9/12(木)小山ロールなどを販売する メインショップをリニューアルオープン

パティシエ エス コヤマのプレスリリース

 株式会社パティシエ エス コヤマ(兵庫県三田市、代表取締役:小山 進)は、2019年9月12日(木)に、小山ロールをはじめとする生菓子や小山流バウムクーヘンなどの焼き菓子を販売しているメインショップを改装し、リニューアルオープンいたします。

 パティシエ エス コヤマは開業時、生菓子・焼き菓子他、パン、コンフィチュール、マカロンなどのすべてのお菓子をメインショップのみで販売していましたが、「お客様に少しでもお買い物していただき易いように」という小山の思いから、2005年にはカフェ、チョコレート専門店を、2007年にはパン専門店、コンフィチュールとマカロンの専門店を敷地内に分家させる形で店舗を展開。オープンから16年目を迎えた現在は、1,500坪の敷地には2013年に移設したチョコレート専門店「Rozilla」や「子どもと大人をつなぐパティスリー」がコンセプトの「未来製作所」、2017年にオープンしたデコレーションケーキ専門店「夢先案内会社FANTASY DIRECTOR」を合わせて計8ブランドの店舗が立ち並び、「お菓子のテーマパーク」と表現されることも多くなっています。そうしてメインショップから様々な要素を抜き取ったことで、今回、やっとのことで「オープンする前から考えていた」という、「メインショップのリニューアル」に踏み切ることになりました。

■コンセプトについて

 メインショップリニューアルのコンセプトは「思い出の大きな木に実った果実」。全体の空間デザインは、「ザ・ペニンシュラ東京」「相田みつを美術館」などを手掛けてきた橋本夕紀夫(はしもとゆきお)氏が担当。「クリエイティブの樹」と小山が呼ぶ、中央に配した鉄製の大きな「さかさまの樹」は、チョコレート専門店Rozillaでメインオブジェクトの歯車を手掛けたスラップトーンの平山徹(ひらやまてつ)氏が担当します。樹は天井に根を張り、床に向かって伸びた枝の先には「実った果実たち」、つまり小山進によって生み出された数々の商品が並びます。樹の幹の中やその周りには、小山が「これらがすべて自身のクリエイティブの源だ」という、幼少期から大好きだった「ギター」「レコード」「クワガタムシ」「カブトガニ」「ティラノサウルスの骨格」などがすべて鉄製のアート作品として配置される予定です。また、内装の左官は、世界的左官職人の久住有生(くすみなおき)氏が手掛け、久住氏が手掛ける土間には、左官の技法を駆使して枝から散った葉を浮かび上がらせ、その葉は日本のみならず海外でも高い評価を得ている丹波篠山の陶芸家・市野雅彦(いちのまさひこ)氏が手掛ける。さらに、照明設計はエスコヤマのRozillaや未来製作所も手掛けたライティングデザイナーの佐藤政章(さとうまさあき)氏が担当するなど、多方面で活躍するクリエイターが参画し、「ケーキ屋だけど、ケーキ屋だけではない」エスコヤマが生まれます。そして、エスコヤマを語る上で外せないのが“庭”。エスコヤマの庭をオープン時から手掛けてきた庭師の松下裕崇(まつしたひろたか)」氏が、リニューアルしたメインショップを取り巻く庭を数年かけて完成させてゆきます。

<工事予定期間:8/21(水)~9/9(月)>

・久住有生氏:8/25(日)~9/6(金)までの予定

・平山徹氏:8/31(土)~9/6(金)までの予定

※工事期間中は、オンラインショップも含め、全店舗休業いたします。

※詳しくは、下記ページ(エスコヤマトピックス)をご覧ください。

https://www.es-koyama.com/topics/eskoyama/1815.html

■NEWS:小山進、3冊目のビジネス書が2019年10月1日に発売

【書籍タイトル】

『あなたの「楽しい」はきっと誰かの役に立つ~仕事を熱くする37のエピソード~』(祥伝社刊)

【概要】

あなたの仕事を熱くする「小山進の仕事哲学」37のエピソードが本になりました。9月にエスコヤマはメインショップをリニューアルしますが、その中心となる「クリエイティブの樹」こそ、今まで昆虫や音楽、お菓子づくり、チョコレートづくりに夢中になって取り組んできた小山進の仕事哲学そのものを表すシンボル。そんな、リニューアル後に発売される本書では、日々巻き起こる具体的な事象から「クリエイティブとは?」「ものづくりとは?」という問いの答えになるような、「働くことの根本」について深く考え、その考えた先には何があるのか?についてまで語っています。

 僕は子供の頃、ファーブルになりたかった。カブトムシやクワガタを獲ってきては飽きず眺め、その姿や行動に魅せられた。何かに夢中になる楽しさを覚えると同時に、あらゆる虫が大好きになった。

 そんな僕がケーキ屋をしている。大好きだったことにかけてきた熱い思いとそのクオリティで。大好きなことを捨てずに、つないでつないでケーキの周りに配備して。

 目の前にある「やるべきこと」と将来の理想がつながらない人が多いという。あるいは、「やるべきこと」が分からないと悩んだり、「やるべきこと」のプレッシャーに押しつぶされそうな人もいるかもしれない。

 でも、僕は「やるべきこと」は、時に目の前にさりげなく、時にわくわくする楽しさを感じていることの中に隠れているものだと思っている。大事なことは、それから目を逸らさないこと、そして、どんな小さな単純なことであっても具体的に取り組む行動があなた自身の未来をつくり上げているということだ。

 好きなことは、立派なことでなくていい。ファーブルだって、その当時、立派なことをやろうとして昆虫に向き合っていたわけではないはずだ。好きで好きでたまらなかっただけだと僕は思う。

 自分の心に素直でいよう。目の前にふと現れる「好きなこと」や「楽しいこと」を大事にしよう。

 あなたの「大好きなこと」や「楽しいこと」と、目の前にある「やるべきこと」と、未来の「理想」とは必ずつなげることができる。その一本の線を見つけられたら、あなたは確実に成長し続けることができるにちがいない。

 それでも、「何のために働くのだろう」――そんな疑問がふと湧き上がったら、その気持ちにきちんと向き合ってほしい。この小さな本がその一助になればうれしく思う。(「はじめに」より)

≪小山進プロフィール≫

1964年京都生まれ。2003年兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」をオープン。「上質感のある普通味」を核にプロフェッショナルな味を展開し続けている。近年、特にチョコレートの分野で世界から注目を集めており、フランスの最も権威あるチョコレート愛好会「C.C.C.」が毎年行う品評会において、2011年の初出品以来、8年連続で最高位を獲得。2011、12、14年は「外国人部門最優秀ショコラティエ賞」を受賞。これまで訪れたカカオ生産国はエクアドル、マダガスカル、コロンビア、ペルー、メキシコなど7カ国。カカオ生産地域に根付くカカオ文化に直に触れ、その土地の歴史や栽培環境、カカオの潜在能力を探求し創作へと繋げている。また、2013年12月には、「未来の表現者を育てるため」として、敷地内に12歳以下のお子様しか入れないパティスリー「未来製作所」を創設。県内外の教育従事者や子どもたちに向けた講演活動を積極的に行っている。

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