UCC上島珈琲株式会社のプレスリリース
―7月1日(月)より4種類の復刻デザイン缶を全国で発売―
復刻デザイン缶は初代(1969年発売)、2代目(1978年発売)、5代目(1993年発売)、8代目(2003年発売)の4種類です。
UCC ミルクコーヒー復刻デザイン缶(左から初代デザイン、2代目デザイン、5代目デザイン、8代目デザイン)
■4種類の復刻デザイン缶発売の背景
1969年に発売された世界初の缶コーヒー『UCC ミルクコーヒー』(発売当初の商品名『UCCコーヒーミルク入り』)は、昭和、平成、そして令和と3時代にわたり愛され続けているロングセラー商品です。
2019年4月には、誕生50周年を記念して、味覚・パッケージを見直し、10代目『UCC ミルクコーヒー』をリニューアル発売しました。
そして今般、時代の変化に合わせて進化を続ける『UCC ミルクコーヒー』の歴代パッケージを振り返るとともに、ミルクコーヒーの美味しさを楽しんでいただきたいとの想いから、4種類の復刻デザイン缶を発売します。
■『UCC ミルクコーヒー』の概要
『UCC ミルクコーヒー』は、1969年にUCC創業者、上島 忠雄(1910~1993)の「いつでも、どこでも、一人でも多くの人においしいコーヒーを届けたい」という創業精神のもとに、開発された世界初の缶コーヒーです。
発売の翌年、大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)での爆発的ヒットをきっかけに、子どもから大人まで世代を超えた幅広いお客様にご愛飲いただき、2019年には認定期間50年(1969年~2019年)で“缶コーヒーの最長寿ブランド(Longest-selling ready-to-drink canned coffee brand – current)”として、ギネス世界記録(TM)に認定されました。
■製品特長
・ミルクリッチな乳飲料規格
・アラビカ種コーヒー豆100%使用
・『UCC ミルクコーヒー』の歴代パッケージの「初代」「2代目」「5代目」「8代目」のデザインを復刻
発売日 :2019年7月1日(月)
希望小売価格 :115円(税抜)
カロリー :41kcal(100gあたり)
ケース入数 :250g×30本
販売地域/チャネル:全国の量販店を中心とした全チャネル
※地域によっては販売されない場合もあります。
備考 :4種類のデザインの味覚は、現行品と同じです。
ケースによって、アソート内容は異なります。
『UCC ミルクコーヒー』ブランドサイト
https://www.ucc.co.jp/milk-coffee/
≪参考資料≫
『UCC ミルクコーヒー』商品誕生について
世界初の缶コーヒーを開発したのはUCC創業者の上島 忠雄。喫茶店でコーヒーを飲むスタイルが一般的だった時代から、コーヒーをいつでもどこでも手軽に飲めるものにしたい、という強い思いを抱いていました。
ある時、駅の売店で冷蔵の瓶入りのコーヒー牛乳を購入するも、一口飲んだ時に発車ベルが鳴り、当時瓶は回収されていたため、大半を飲み残して瓶を返却せざるを得ませんでした。この時の「もったいない」という思いが、常温長期保存が可能で、車内などにも持ち運びができる“缶入り”のアイデアを閃かせ、自らが中心となり開発を開始しました。
しかし、製品化には多くの困難を伴い、コーヒーとミルクの分離、高熱殺菌による風味の変化など、専門家の協力を得ながら試行錯誤を繰り返しました。特に、缶に含まれる鉄イオンとコーヒー成分のタンニンが結合し、コーヒーが真っ黒に変色するという難問には、製缶会社との取り組みにより、缶の内側に特殊コーティングをする技術を開発しました。いつでもどこでも手軽に飲める新しい飲用スタイルや安定的な品質保持にこだわり、缶にコーヒーを詰めただけではなく、流通商品としての価値を生み出した結果、缶コーヒーが誕生しました。
UCCが世界初の缶コーヒー『UCCコーヒーミルク入り(当時の商品名)』を発売したのは、1969年4月。当初なかなか売上は伸びなかったものの、翌1970年3月から大阪で開催された「日本万国博覧会」を機に、来場した多くの人の目にとまり、全国に広がりました。時代とともに変化する嗜好にあわせてリニューアルし、2019年に10代目の発売に至りました。
<初代~10代目パッケージ(左から)>
【本件に関する一般のお客様からのお問い合わせ先】
UCC上島珈琲株式会社 お客様担当
TEL:078-304-8952