星野リゾートのプレスリリース
▲バンタカフェイメージ
海を見渡す崖に建つ「バンタカフェ」
バンタカフェが建つのは、沖縄中部エリアの西側に位置する読谷村の西海岸です。那覇空港と、観光地の多い本部エリアのちょうど中程にあり、空港からは車で1時間の距離です。
沖縄の方言で「バンタ」には「崖」という意味があり、魚の影を見つけるために登る崖や大きな岩を「イユミーバンタ(魚を見る崖)」と呼んでいます。海に面したイユミーバンタの上にカフェが建つことから、「バンタカフェ」と名前をつけました。少し高さのある崖の上からは、どこまでも広がる水平線を一望でき、崖の下に降りればすぐに波が足元に迫る臨場感を楽しめます。自然海岸に残るイユミーバンタを活かすことで、目前に海が広がる圧倒的なスケールと絶景を楽しむ海カフェが実現しました。
バンタカフェの魅力
岩に囲まれた非日常空間と、目前に広がる絶景
バンタカフェは、大きな岩に囲まれた入り江の中央に建っています。建物を入り江に沿うようにつくることで、外界から遮断された非日常空間を生み出しました。正面には、たくさんのサンゴが育つ豊かな海と青い空が広がります。夕刻になり、目の前の海に日が落ちるドラマチックな景色も必見です。自然の地形から生まれた非日常空間で、心に残る絶景に出会えます。
訪れるたびに過ごし方が変わる、個性豊かな4種類の席
気分によって過ごし方を変えられるように、バンタカフェには個性豊かな4種類の席を用意しています。崖の上にある建物の中央には、海に向かって口を開けた半屋外のフロア席を設けました。海に張り出したステージ上にいるような浮遊感があり、目の前に広がる水平線や、大きな岩が点在する壮大な景色を一望できます。2つ目は、室内に備えたソファ席です。ゴロゴロしながら海を眺められるように、窓に沿って大きなフラットソファを並べました。屋外には、海との距離が近く開放感のある「海辺のテラス」と、大きな岩や植物に囲まれたプライベート感が魅力の「岩場のテラス」、2種類のテラス席が点在しています。お気に入りの席を楽しみながら探せるように、エリア内には回遊できる道をつくりました。ドリンクを片手に散策し、そのまま海へ出ることもできます。
沖縄らしさを感じる鮮やかなカフェメニュー
カフェメニューには、沖縄の景色に映える鮮やかなドリンクやフードが揃います。ふわふわの泡とカラフルな水玉模様が特徴の「ぶくぶくジュレソーダ」は、沖縄で長く親しまれている「ぶくぶく茶」からアイデアを得たドリンクです。ソーダの中に浮かぶ水玉にはマンゴーやハイビスカスのジュレが入っており、味わいからも南国らしさを感じられます。他にも、ゴーヤをアクセントに使用したピザトーストや、出来立てのポークたまごおにぎりなどの軽食も揃い、朝食からお茶の時間まで、幅広い用途で利用できます。
▲ぶくぶくジュレソーダ 909円
▲ピザトースト636円
▲ポークたまごおにぎり455円 *価格はすべて税別
バンタカフェの設計にあたって
建築設計 (東 利恵/東環境 建築研究所・代表取締役 )
沖縄に来たら絶対に寄ってみたいという場所を作ってみたかった。バンタカフェは、読谷村の美しい海と空がいつも迎えてくれるような空間です。大きな屋根で風景を切り取り、地形に合わせるように両サイドのウイングが伸びて、海に近づいていく。海の風が屋根下を吹き抜け、常に色が変わる風景、例えば海に沈む西日を見ながら、ビールを飲む。そんな場所です。
環境設計 (長谷川 浩己/有限会社オンサイト計画設計事務所・代表取締役)
大きな岩に囲まれた入江の中央で腕を伸ばすように位置するカフェ。その眼下に広がる斜面に生い茂る緑、波にえぐられた岩の間の不思議な空間、白い砂浜、エメラルドグルーンのリーフ、そして青い空。全ての要素が周囲から半分閉じた、ここだけの世界を作っています。海辺のテラスや岩場のテラスはこの世界すべてを一つの居場所にするために、緑や岩の中に埋め込むように作られており、全体を回遊できる導線を提供すると同時に、それぞれの特徴を生かして大自然の只中に寛げる場所を提供しています。
施設概要
施設名 :星野リゾート バンタカフェ
所在地 :沖縄県中頭郡読谷村字儀間560
対象 :日帰り利用可
席数 :約170席
オープン日:2020年5月20日
交通 :那覇空港から車で約1時間
URL :https://banta-cafe.com/