明治・大正時代の製法で麺作り体験 「青竹打ち 麺作り体験」2019年10月17日(木)よりスタート!

新横浜ラーメン博物館のプレスリリース

~25周年を迎え 展示・体験エリアを増床~

新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、2019年3月6日で25周年を迎え、2,600万人を超えるお客様にご来館いただきました。25周年を迎え、私どもは日本の食文化としてのラーメンを50年後、100年後の人々に言い伝えられる施設でありたいという想いから、史実に基づいた歴史調査や食育・ラーメン文化の普及に向けた体験プログラムに力を入れるべく、この度、1階部分の展示・体験エリアを増床します。
詳しくは下記をご参照くださいませ。

青竹打ち 麺作り体験

【展示・体験エリア増床の目的】
当館は1994年の開業前より全国を巡り、取材を重ねる中で、各地域で連綿と受け継がれているラーメンという食文化とその歴史が忘れ去られてしまうことに対して危機感を抱き、この食文化を後世に伝えていきたいという思いから、施設に博物館機能を持たせ、名称を「新横浜ラーメン博物館」としました。
今日、ラーメンは日本を代表する食文化として世界を席巻しております。しかしながらそのルーツや歴史に関しては、少なからず裏付けされていない情報が散見されます。私どもはできる限り史実に基づいた歴史を解明し、今後「歴史映像展示」や「アーカイブス」を通して、ラーメンの黎明期から現在に至るラーメンの歴史を定期的に発表していきます。
また、今回のリニューアルでは、食育・ラーメン文化の普及に向けた体験プログラムとして、ラーメン創成期に行われていた「青竹打ち」の製法による麺作り体験を通し、国内外のお客様に小麦から作るラーメンの奥深さや小麦の種類等による味わいの変化を体験していただきたいという想いで、スタートすることとなりました。

【青竹打ちとは】
ラーメンのルーツとなる中国の麺料理が日本に伝播した明治後期から大正時代は、麺棒で伸ばすか青竹打ちによる製麺技法が主流でした。この青竹打ちは、中国で打麺(ダアミエン)という技法で、麺を打つ台の端に竹筒を固定し、竹筒にまたがり、体重をかけ、麺生地を薄くのばしていきます。これはテコの原理で生地を伸ばすため、麺棒に比べると手間は削減され、一度に多くの麺を作ることができます。
明治43年創業で、ラーメンの生みの親と言われる浅草の「来々軒」や喜多方ラーメンのパイオニアである「源来軒」も最初は青竹打ちで麺を作っていました。
しかし、その後、機械製麺が普及するにつれ、手間のかかる青竹打ちは徐々に減っていきます。そんな中、栃木県佐野市では、「青竹打ち」の製麺文化が現在も継承されており、今なお、市内では青竹打ちで麺作りをしているラーメン店が多く存在します。青竹打ちで作られた麺は、麺の生地に気泡が入り込むことで、やわらかくのど越しの良いのが特徴で、青竹打ちでしか表現できない食感でもあります。
今回、青竹打ち体験を実施するにあたり、昨年より佐野らーめん会会長・谷津茂氏のご協力のもと指導を受け、100年以上前から存在する伝統的な製麺製法を国内外の方々に体験していただきます。

【「青竹打ち 麺作り体験」概要】
「青竹打ち 麺作り体験」コーナーのオープンにあたり、水回しから試食まで行う本格的な「青竹打ち 麺作り体験(要予約)」と、青竹を使って麺を伸ばす体験を行う「お試しコース(約20~30分)」からスタートします。今後は回数を増やしたり、さらに小麦の種類を選べたりする新たなコースも行っていく予定です。

★青竹打ち 麺作り体験 ご予約コース(要予約)
小麦粉から麺塊を作り、青竹打ちし、ラーメンを試食&お持ち帰り(2食分)ができます。
●実施日 :毎週火・木曜日
 ※上記曜日が祝日にあたる場合は休み。
●開始時間:(1)11:00~/(2)13:00~
●所要時間:約60~80分/回
●料金  :3,000円(税込)
●対象年齢:中学生以上
●参加方法:事前予約制
●予約方法:ラー博公式HPよりご予約可
http://www.raumen.co.jp/makingnoodle.html
(※3日前までにご予約ください。)

★青竹打ち 麺作り体験 お試しコース(当日参加)
用意された麺塊を青竹で打ち、作った麺をお持ち帰り(2食分)できます。
●実施日 :水・金・土・日曜日・祝日
●開始時間:水・金11:00~14:00
      土日祝11:00~17:00
●所要時間:約20~30分/回
●料金  :1,000円(税込)
      ※お持ち帰りスープ2食付1,800円(税込)
●対象年齢:中学生以上

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