-4500-8539
創業:2015年8月 設立:2016年5月17日
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川5-9-15-904 ホームページ https://tenjikaieigyo.com/
展示会営業コンサルタント 清永健一
株式会社展示会営業マーケティング代表取締役。中小企業診断士。奈良生まれ、東京在住。
展示会を活用した売上アップの技術を伝える専門家。中小企業への売上サポート実績は1300社を超える。NHKラジオ総合で展示会の未来について言及するなど、展示会業界活性化にも尽力。展示会活用に関して、テレビ等出演のほか、行政、公益法人、金融機関などで講演多数。 著書は『展示会のプロが発見!儲かっている会社は1年に1回しか営業しない』他7作。


