広域経済圏でインバウンド需要をシェア。自立した地域経済の実現目指す 

こゆ財団のプレスリリース

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:齋藤潤一、以下こゆ財団という)は、5町1村からなる児湯郡全体で人・モノ・カネ・情報を循環させる新しい経済圏「こゆ経済圏」をつくります。
2019年7月からは、新富町の飲食店「こゆ野菜カフェ」(新富町富田)と高鍋町の商業施設「ママンマルシェ たかなべ」(高鍋町持田)が連携。双方で商品やサービスをシェアし、高まるインバウンド需要に応えます。
こゆ財団では「こゆ経済圏」について、今後は視察受入や人材育成といった点でも協力体制を構築。人口減少社会における持続可能な経済圏の確立を目指します。

高鍋町の商業施設「ママンマルシェ たかなべ」(高鍋町持田)高鍋町の商業施設「ママンマルシェ たかなべ」(高鍋町持田)

■特徴:「こゆ経済圏」で店舗間連携。相互送客や認知向上につなげる

「こゆ野菜カフェ」は、空洞化の進む新富町商店街に生産者と消費者をつなぐ交流の場をつくり、地域経済に貢献するために2018年8月にオープンした飲食店です。新富町産を始めとする野菜を使った「焼き野菜カレー」(680円)が評判で、町内はもちろん、県外から多数のゲストや視察者が訪れています。

こゆ野菜カフェ
https://koyu.cafe

「ママンマルシェ たかなべ」は、食と農に関わる人材の育成や地域農業の発展を期して2017年12月に高鍋町にオープンした複合型施設です。ゴボウを加工した菓子「ゴボチ」でヒットを飛ばしている株式会社デイリーマームが運営していており、「ゴボチ」製造工場に人気店が集まったフードコートや直売所が併設されています。

ママンマルシェ たかなべ
https://dailymarm.com/gobochi_terrase/

地域の食と農を支援するという共通のミッションを持つ2施設は、2019年7月から双方の送客および認知向上につながるサービスを開始します。また、2019年の夏休みに合わせて、店舗・地域をめぐるスタンプラリーも実施する予定です。

<2施設のサービス内容>
こゆ野菜カフェ:カフェメニューの食材に「ゴボチ」使用
ママンマルシェ たかなべ:こゆ野菜カフェのコーヒーチケットを設置
※2019年 夏休み…スタンプラリーを実施予定
 

新富町の飲食店「こゆ野菜カフェ」(新富町富田)新富町の飲食店「こゆ野菜カフェ」(新富町富田)

■背景:都市間競争から共存へ。行政職員のコミュニティづくりも進行

児湯郡は、5町1村からなる人口約70,000人の地域です。肥沃な大地に恵まれ、畜産や野菜の生産が盛んに行われています。住民は通勤や通学、買い物などで行き来しており、圏内を生活圏としています。

しかし一方で、一部の事業を除けば産業振興、移住促進などで圏内が連携することは多くありません。インバウンド需要が高まっている今、こゆ財団では豊富な地域資源を持つ児湯郡全体で人・モノ・カネ・情報が循環する新しい経済圏「こゆ経済圏」をつくり、都市間の競争ではなく共存につなげたいと考えています。

こゆ財団では「こゆ経済圏」の確立に向けたアクションとして、2019年6月7日(金)に、新富町で「こゆ未来会議」を開催。行政職員のコミュニティづくりもスタートしました。

今回の連携は、これに続くアクションです。
 

2019年6月7日(金)に新富町で開催した「こゆ未来会議」はこゆ経済圏創出に向けたアクションの一つです。2019年6月7日(金)に新富町で開催した「こゆ未来会議」はこゆ経済圏創出に向けたアクションの一つです。

■今後の展望:インバウンド向けサービスを拡充。担い手人材の育成にも着手

こゆ財団では、2018年度の1年間で、35件・291人の視察受入を行い、新富町内の宿泊・飲食・物販に関する経済効果につなげてきました。今後は視察エリアを「こゆ経済圏」に拡大することで、1社や1地域では実現できなかった多様なコンテンツを揃え、よりグレードの高い視察受入が可能になります。

コースには圏内の飲食店や物販、宿泊を織り交ぜ、増加するインバウンド(訪日観光客)向けサービスを拡充しながらより大きな経済効果につなげていきます。

<「こゆ経済圏」視察コース(案)>
【新富町】こゆ財団(地域商社事業紹介・空き店舗利活用事例見学)〜【新富町】こゆ野菜カフェ(ランチ・起業家とのディスカッション)〜【高鍋町】ママンマルシェ たかなべ(工場見学・土産購入)〜【高鍋町】日向利休庵(軽食)〜【新富町】きらり(クロージングセッション)

また、「こゆ経済圏」では圏内の観光・産業振興を担う人材育成も進めていきます。

<地方創生優良事例にも選出された地域商社「こゆ財団」>

2017年4月に宮崎県児湯郡新富町が旧観光協会を法人化して設立した地域商社です。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、1粒1,000円のライチに代表される農産物のブランディングを通じて『特産品販売』を行い、得られた利益で『人財育成』に投資しています。2018年11月には内閣府・内閣官房から地方創生の優良事例に選出。首相官邸で事例発表の機会をいただきました。
*メディア掲載事例:月刊事業構想/月刊ソトコト/Forbes JAPAN/日経新聞 ほか

法人名:一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1 チャレンジフィールド
代 表:代表理事 齋藤 潤一
▶︎こゆ財団HP:https://koyu.miyazaki.jp
▶︎こゆ財団FB:https://www.facebook.com/koyu.miyazaki/
▶︎こゆ財団ふるさと納税ページ:https://www.furusato-tax.jp/city/product/45402

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