『100円アイス』のヒミツを追って、アイス工場に行ってみた! ローソンストア100の超ロングセラーアイスができるまで

株式会社ローソンストア100のプレスリリース

夏も終わりに近づいていますが、まだまだ暑いこの時期。株式会社ローソンストア100(東京都品川区)が運営する「ローソンストア100」(797店舗/2019年6月末現在)では、冷凍庫に常備しておきたいアイスを多種取り揃えています。そんな身近な商品ですが、どのように作っているか知らない方も多いのではないでしょうか。今回は、『100円アイス』ができるまでをご紹介します。

■『VLガリッと練乳あずき 3本入』ができるまで

今回お邪魔したのは、新潟県燕市にある「第一食品」さん。こちらは、海外の大手航空会社の機内食デザートも製造している会社なんです。この工場では、ローソンストア100の『VLアイスバー3本入シリーズ』・『VLフルーツバー2本入シリーズ』・『VLビッグソフトシリーズ』を作っています。
この日は、発売から10年経った今でもシリーズ内で1位2位を争う大人気商品『VLガリッと練乳あずき 3本入』を製造していました。
「アイス工場のなかは、凍えるような寒さに違いない」と、心を決めて入ってみるも、工場内は意外にも温度が高く、ホッと一安心。ガシャンガシャンと大きな音を立てて動く機械の先に、できたてのアイスがあるかと思うとテンションが上がります

■たくさんの工程を経て、できあがっています

製造工程を見る前に、まずは、商品についてご説明しましょう。
『VLガリッと練乳あずき』とは、ホクホクとしたあずきの粒が入った、ガリガリ食感の「氷あずき」をコクのある「練乳アイス」でコーティングしたアイスバーのこと。つまり2種類のアイスで構成されているんです。
 

まずは「練乳アイス」の部分から製造がスタート。
生乳、生クリーム、砂糖などの「練乳アイス」の原材料をタンクで高速撹拌(かくはん)しながら、75度で30分以上、さらに85度で10分熱を加えて殺菌をします。タンクの中は見えませんが、材料がグルグルとものすごいスピードでかき混ぜられているんです。
 

その後、「ホモゲナイザー」という機械に送られ、なんと2トンの力を加えて粒子をつぶす作業を行います。これをすることにより、生乳、生クリームなどの原材料の粒子が小さく均一になって、なめらかな口当たりに。
次に「熱交換プレート」という機械に送られ、85度あった温度が、一瞬で約5度まで冷却されます。
その後「練乳アイス」は、「エイジングタンク」という熟成タンクで温度を保ちながら、約24時間熟成され、さらにまろやかになるのを待ちます。
高速で混ぜられ、圧を加えて潰されて、熱を加えたと思ったら冷却されてと、「練乳アイス」にとっては、過酷な状況ではありますが、おいしくするために、こんなにも手間暇をかけているんですね。

■アイス工場ならでは! 巨大な氷が登場します

つづいては、「氷あずき」部分を作ります。この大きな氷のかたまりが、ガリガリ食感のポイント。
大きな氷を高速で細かくクラッシュしていき、そのなかに「あずき」と「あずきシロップ」を贅沢に投入します。アイス工場らしいダイナミックな光景に、目が離せません。

■意外にも…メインの成型は、驚きの工程で作られていました!

「練乳アイス」と「氷あずき」のふたつのアイスができあがったので、次はお待ちかねの「成型」に移ります。

この成型は、やっぱり一番の盛りあがりどころ。
イメージでは、まずは「氷あずき」部分の本体をしっかり成型してから、「練乳アイス」でコーティングするというような流れを想像していましたが、これが思いもよらない工程で作られていることが判明しました。
 

まず、アイスの型に「練乳アイス」を流し込みます。この型は、マイナス32度で冷却されているので、流し込むと同時に外側から固まっていきます。が、内側はまだ液体。このとき、その液体をバキュームして吸い取ってしまうんです。
つまり、ぽっこり空洞がある状態に。その空洞のなかに「あずき氷」を注入します。
そうなんです。まず「練乳アイス」で外側を作ってから、中の空洞に「あずき氷」を入れるという、想像と真逆の作り方になっていたんです。
 

その後は、バー(棒)を差し込み、ラインが流れていくにつれ固まっていきます。完成はもうすぐそこ!
 

最後に、27度のお湯をかけて型を外すと、ピシッとキレイにコーティングされた、『VLガリッと練乳あずき』が堂々完成しました。
この後は、1本ずつ個別包装されたのち、3本にセットになったおなじみの姿となって、みなさんの元へと運ばれていくのです。

■3本入で100円!驚きの価格にできるヒミツとは
できあがるまでの工程がわかった途端、なんだか急に身近な存在に思えてきた『VLガリッと練乳あずき』ですが、知ってしまった分だけ、ある疑問が生まれてしまう方も多いかもしれません。
それは、「おいしさにもこだわって、手間もかかっているのに、3本も入って100円という安さはナゼ?」ということ。
そのヒミツはというと、

通常は、アイスのメーカーさんが全国に拠点を持って、作ったアイスは自社の冷凍倉庫で在庫を保管・管理をします。
しかし、『VL』マークのついたローソンストア100のオリジナルアイスは、できたアイスをそのまま、ローソンストア100の在庫型配送センター(マザーセンター)に一括納入ができるんです。
メーカーさんは、倉庫代や維持管理費などがかからなくて済むため、おトクでおいしいアイスをお届けすることができるというワケなのです。 

■ローソンストア100の『100円アイス』人気ランキング 7月後半のベスト5は以下のとおり

第1位 VL白くまバー 本体価格100円(税込108円)

 

第2位 VL南国しろくま(カップ) 本体価格100円(税込108円)

 

第3位 VLバニラバー(3本入) 本体価格100円(税込108円)

 

 第4位 VLマンゴ−バー(2本入) 本体価格100円(税込108円)

 

第5位 VLガリッと練乳あずき(3本入) 本体価格100円(税込108円)
(2019年7月15日から31日まで ローソンストア100での販売数合計ランキング)

※ローソンストア100ホームページ http://store100.lawson.co.jp/index.html
※VL(Value Line)はローソンストア100のプライベートブランドです。
※100円は税込み108円です。
※一部店舗では取り扱いがない場合がございます。
※画像はすべてイメージです。
※パッケージデザインは変更になる場合があります。
※お近くのローソンストア100はこちらで検索ください。https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/
※商品に関するお客様からのお問い合わせ先 0120-07-3963(月曜日~日曜日  9:00~17:45)
 

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