大正天皇の饗宴料理を再現! 「よみがえる味 大正大礼のおもてなし料理」 世界遺産二条城でトークショー&五節舞も披露

「京都の御大礼―即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび―」展実行委員会のプレスリリース

「京都の御大礼―即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび―」展実行委員会(きょうとのごたいれい―そくいれい・だいじょうさいときゅうていぶんかのみやび―、実行委員長:所 功)では、平成30年9月1日から開催される同展覧会の開催を記念し、また来年の御代替りも予祝して、京都で磨きあげられてきた重要な宮廷儀式の一部を体験いただけるイベントを企画いたしました。

当時二条城内に特別に建設された大饗宴場『大礼記録』小原家文庫(皇學館大学神道博物館)

大正4年(1915)、大正大礼(大正天皇の即位礼と大嘗祭)における饗宴(大饗(だいきょう)という)が、二条城で盛大に行われました。その献立をもとに饗宴料理の一部を再現、伝統と技を受け継いできた京の料理人の手によりおいしく現代に甦らせ、ご賞味頂くイベントです。

トークショーでは、大礼の持つ深い意味についての解説を、皇室研究者の所 功と皇室ジャーナリストの久能 靖氏が、また和の料理の解説は、元宮内庁大膳課(だいぜんか)で、いわゆる天皇の料理番を務めてきた谷部 金次郎氏が担当いたします。さらに飛鳥時代から宮中で新嘗祭(にいなめさい)や大嘗祭(だいじょうさい)の際に舞われた雅な五節舞(ごせちのまい)も披露いたします。発売は7月20日からを予定しています。

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主催  :「京都の御大礼―即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび―」展

     実行委員会

特別協力:ANAクラウンプラザホテル京都、西陣魚新、美濃吉本店竹茂楼、

     株式会社JTB

制作協力:株式会社ワントゥーテン

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[お食事プラン・日程] ※すべて税込み

正式イベントタイトル:

よみがえる味 大正大礼のおもてなし料理 ― The Imperial Feasts of Japan ―

<プラン(1)(昼の部)>

2018年9月17日(月・祝):有職料理 西陣魚新

「御大礼おもてなし弁当」ランチプラン 6,000円

先着:120名限定

[スケジュール]

8:45 二条城:受付開始、城内自由散策 →

10:00~11:30 二条城台所にてトークショー&五節舞 → 終了後、お弁当配布、

現地解散(※谷部金次郎氏によるお料理の解説はございません。ANAクラウンプラザホテル京都に食事会場をご用意しております。二条城内での飲食スペースはほとんどございません。お持ち帰りいただくか、ANAクラウンプラザホテル京都内の食事会場をご利用ください)

<プラン(2)(夜の部)>

2018年9月16日(日):美濃吉本店竹茂楼会場

和食ディナープラン 30,000円

先着:80名限定

[スケジュール]

14:00 二条城:受付開始、城内自由散策 →

15:00~16:30 二条城台所にてトークショー&五節舞 →

バスでご移動 → 17:00~19:30 お食事 → 現地解散

<プラン(3)(夜の部)>

2018年9月17日(月・祝):ANAクラウンプラザホテル京都会場

和洋折衷ディナープラン 30,000円

先着:120名限定

[スケジュール]

14:00 二条城:受付開始、城内自由散策 →

15:00~16:30 二条城台所にてトークショー&五節舞 →

徒歩でご移動(徒歩約3分) → 17:00~19:30 お食事 → 現地解散

■お申込み先:京都の御大礼 特別記念事業 申込デスク(株式会社JTB京都中央支店 内)

〒600-8421 京都市下京区綾小路通烏丸西入童侍者町167 AYA四条烏丸ビル2F

TEL   :075-284-0148

FAX   :075-284-0153

営業時間:9:30~17:30/土・日・祝日休業

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「京都の御大礼―即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび―」展

主催:「京都の御大礼―即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび―」展実行委員会

共催:京都市、細見美術館、日本経済新聞社、京都新聞、京都宮廷文化研究所、賀茂別雷神社(上賀茂神社)、賀茂御祖神社(下鴨神社)

詳細につきましては、ホームページよりご確認ください。

 → https://kyoto-gotairei.com

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■補足情報

[御大礼に伴う大饗]

天皇の即位礼と大嘗祭(あわせて御大礼と言う)は、東京が事実上の首都となってからも、明治天皇の叡慮により大正天皇と昭和天皇の両度、京都で執り行われました。

飛鳥・奈良時代から続くこの儀式は、平安初期に基本的な形が出来上がり、それが明治の改革を経て今に受け継がれています。大嘗祭の後には大饗(大規模な饗宴)が行われ、天皇陛下と招かれた栄誉者が食事を共にしました。大正の御大礼からは、その饗宴に“洋食”が取り入れられ、招かれる客人にも諸外国の要人や大使などが加わり、国際化の進んだ社会背景が反映されています。

大正大礼即位式模型(京都宮廷文化研究所)

https://www.atpress.ne.jp/releases/160981/img_160981_2.jpg

[お料理のみどころ]

今回のイベントでは、有職料理(ゆうそくりょうり)の流れを受け継ぐ西陣魚新(にしじんうおしん)による「御大礼おもてなし弁当」ランチプラン(9/17 昼の部)、美濃吉本店竹茂楼による和食ディナープラン(9/16 夜の部)、さらに近代の御大礼を盛り上げた洋食の内容も一部取り入れたANAクラウンプラザホテル京都による和洋ディナープラン(9/17 夜の部)の3本立てによりご用意いたします。

二条城台所でのトークショーの後、各食事会場に移動して、解説付きでお料理をお召し上がり頂きます。

[五節舞の来歴]

飛鳥時代から宮中で新嘗祭や大嘗祭などの際に披露されました。舞姫の数は大嘗会で5人、新嘗会で4人と定められていたが、今回は2人構成で披露します。

中世にいったん途絶えましたが、江戸時代に再興され、大正大礼の際、新たな形に整えられました。

当時の二条城内での五節舞姫

『大礼記録』小原家文庫(皇學館大学神道博物館)

https://www.atpress.ne.jp/releases/160981/img_160981_3.jpg

[登壇者]

所 功(ところ いさお/本展実行委員長)

天皇の歴史と文化、皇室の法制と現状に精しい研究者。長らく京都産業大学に勤め、昨年から京都宮廷文化研究所の代表を務める。法学博士(慶応大学)。

https://www.atpress.ne.jp/releases/160981/img_160981_4.jpeg

谷部 金次郎(やべ きんじろう)氏

昭和天皇に長らく仕えた料理人。皇室の食に対する考え方に「身土不二」や「一物全体」を挙げる。全国での講演活動、テレビ出演などでも活躍中。

https://www.atpress.ne.jp/releases/160981/img_160981_5.jpg

久能 靖(くのう やすし)氏

元日本テレビアナウンサー。日本テレビ「皇室日記」のキャスターを長年務めた後、現在は皇室ジャーナリストとして活動。皇室関係の著書も多数。

https://www.atpress.ne.jp/releases/160981/img_160981_6.jpg

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